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玲唯さんの投稿された作品が88件見つかりました。
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Love song
08. 翌日。私はいつもの待ち合わせ場所で2人を待っていた。 5分過ぎても、10分過ぎても2人は待ち合わせ場所に来ない。 ミクちゃんに電話をかけても留守番電話に繋がってしまう。 仕方なく私は1人で学校に向かった。 * 学校について、私は2人の下駄箱を見に行くと、そこには2人の外ばきが入っていた。 何だ、先に行ってたんだ。 早く2人に会いたい。 ねえ、2人なら私が転校するの反対してくれるよね? 「あ
玲唯さん作 [427] -
ディフェンド
16. (この男は――) ――「お父さんとお母さん、死んじゃったよ?」 6年前に現れた男の顔と、クロガネの顔が一致した瞬間だった。 すると、体が一瞬にして熱くなるのを感じた。 今、強い憎しみがケイゴを支配していた。 * クロガネがモニターに現れてから、情報局はすぐさま動き出した。 ハイトに事の全てを話し、他のリイバーたちに協力を依頼する。 そしてそれが完了するまでに1時間とかかずに、ミッションが言
梓さん作 [418] -
Love song
07. 「ただいま」 「おかえり。……マコ。話があるんだけど」 「うん。何?」 お母さんの後に続いてリビングに入ると、お母さんは静かにイスに座って、正面に座った私を見据えていた。 そしてお母さんの口から出た言葉に、私は唖然とした。 「……転、校?」 ピアノができる環境がもっと整った場所へ行った方がいい。 今住んでいるところからは遠くなるから、引っ越しするとお母さんが言った。 「私……転校したくない
玲唯さん作 [424] -
ディフェンド
15. 情報局全てのパソコン、モニター画面に映し出された銀髪の男はこちらに不適な笑みを見せていた。 「やあ、リイバー諸君」 「クロガネっ……」 銀髪の男、クロガネの言葉にソウは鋭い目つきで画面を見、呟いた。 「そんな怖い顔しないでくれよ。リュウカなら生きてるよ」 「……リュウカさん?」 どうやらリュウカはあの男のところにいるらしい。 しかし、なぜ。 そしてソウはなぜそのことを教えてくれなかったのか
梓さん作 [461] -
Love song
06. 「マコ、おはよーっ!」 玄関を出ると、ミクちゃんの元気な声が聞こえてきた。 ミクちゃんの隣にはリュウがいて、玄関先にある柵から顔を覗かせていた。 「遅いぞー。遅刻すんじゃん」 「何言ってんのー。ちゃんと時間通りだもんね? 馬鹿はほっといて行こ」 「おい! 馬鹿って何だよ」 「馬鹿は馬鹿でしょ」 2人の会話が面白くて、私は笑いを堪えることができなくて笑っちゃってた。 「おい、マコ。何笑ってん
玲唯さん作 [404] -
Love song
05. 「え! じゃ、今まで友だちと帰るとかしなかったんだ?!」 「うん」 小学校の時、友だちと一緒に帰った時がある。 友だちと喋ったり寄り道したりして、片道15分の道のりを1時間かけて帰った。 でもその日は丁度レッスンの日で、私はそれをすっかり忘れていた。 家に入った瞬間、お母さんから怒られて泣きながらレッスンを受けたのを今でも覚えてる。 それから友だちと一緒に帰るのを止めたんだ。 中学になると
玲唯さん作 [430] -
ディフェンド
14. 飛来してくる刃を、リュウカは紙一重でかわしていく。 しかし全てをかわしきれず、リュウカの肩や頬を刃がかすめていった。 「やるねえ……」 クロガネがそう呟くと、刃が消えクロガネは不適な笑みを浮かべた。 「休戦しようか? 痛いでしょ、体」 「……うるせえ」 「ああ、そう……じゃ、これは?」 クロガネは人差し指をクイと曲げる。 刹那、リュウカは背後に気配を感じて振り返るが背中に何かが突き刺さる感
梓さん作 [462] -
Love song
04. 「よう、マコ! 連れてきたぞー」 「ちょっと何よ。勝手に!」 「こいつ、永田未来(ミク)」 次の日、音楽室で曲の練習をしてるとリュウが突然音楽室に入ってきて、無理矢理連れてきたような感じの女の子の紹介を始めた。 その子は栗色の長い髪にメッシュを入れてて、凄く短いスカートで、私はその子に対してもちょっと怖いなって思った。 「あ。この子知ってる。天才ちゃんでしょ?」 その女の子の言葉が胸に突き
玲唯さん作 [392] -
ディフェンド
13. 真夜中。1つの靴音が暗い廊下に響いていた。 その靴音は建物の出口へと向かっていたが、それを阻むかのように1つの人影が立ちはばかった。 「リュウカ、行くな」 月明かりに照らされてソウの姿が露わになる。 リュウカは足を止め、どこか決意が込められているような強い瞳でソウを見た。 「お前が何と言おうとも、俺は行く」 「だったら僕たちも連れて行くべきだ! 1人で行くのは危険だ!」 「お前らを危険な目
梓さん作 [371] -
Love song
03. 「なあ。もー1回弾いてよ」 「う、うん」 言われた通りに、私はさっきの曲を弾き始めた。 その人は私の横に立って、私がピアノを弾くのをじっと見ている。 「凄いよなあ。両手で違う動きしてる」 「凄い、かな?」 「凄いだろ! 俺できねえし。ちょっとやらせて」 そう言うと、その人は私の隣に座って鍵盤に両手を乗せた。 両手で弾こうとしてるみたいだけど、右手の動きに左手がついていってなくてぎこちない。
玲唯さん作 [348]