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結姫 さんの投稿された作品が22件見つかりました。
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片想い・20(最終話)
強く抱き締められ、ドアが閉まる音が大西君の背中から聞こえた。「・・・二人とも、優衣ちゃんが好きだって言っとってんで」「え?」「俺ホンマ照れ屋やわ(笑)・・・・あのさ、優衣ちゃんの携帯に俺は何てトコに入れてんの?」「?『友達』ってトコゃよ?」「そなんやぁ〜・・・『彼氏』ってのはないん?」「え!!ないよっ!いないもんっ」「んじゃぁ〜作って!!」「え?」「そこに俺だけ入れてほしいな。」「それって・・・
結姫 さん作 [205] -
片想い・20(最終話)
強く抱き締められ、ドアが閉まる音が大西君の背中から聞こえた。「・・・二人とも、優衣ちゃんが好きだって言っとってんで」「え?」「俺ホンマ照れ屋やわ(笑)・・・・あのさ、優衣ちゃんの携帯に俺は何てトコに入れてんの?」「?『友達』ってトコゃよ?」「そなんやぁ〜・・・『彼氏』ってのはないん?」「え!!ないよっ!いないもんっ」「んじゃぁ〜作って!!」「え?」「そこに俺だけ入れてほしいな。」「それって・・・
結姫 さん作 [220] -
片想い・19(誤解)
千花は親友で。大西君は私の好きな人。どうして・・・何で・・・「うち・・・泣いてばっかだ」出てほしくない涙。でも、たくさんたくさん溢れてくる。家に帰って、ただいまも言わず部屋にこもった。突然、携帯が鳴った。「!!・・・大西君・・・」何で電話なんかしてくんの。もぉほっといてほしい。そぅ思ったけど、心のどこかでは嬉しかった。「・・・もしもし。」「優衣ちゃんっ。・・・あれ?元気なくない?」「・・・そんな
結姫 さん作 [205] -
片想い・18
次の日の朝は昨日よりも晴々とした気持ちで登校した。「千花☆おはょ♪」「ぁっ・・優衣。おはよ」「どしたの!?めちゃテンション低くない?」「そう?そんなことないでっ。・・・昨日大西君とどうやった?」「ん〜〜・・・うん!何かお互い勘違いしてたみたい♪もぉ大丈夫やで☆千花のおかげやわ!ありがとう〜♪」「・・・それだけ?」「ぇっ・・・ぅ、うん。そだょ」「そっか。・・・ごめん優衣。今日は優衣と一緒にいたくな
結姫 さん作 [223] -
片想い・17(それでいいから)
放課後。遠くの方で部活動に励む生徒の声がする。最初に口を開いたのは大西君だった。「逃げてごめんな。あんな事したし嫌われたと思って・・・次の日笑顔で話しかけてくれて正直嬉しかった。やけど、内では無理してんのちゃうかって・・・俺マイナス思考やな(笑)」「・・・ふふっ」彼の本音が聞けて嬉しくて笑ってしまった。「・・やっと笑ってくれた。って、俺が悪いけど・・・。優衣ちゃんの笑顔好・・・ゃ、救われるっつー
結姫 さん作 [517] -
片想い・16(彼の音)
放課後。大西君のクラスの前に着いた。でも、まだ迷ってる。もしもまた無視されたら・・・ってか、嫌われたらどうしよう・・・。ぃゃ、もぉ嫌われてるのかな。どんどん落ち込んでいく自分がいる。うつ向いていると、自分の前に立ち止まり、ゆっくり通り過ぎて行く背の高い影が自分の足元に見えた。前を向く勇気がなくて、そのままその影に話しかけた。「・・・待って。なんで無視するの?」影が止まった。「うちのこと、嫌いなん
結姫 さん作 [317] -
片想い・15(勇気)
その日だけかと思ってたけど、違った。それどころか、日に日に学校で出会う回数が少なくなってきて・・・2週間が経った。あの日起きた出来事は夢だったのかな。メール何回送っても返してくれないし・・・。なんでなん。泣きそうになり、みんなにバレたくなくて机にうつ伏せになって、声を殺して泣いた。千花は気付いていた。肩が震えていることに。「優衣・・・。大西君に聞いてみようよ。陰で泣いてても、本人にはわからないよ
結姫 さん作 [269] -
片想い・14(不安)
帰り道、お互いずっと無言だった。大西君は一体何考えてるんだろう・・・わかんないよ・・・うちはどうしたらいいん?次の日。学校で千花に昨日の出来事を話した。「そかぁ。やっぱ自分がやってもうたことに後悔したんやろなぁ」後悔・・・。やっぱそうなんかな。好きでもない女と・・・とか、そら後悔するよね。。。「そうなんや・・・。あの時の大西君、めちゃ怖かった。なんか違う人みたいやってんか。何も言わないし・・・で
結姫 さん作 [253] -
片想い・13(ごめん)
目を閉じても、光がチカチカ見えているのがわかる。大西君はズルい。いつも私ばっかりドキドキしてる・・・。「・・・いっつも寝る前にこれ見てんねんか。キレェやし、何か落ち着くねん」「・・・気持ち、なんかわかるよ!うちも今すごい落ち着く・・・」大西君の顔に星がうつって流れてる。取れそう〜っと思って手を伸ばした。でも大西君の顔に触れなかった。というか、触れることができなかった。目が合う度にドキドキした。そ
結姫 さん作 [301] -
片想い・12(ドキドキ)
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう。私の横に寝ているのは、大西君・・・。一緒に今ベッドの中にいて、肩が触れ合う距離にいる。・・・しまったぁあ〜!!下着上下違う〜!!なんて馬鹿な事を考えていた。とても眠れる状況じゃない・・・。しかし、ふと大西君を見ると・・・「ね、寝てるし・・・」すぐ側で、静かな寝息が聞こえる。改めて思った。大西君の顔、すごく綺麗だ。睫
結姫 さん作 [476]