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旭 さんの投稿された作品が67件見つかりました。
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声[ヴォイス] 5
聞いた事もない声にピタリと足を止めた。「…麗?なんか言った?」「え?何も。…由奈ぁ〜。早く〜!」ほっぺを膨らませ、麗が怒り始めた。きっと気のせいだ。私は、そう思う事にした…。だが、気のせいではなかった事にすぐ気付かされた…。「由奈…。い〜ぃ名前だな。」由奈。確かに自分の名前を呼んだ。背筋が…ゾクっとする。「だ、誰…?」辺りを見回しても誰もおらず、次第に恐怖を覚えていった。「由奈…。お前の望みを叶
クッキーモンスター さん作 [548] -
声[ヴォイス] 4
日も暮れ始めた公園に、麗と私は二人で居た。本当はマックに行きたかったのだが…どうしても公園に行きたい!という麗のわがままを聞いてここにやってきた。この公園は、小学生以来来た事が無い。遊具は昔のままで全く変わっていない…。変わったのは自分たちで、昔大きいと思っていた遊具は今では小さく見える。本当に懐かしい場所だ。「ね〜。由奈ー!押して押して〜!」振り返るといつの間にか麗はブランコに座り、足をばたつ
クッキーモンスター さん作 [621] -
あなたの大きな手
寒い冬の夜。吹雪の中二人で歩いた事覚えてる?寒さで感覚が無くなりそうな私の手をそっと包みこんでくれましたね。冷たくなるからだめだって…私は大丈夫!って強がって言いました。でも…俺はどうなってもいいからって…離さずにずっと…ずっと暖めてくれましたね。私は顔を背けたけど…。…本当は嬉しくてにやけてました。大きな手に包まれて伝わる温度。本当に寒い夜でした…。でもそれ以上にあなたの言葉が…温もりが暖かか
クッキーモンスター さん作 [484] -
声[ヴォイス] 3
先生に怒られイライラしていたが、ようやく授業の終わりを告げる鐘が鳴った。はぁ〜。とため息をつき、うんと背伸びをした。開放感でいっぱいだった。だが、それは一時的なものに過ぎず、私にはまだ部活も塾も残されている。「疲れたね。…由奈!今日遊びに行かない!?」隣に座っている友達、細谷麗が目を輝かせて話しかけてきた。「…ん〜。…よし。今日は遊び行こう!」疲れていたし、息抜きにはちょうどいい。そう思い、この
クッキーモンスター さん作 [610] -
声[ヴォイス] 2
「藤野さん。藤野由奈さん!ぼんやりしてないで授業に集中しなさい。」「…すいませ〜ん。」なぜこいつはいつも私だけを注意するのか。他にも話を聞いていない人は居るし、中には寝てる人だって居る。ぼんやりするのは当たり前だ。季節は夏。段々と暑くなってきたし、私は部活で疲れがたまっている。部活は中学から続けてきたテニス部に所属している。練習は厳しく、終わるのはいつも7時過ぎになる。それに塾にも通っている為、
クッキーモンスター さん作 [640] -
月明かりの下で…<1>
俺は今日もパソコンとにらめっこをしている。すぐ横には課題が積まれており、今にも崩れそうだ…。やらなければ終わるはずもない。しかし、残業続きで疲れが溜まり、集中が出来ずにただ呆然と画面を眺めていた…。
ストライプ さん作 [521] -
声[ヴォイス]
私は一週間前に事故にあった。好きな先輩と付き合う事になり、すごく幸せだったのに…。なのに…。神様は私を嫌っているみたいです…。イャ…。全ては…あの声から始まったんだ…。あの…声に関わらなければ…。私はきっと幸せだった…。
クッキーモンスター さん作 [791]