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焼き魚 さんの投稿された作品が134件見つかりました。

 
  • 〜Stliker〜哀編(40)

    龍雅がストライカーの積み込みの手続きに向かっている間、綾香はディア=パノスの左足に寄り掛かっていた。静かな風の音だけが辺りを支配した。綾香が夢心地に浸るにはそう時間はかからなかった。しかし、直後の事だった。突然風が激しくなり、緑の葉が空へと舞い上がる中、五メートルくらいの鷹の巨大生物が上空から綾香目掛けて急降下してきたのだ。綾香が目を開いた頃には猛スピードで接近する巨大な鷹の姿しか映らなかった。
    焼き魚 さん作 [452]
  • 〜Stliker〜哀編(39)

    龍雅は自らのストライカー『ディア=パノス』を引き取るためにかつての上司である田所ゲンの暮らすZ県に向かった。程なくして機体を引き取った龍雅であったがその直後、ジゴクワグマと呼ばれる熊型のグルドに襲撃される。度重なる攻防により幾度となく危機に見舞われる中でこの事件の背後にはかつて龍雅が滅ぼしたとされた組織『革命教団』が関与していることが明らかになった。それまで覇気の無かった少年の目は力強いものへと
    焼き魚 さん作 [445]
  • 〜Stliker〜哀編(38)

    龍雅「明日にはここを発ちます……」ゲンの表情はその言葉を予測してたかのように見えた。ゲン「……そうか……わかった……」綾香とゲンは龍雅と別れ、先に自転車屋にもどった。ゲンは家に戻るとそそくさと自分の部屋に戻り、ニコニコしながら日本酒を取り出した。ゲン「ふ〜、久々に大仕事をした気分じゃわい」その様子を見た綾香はある意味での軽蔑の眼差しでゲンを見るとそのまま自分の部屋に戻った。部屋に戻ると綾香は布団
    焼き魚 さん作 [553]
  • 〜Stliker〜哀編(37)

    龍雅はゲンに思い詰めた表情でこう言った。龍雅「…僕の部下が…裏切りました…」ゲンの表情は硬かった。そしてこう返してきた。ゲン「バルト・ガイラーのことか…」龍雅は意外な表情をした。龍雅「どうしてそれを?」ゲン「さっき敵と通信してただろ?偶然、それを傍受してなぁ…」龍雅は俯いた。龍雅「そうですか…」後ろに下がって聞いていた綾香はこの暗い空気を何とかしようと龍雅に話を持ち掛けた。綾香「あ…あのさ…さっ
    焼き魚 さん作 [494]
  • 〜Stliker〜哀編(36)

    夕日がとうの昔に沈み、空に半月が顔を覗かせた。激戦の地となった山の麓では軍の派遣部隊がキャンプを張って徹夜体制でジゴクワグマの亡きがらの処理に追われていた。次々と亡きがらを運びだすためのトラックがキャンプ地にやって来る。その中に綾香達が乗っているジープの姿があった。今度はゲンが運転している。綾香はラジオに手をかけようとした所で何かを思い出したようだ。ゲンに問い掛けた。綾香「ねぇ、そういえばさっき
    焼き魚 さん作 [572]
  • 〜Stliker〜哀編(35)

    龍雅はジゴクワグマの大群を相手に善戦をしていた。しかし、ジゴクワグマの連携攻撃の前に苦戦を強いられていた。ディア=パノスは一時的に上空に逃れ、大群から離れたかのように思えたが数体のジゴクワグマの捨て身の突入攻撃を喰らい撃墜されてしまった。ズドォオオオン!!真っ逆さまに落ちた龍雅は頭を抱えながら元のシートの位置に戻った。龍雅「…ぐ…、ここまでできるまでに進化したのか…こいつらは…」ディア=パノスは
    焼き魚 さん作 [676]
  • 〜Stliker〜哀編(34)

    漆黒のストライカー『ダークフィアー』の背にショットガンを向ける金色のストライカー『ストック&ペイ』。しかし『ダークフィアー』を駆るガイラーはロイに対して余裕の口ぶりでこう言い放った。ガイラー「私に銃を向けるとは……いい度胸だ……」『ストック&ペイ』を駆るロイはこの言葉の意味を十分に理解していた。ロイの表情は険しかったが口調は冷静だった。ロイ「確かにそうだ…。だがそれは軍最強のストライカー『ダーク
    焼き魚 さん作 [616]
  • 〜Stliker〜哀編(33)

    ドカアアアアアン!!砦の外でなにやら爆発音がした。そして何かが倒壊する音も同時に聞こえた。綾香とゲンは周囲を見回した。綾香「ねぇ!!今の音、何なんだよ?」ゲン「分からん!!どっかその辺に窓があるといいんじゃが…。」綾香は辺りを見回すとその部屋に唯一ある小窓へと走って行った。窓から外の状況が見える保証は無いがとりあえず窓を覗き込む。するとそこにははっきりとはわからないが黒い何かが火器のような物で何
    焼き魚 さん作 [623]
  • 〜Stliker〜哀編(32)

    龍雅(く…くそ!!なんでこんなに敵が多いんだ!!)龍雅の操るストライカー『ディア=パノス』は千を越えるジゴクワグマの大群に取り囲まれ、必死の攻防を繰り広げていた。ディア=パノスの関節の所々から火花が吹き出ている。龍雅は素早く右手でコンソールを弾き機体情報を表示させた。龍雅(少しづつではあるがジェネレーターの稼動量が低下している…)龍雅は激しい操縦を繰り返すディア=パノスの反応が鈍くなってきている
    焼き魚 さん作 [618]
  • 〜Stliker〜哀編(31)

    綾香達は『ワルノメーリファミリー』がかつて使用していた砦に辿り着いた。綾香達はジープから降りると階段を伝い砦の門に向かった。綾香「ねぇ!ここってなんの施設なんだよ?」ゲンは大荷物を抱え階段を昇っている。その姿は屈強な男と見間違える位だ。ゲン「ここはかつての義賊の砦じゃ!!龍雅を含めた遊撃隊はこの砦を落とすために激しい戦いを繰り広げた。あのパラボナアンテナを見よ!!」ゲンと綾香は足を止めた。二人の
    焼き魚 さん作 [679]
 
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