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まっかつ改 さんの投稿された作品が432件見つかりました。

 
  • 航宙機動部隊前史後編・29

    ガニバサの早すぎる死によって航宙軍事総同盟は空中分解し、ここに第二次恒星間大戦は終結した。だが、これが銀河連合陣営の勝利を意味した分けでも、況してや完全平和の確立を意味した分けでも無かった。強烈なリーダーを失った十提督達は、確かに反目し合い、後継者争いを展開して内戦状態へと突入したが、対する銀河連合=宗教界=宙際連合のトライアングルも、強敵が消えた傲りからか、次第に綻びが見え始めたのだ。簡単に見
    まっかつ さん作 [626]
  • 航宙機動部隊前史後編・28

    ユンテデ宙路の決戦は終わった。ガレンバルボとガニバサは、よく宿命のライバルと評されるが、用兵の手腕から言えば、後者に軍配が上がる事でほぼ決着が付いている。ガニバサは正しく、宇宙時代最高の提督であり、地球時代で言えば、アレクサンダーやナポレオン、項羽に匹敵するか、それをも凌ぐ英雄・名将だったのだ。たった一人でこれ程の戦歴を重ね、歴史を動かしえた人物は、宇宙時代では彼を置いて他にはいない。その彼が、
    まっかつ さん作 [585]
  • 航宙機動部隊前史後編・27

    ガニバサは、この機を活用して麾下の十提督達に更なる戦果の拡大を命じていた。向こうから仕掛けられたとは言え、今や敵陣営の中心人物の一本釣りに成功したからだ。十提督達はその期待に存分に答え、銀河連合機動部隊は、各地でそれこそ本当に負けまくり出し―ガレンバルボはますます後が無くなって来た。ここで、衝突を前に両者は秘術の限りを尽して頭脳戦の火花を散らしている。どちらも友軍の助けが期待出来る有利な決戦場に
    まっかつ さん作 [573]
  • 航宙機動部隊前史後編・26

    案の定、と言うべきか、ガニバサがその弱点を見逃す筈が無かった。彼と彼の十提督《ドラコーン》達は、見事なまでにガレンバルボとの直接対決を避け、『大した事ない』司令官が率いる部隊を執拗に狙い続けた。物量で圧倒してやろうと言う銀河連合側の考えは、ガニバサによって、あっけなく蹴散らされ、全ての戦域が、彼等の血と残骸によって汚される結果となった。ガレンバルボは焦った。焦っただけではなく、彼は航宙軍事総同盟
    まっかつ さん作 [521]
  • 航宙機動部隊前史後編・25

    同一五五三年第三期一0日(修正太陽暦七月一0日)・銀河連合危機防衛臨時司令長官となったガレンバルボは、ガニバサと本格的な衝突に入った。この時点で、両軍の戦力比は四対七とされている。ガレンバルボはかつてのスーパーマジノラインに拠り、この一帯を主戦場に定めた。反面、ガニバサはこの戦略を見てせせら笑う。【あの若造は机上の空論しか知らんと見える昔のフリースユニオンの様な物量が無い今、乏しい兵力で長大な要
    まっかつ さん作 [586]
  • 航宙機動部隊前史後編・24

    銀河元号一五五二年第一期四0日(修正太陽暦二月一0日)・ガニバサとガレンバルボは第三次太陽系攻防戦で初めて相まみえた。流石に学習した銀河連合側は、この時初めて対有人惑星や人工拠点用の《攻星制圧艦》を大量に配備、投入して来た。地球時代の強襲揚陸艦の、それは拡大発展型だった。激戦が三ヶ月余に及び、結局又しても太陽系は銀河連合の手には帰らなかったが、ガレンバルボの活躍によって、参加戦力の三割強まで損害
    まっかつ さん作 [504]
  • 航宙機動部隊前史後編・23

    六年戦争前半のクライマックスは、三次に及ぶ太陽系攻防戦であった。銀河元号一五五0年第三期一七日(修正太陽暦七月一七日)・二万隻を率いてアイアン=トライアングルを出陣したガニバサ機動部隊は、途中で続々と合流する反銀河連合勢力によって急激に膨れ上がり、一月の内に一0万隻の大軍にまでなっていた。ガニバサはその勢いを以て一挙に太陽系を制圧してしまう。驚き慌てた銀河連合は、寄せ集めの三0万隻で奪回を目指す
    まっかつ さん作 [501]
  • 【都市伝説風】愛玩人間【読み切り】

    貴方も良く見掛けるベビーカーを押して行く母親―\rその赤ちゃんを良く見て下さい。一見普通の赤ちゃんに見えますが、本当にそうでしょうか?もし、その赤ちゃんが《造られて》いたとしたら?それも、全く同じ人間として―\rその赤ちゃんは泣きます。眠ります。うんちもします。ただ、一つだけ私達と違う点があります―\rそれは 成長しないと言うこと―\r遺伝子操作によって永遠に可愛がられるためだけに造られた赤ちゃ
    まっかつ さん作 [1,114]
  • 航宙機動部隊前史後編・22

    ガニバサは徹底的にギャームリーグ三宙邦本国に同化したとされる。敗北したとは言え、最強の軍事大国の名は伊達ではなく、今だ第一線で活用出来る人材・設備・技術等の遺産はうなる程あったのだ。ギャームリーグの軍事統一言語であるアプリケーを自在に使いこなし、服装も食事も完全にギャームリーグ式を取り入れる。そしてそれは、自分だけではなく、非ギャームリーグ人の部下にも勧めた。普段着からして軍服みたいなものを纏い
    まっかつ さん作 [572]
  • 航宙機動部隊前史後編・21

    ガニバサが引き起こした戦争を《六年戦争》と言う。もしくは、《英雄戦争》とも呼ばれた。何故なら、敵味方双方に優れた将帥が出現し、独創的な戦術が駆使されたからである。軍事研究者からすれば、正に垂涎の的。そう言う意味では、実に豊穣極まる《六年間》ではあったのだ。だが、それは先の大戦で激減した生産力・経済力を補う為の創意工夫であったと言う側面も否定出来なかった。ガニバサは、旧ギャームリーグ三宙邦本国を基
    まっかつ さん作 [530]
 
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