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焼き魚さんの投稿された作品が13件見つかりました。
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〜Stliker〜 哀編 (177)
「結奈ちゃん!!起きてや!このままくたばったら元も子もないで!」人ならざる集団から軍用車を用いて逃走を図った結奈と綾香だが結奈はハンドル操作を誤り、スピン。そのまま気分不良で気を失ってしまった。綾香は結奈を叩いて逃走を図ろうとするが瞬く間に集団が二人の行く手を阻んだ。「まだや!まだ終わらんど!」軍用車が接触した物体は乗り捨てられた警備隊のストライカーであった。気絶した結奈を脇に抱えて、片手に小銃を
焼き魚さん作 [30] -
〜Stliker〜 哀編 (176)
多数の人型の集団に追いかけられる結奈と綾香。結奈は軍用車のアクセルを全開で吹かし、逃走を試みる。そして据え付けの機銃を構えようとする綾香に大声で叫んだ。「えぇ!?人を撃っちゃうの!?」「結奈ちゃん!!車の速度について来るような人間はこの世に存在せんで!あれはもう敵や!とにかくアクセル全開キープやで!」綾香は機銃を構えると間もなく掃射を開始した。結奈は直接綾香の様子を見たわけではないがその声色から生
焼き魚さん作 [35] -
〜Stliker〜 哀編 (175)
結奈と綾香は避難中に接収した4輪軍用車にて近くの大型シェルターを目指していた。道中で道路を遮る程の大人数の住民を発見し、綾香は怪我人など可能な限りの保護を試みるべく、車を下車した。「私たちはシェルターを目指している者です。怪我人はいませんか?なるべく保護して最優先で保護してもらうように嘆願します。」綾香が住民達の集団に近寄ると住民達の代表、中年くらいの女性が綾香に近づいた。「ありがとうございます。
焼き魚さん作 [33] -
〜Stliker〜 哀編 (174)
路面の至るところが崩壊しているなか、黒煙を上げながら駆け抜ける4輪の軍用車が一台。ハンドルを握っているのは結奈であった。「もう・・・何で私が車を運転しなきゃいけないのよ〜。」後部席で何やら作業をしている綾香が話かけた。「結奈ちゃんめっちゃ筋ええやん!アタシの指導が上手いんやな!で、何か言った?」「何でもない!」路面は常に凹凸が激しく、地肌や陥没も激しい。綾香は後部席から時々身を乗りだし指示を与える
焼き魚さん作 [34] -
〜Stliker〜 哀編 (173)
〜大庭綾香は死んだ〜目の前にいる綾香が告げた内容に結奈の理解は追い付いていなかった。続けて綾香はこう述べた。「目の前に生きてるっちゅうのにな!ハハハ!まあ、所謂スピリチュアル的に精神的に死んだという意味!アタシの親か、それとも誰かの意図でこの治療に至ったと考えるべきやろ。だから結奈ちゃん。」綾香は結奈の両肩をそっと掴んだ。「アタシ記憶無くして性格も多分激変してるからな、そんなん親友呼ぶのは無理ある
焼き魚さん作 [40] -
〜Stliker〜 哀編 (172)
「はぁ、はぁ、ねぇ?本当に綾香なの?」巨大生物からの逃走中、息を切らしながら結奈は綾香に尋ねた。「結奈ちゃんの質問にうまく答えられるかなぁ?そう思っていると言うことはアタシに違和感があるからそう聞いてるんやろ?そうやんな?」綾香は息を切らさず、表情を変えず答えた。「はぁ、はぁ、だって綾香さ。ストライカーの操縦なんてどこで習ったの?運動神経もまるで別人。言葉づかいも完全にちがう!」結奈は長距離の全力
焼き魚さん作 [35] -
〜Stliker〜 哀編 (171)
結奈は目の前に広がる光景に混乱していた。「綾香・・・なの?」目の前で異音を放ちながら立ち上がる警備隊のストライカー、そしてむき出しの操縦席には綾香が座り操縦しているのである。「結奈ちゃん!!ボーッとせんと早くそこのパイロットさん引きずって後ろ下がってや!!」結奈は混乱していたがとにかく綾香の言われるがままに先ほど投げ出されていたパイロットの元へ駆け寄っていった。「とりあえず、この場をやり過ごさんと
焼き魚さん作 [37] -
〜Stliker〜 哀編 (170)
非難指示発令中。桜井結奈は殆どの自我を失った大庭綾香を引き連れ、シェルターへと向かっていた。しかし、綾香はパニックを起こし結奈とはぐれてしまう。捜索の末、公園の丘陵にて綾香を発見するが追い付いた結奈の背後に巨大生物が突然出現した。「シャアアアア!!」巨大生物はリクガニをそのまま3メートル程度まで引き延ばした見た目をしている。「・・・!?」巨大生物の咆哮に驚愕した結奈は崩れ落ち、その場から動けなくな
焼き魚さん作 [32] -
〜Stliker〜 哀編 (169)
革命教団が生物を問わない無差別的な武装蜂起を開始した頃・・・連邦公国首都から100km程度も離れていないとある郊外。桜井結奈は親友の大庭綾香の捜索を行っていた。「どこ行ったのよ・・・全く・・・隆也が居なくなってからのあの子・・・動きが全く読めない・・・」既に軍による避難指示が発令され、慌ただしく付近の住民がシェルターへ退避する中、閑散とした郊外で結奈は綾香の家族と共に手分けして本人を捜索していた。
焼き魚さん作 [76] -
〜Stliker〜 哀編 (168)
空中戦艦要塞『扶桑』に潜入した峰崎龍雅は艦内に張り巡らされた触手のトラップを掻い潜り、戦艦の動力ブロックにたどり着く。「この壊れかけの扉を・・・開けてはならないような気さえする・・・」龍雅は特に第6感が優れているとかそのようなことはない。ただ、扉の奥から漂わせている空気には龍雅自身がかつて感じていた『危険』が潜んでいることを理解していた。扉の電子ロックは壊れているため、錆び付いて動作不良の鈍器と化
焼き魚さん作 [71]
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