携帯小説!(PC版)

トップページ >> ミッシェル さんの一覧

ミッシェル さんの投稿された作品が107件見つかりました。

 
  • ポジティブ・アクション16

    「止めてくれ!! 殺さないでくれ!」男の悲痛な叫びが、薄暗い部屋に響いた。その男は、2人の屈強な男達によって床に押さえつけられており、身動きが取れないでいた。「もう遅い…」長髪をオールバックにした男が、泣き叫ぶ男を冷酷な瞳で見つめる…。その長髪の男の腕には“交差した二挺の大鎌”のタトゥーが彫られていた。 そして同様に、彼の仲間である2人の男達にも、一人は首筋に、もう一人は胸に交差した二挺の大鎌の
    ミッシェル さん作 [585]
  • ポジティブ・アクション15

    「ここね」メアリーは扉の前で呟いた。間違いなくその扉の向こうにはスティーブがいる。メアリーは胸を弾ませながら、扉の横のインターホンを押した。…しかし反応がない。何回も押すが、結果は同じであった。 「嘘‥いないの?」彼女はそう呟くと、すかさずドアノブに手を伸ばし、ゆっくりと回し始めた。「開いてる‥」何と鍵は開いていた。メアリーは不用心だなぁと思いながらもゆっくりと扉を開け、中へと入っていった。「お
    ミッシェル さん作 [521]
  • ポジティブ・アクション14

    「ありがとう。助かったわ」メアリーは、隣りで運転する彼に微笑んだ。「いいさ。君みたいな美女を助けられるなんて光栄だよ。俺はアレックス・シェパード。君は?」「メアリー・スミスよ」アレックスは微笑みながら、しばしメアリーの美貌に見とれる。「うふっ。前向いてないと危ないわよ」「おっと、こいつはいけねェ。君があまりにも美しいもんだからさァ。まあ、とにかく良かったぜ。怪我はないか?」すると、メアリーは首筋
    ミッシェル さん作 [504]
  • ポジティブ・アクション13

    「何なんだ?」男はそう言いながら、目の前に停まっている車に近寄っていく。他の二人は、その車を睨みながら暴れるメアリーを何とか押さえつけていた。 「何か用か?」男はそう言って、開かれている窓から運転席を覗き込む。 するとハンドルを握る長い髪の男が、陽気に答えた。「ははっ。そこにいるべっぴんさんを離しな」長髪の男は、歩道で取り押さえられているメアリーを指差した。「ふざけた野郎だぜ。何考えてんだ」「良
    ミッシェル さん作 [548]
  • ポジティブ・アクション12

    「止めて‥暴力はもう止めて!」メアリーは必死に叫び、ゲイリーと顔を合わせながら後退りする。「愛している女に裏切られるのがこんなに辛いとはな‥」ゲイリーはメアリーを見つめながら、おもむろにテーブルの上に転がっている果物ナイフに手を伸ばす‥。「は、はぁ‥」それを見た時、彼女は足の震えが止まらなくなった。メアリーは殺されまいと必死に震える足を動かす‥。そして、彼女は勢い良く後ろへ振り返り、走った…!。
    ミッシェル さん作 [631]
  • リレー小説「楽園」:ミッシェル

    第二部【楽園】◆第三話◆一体どれくらいの間眠っていたでしょうか。ムクは波が打ち寄せる海辺で倒れていました。ムクは目を見開き、ゆっくりと体を起こしました。そして立ち上がり、辺りをようく見回します。「ここは‥ここは‥」……その時 「……!?」自分の手に握られていた筈の、小石のスベテがありません。「スベテ…スベテ!」ムクはその場にしゃがみ、慌てふためきながら大事なスベテを探しました。しかし、見つかりま
    ミッシェル さん作 [676]
  • ポジティブ・アクション11

    「ボス、俺はどうすれば」男は早口で言った。「何もしなくて良い。只、その男の顔を覚えておけ。それだけで良い」「わ、分かった」ゲイリーはソファーに座り、両手で頭を抱えて俯く。 「メアリー‥」ゲイリーはそう呟き、テーブルに置いてある酒の入ったコップを取る。そして一気に酒を飲み干し、そのままコップを握り潰した。コップは無残に砕け散り、破片があちこちに飛散する‥。 「ありがとう。じゃあまた」「奴から逃げた
    ミッシェル さん作 [567]
  • ポジティブ・アクション10

    「‥ふぅ、あんたがそんな辛い思いをしているとはな」スティーブは懐から煙草を取り出し、火を付けた。 「もう耐えられない…でも‥行くしか、行くしかないの‥あの人の所へ‥」涙でくしゃくしゃの顔を何度も手で拭いながら、彼女はひたすら泣いていた。「何故」「彼の下へ戻らないと、私は裏切り者と見なされて殺される‥」「全く‥イカれた野郎だな」スティーブは考え込むように、額に手を当てて俯いた。「ごめん‥スティーブ
    ミッシェル さん作 [600]
  • ポジティブ・アクション9

    メアリーが愛していた男ゲイリー・ブリュースターの正体は、凶悪なギャング・グループ『ルブランス』のボスであった。『ルブランス』は、メアリーが住む街『ロゼッタ』最大の勢力を誇るギャング・グループであり、とても野蛮な根っからの悪党共の集まりである。ありとあらゆる犯罪に手を染め、街で発生する多くの事件は彼等が関与している。警察でさえ手に負えず、彼等のおかげで街の治安はどんどん悪くなり、街の住人達は常に彼
    ミッシェル さん作 [557]
  • ポジティブ・アクション8

    その事件で家を無くしたメアリーは、燃え盛る業火の中から救ってくれた、あの男の家に居候する事になる。 その男の家は、自分が元いた町より大分離れた、大きな街にあった。一流企業の社員である彼はとても優しく、両親の死で酷く落ち込むメアリーを励まし、彼女を献身的に支え続けた。 メアリーはそんな彼に段々と惹かれていき、彼女は居候ではなく、彼の恋人として同棲生活を送る事にした。メアリーは彼との生活がとても楽し
    ミッシェル さん作 [585]
 
サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス