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まっかつ改 さんの投稿された作品が432件見つかりました。

 
  • 処刑生徒会長第四話・23

    『大体追い払ったとは言えその不良校は今だ勢力を失ってはいない!だから俺が討つと言ってるんだろうが!!!これは君の学校のためでもあるんだぞ!!!しかも血を流すのは俺達だ!!!そのためには口実が要るんだよ!!!口実がだ!!!!だから死刑囚を使えと言ってるんだ!!!!え!?今まで陰険なイジメを楽しみ何人も自殺させた連中なんだぞ!!!違うのかよ!!!!!』脳の血管が切れんばかりに梅城ケンヤは絶叫し、長い
    まっかつ さん作 [571]
  • 処刑生徒会長第四話・22

    『ほう?』梅城ケンヤの口調が明らかに変わった。『では君は俺に協力出来ない―そう言いたいのかね?』【い、いえっ…】携帯の向こうからは太田カツヒロの脅え切った声が聞こえて来た。毅然さからは程遠い声が―\r『では改革路線にも、もう協力しない―そう言うつもりかね?』【ち、違います】所詮は属国の主。どれだけ正論を並べ立てても、太田カツヒロにこれ以上逆らえる筈がない。『それならそれで構わんさ!』叩き付けるよ
    まっかつ さん作 [583]
  • 処刑生徒会長第四話・21

    名ばかりの同盟校・第一中学校会長・太田カツヒロは戸惑いの連続だった。【やり方を選ぶとは?】『彼女達はすぐ殺さなくて良い―代わりに登下校のルートを指定してそれ以外認めない様にしてくれ。Y区内I飲食店街を必ず通るよう』【無茶です!】携帯からは太田カツヒロの絶叫が響いた。【日本最悪の場所ですよ、あそこは】太田カツヒロは慌てふためきながらまくし立てて来た。【女子中学生が歩ける所じゃない!最悪乱暴されて殺
    まっかつ さん作 [609]
  • 処刑生徒会長第四話・20

    携帯の電話帳を開き―\r梅城ケンヤはとある番号に向けてかけた―\rプルルルルップルルルルップルルルルッ【はい、Z区立第一中学校生徒会長・太田カツヒロです】出てきたのは―\r隣接する同盟校のリーダーだった。『やあ太田会長―私だ、梅城だ』【お久しぶりです】電話の向こうで太田カツヒロは恐縮している様だった。『今時間は取れるかね?』【ええ、20分位なら】太田カツヒロ率いる第一中学校は梅城ケンヤの第三
    まっかつ さん作 [640]
  • 処刑生徒会長第四話・19

    『それで良いさ―私だって戦争を求めている分けじゃない』港リリアが就任してくれれば、差し当たりケンヤは満足みたいだった。『それでは正式な話は役員会で―君達は一足先に行きたまえ。私も用意したらすぐ行くから』港リリアと赤木マモルは挨拶し、ドアを開けて廊下へと消えた。少しして内側から鍵をかけた梅城ケンヤは、会長卓から衝立一つ隔てた向こうの応接ブースに回り込み、ソファーにどっかと腰を降ろした。敵を騙すには
    まっかつ さん作 [565]
  • 処刑生徒会長第四話・18

    梅城ケンヤは椅子に座り直して言った―\r『あわせて現在の風紀委員会は解体―これを二つに分かつ』生まれたばかりの委員会の主となった赤木マモルと港リリアは黙って聞いていた。『今いる80名の旧風紀委員の内、学防委員会に50、内務委員会に30名を割り振る―君達のこれが部下だ』梅城ケンヤの構想は計り知れなかった。『学防委員会は言わば我が校の《剣》だ。外向きの紛争は全てここで処理する』『つまり―軍隊と?』お
    まっかつ さん作 [545]
  • 処刑生徒会長第四話・17

    戦争―\rその言葉を耳にして、港リリアと赤木マモルは再び凍り付いた目をお互い合わせた。学校内司法自治全権委任法施行後、権力を得た学校同士の争いは絶えない。だが、それはあくまで《紛争》だ。つまり小競り合いだ―\rだがここで、梅城ケンヤは確かに戦争と言う言葉を使ったのだ。梅城ケンヤと言う男は、間違ってそんな言葉を使う様な男ではない。その事は、二人とも良く知っていた―\r『戦争とは?何時、どことですか
    まっかつ さん作 [597]
  • 処刑生徒会長第四話・16

    梅城ケンヤは会長卓に座ったまま、足元から小振りなシュレッダーを手に取り―\rウィィィィィィン今しがた赤木マモルの腕にあった真紅の布を投入口に差し入れた。机上で割と静かな音を立てながら、シュレッダーはそれを粉々に砕いている。その不可思議な様子に接して、赤木マモルと港リリアはお互い顔を見合わせた。腕章は重要な役職を示す権威の象徴―\r誰かから取り上げたそれは別の誰かに授与される筈だ。さもなくば奪った
    まっかつ さん作 [565]
  • 処刑生徒会長第四話・15

    妙な前置きをしてから梅城ケンヤは宣告を下した―\r『我が生徒会風紀委員長・赤木マモル並びに生徒会長室書記長・港リリア、君達を解任する』それを聞いて、一人は単純な、もう一人は複雑な心理的動揺から冷や汗を流し始めた重苦しい沈黙が会長室を支配する『理由をお聞かせ下さい』顔を真っ赤にして、赤木マモルが問うた確かに彼にはそれを聞くだけの資格がある筈だっただが―\r『言う前にその腕章を私に寄越したまえ赤木―
    まっかつ さん作 [580]
  • 処刑生徒会長第四話・14

    そして翌九月三日・第三中学校生徒会長室―\rいつも通り8:00には入った梅城ケンヤは、既に呼び出しをかけていた二人の部下の訪問をまったコンコンノックが目当ての来客の到着を告げるまでに、そう時間はかからなかった『失礼します』挨拶とともにドアを開けて、《彼等》は入室して来た男子と女子が一人ずつ―\r『やあ、今日は早々とご苦労さん』デスクの前に並んだ二人をねぎらうケンヤの様子は至って上機嫌だったケンヤ
    まっかつ さん作 [611]
 
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