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佐倉 カオル さんの投稿された作品が33件見つかりました。
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心〜6〜
どうして……?なんで真奈美の机がないの?まさか…一瞬、嫌な予感が胸を過ぎった。私の恐れていた最悪な自体ではないけれど、なんで真奈美が?すると、クラスの一人が私に話しかけてきた。「ねぇねぇ優梨チャン♪昨日、めっちゃすごかったよぉ!!」「え…?」何を言われているのか、理解するのに時間がかかった。「だからぁ、真奈美にああ言ってことだよぉ!!もう、超勇気あるなって思ったしぃ!!」「…あ…うん…?。」こん
優梨 さん作 [332] -
自分を好きになること
テレビが見たい…。音楽が聞きたい…。今日は好きな漫画の発売日…。今日は好きなドラマの日…。こんな誘惑にかられて、いつもやるべきことを逃してしまう。ちゃんとしたい、ちゃんとやりたい。そんなふうに思っても、結局私は弱い人間だから。そんな誘惑に惑わされて、やるべきことをやらずにいる。そんな自分が嫌い…。そんな自分を変えたい。そう思っても、また誘惑にかられて駄目になる。あぁ、自分が嫌だよ…キライなんだよ
優梨 さん作 [268] -
心の叫び
ねぇ…その期待が、どれほど私を苦しめてるか知ってる?その「頑張って」で、どれほど私がストレスを感じているか、知ってる?毎日毎日、そればっか…先生にも、友達にも、親にも…「あなたは特待生でしょ?」って…だからなに?だからって…いい子じゃなきゃいけないの?もう嫌だよ…全部捨て去ってスッキリしたいよでも、ママの悲しい顔を見たくないんだ…だけど…やっぱり辛いよ…もう疲れたよ…いろいろ考えるほど、ぐちゃぐ
優梨 さん作 [299] -
心〜5〜
次の日、泣きすぎて真っ赤になった目を見て、また、「学校休みたいな…」なんて思ってしまった。だけどもう決めていた、絶対に逃げないってことを。臆病な私を捨て去りたいんだ。学校へ行ったら、ちゃんと真奈美に話ししよう…私は真奈美がちゃんと話を聞いてくれることを祈って学校へ行った。ゆっくり歩いているつもりでも、もう学校まで10メートルのところまで来てしまった。きっと、クラスのみんなは私をなんて言っているか
優梨 さん作 [292] -
いちご
甘い甘い生クリームといっしょに食べるとすっぱくなる。すっぱいすっぱいレモンといっしょに食べると甘くなる。それはまるで、あなたと過ごした時間みたいだね…。だけど…あまい練乳をかけて食べるとなぜか甘い…。これって…それでもあなたのことが大好きって証拠。どんなに遠くても近くてもかなわないけど、一生愛してるよ…いちごのようにね…
優梨 さん作 [282] -
心〜4〜
教室に再び入ると、案の定、私のことをヒソヒソと噂している人がたくさんいた。きっとみんな、今まであんなこと言わないキャラだった私があんなこと言うなんてって、驚いてるんだな。前までの私なら、そんなヒソヒソ声まで気になっていたけど、もう今は違う。怖くない。人なんて怖くない。あぁ、すごく晴れ晴れするなぁガッッその時、頭にすごい衝撃がかかってきた。一瞬、何が起こったのかわからなくて、キョロキョロあたりを見
優梨 さん作 [283] -
心〜3〜
次の日…私は学校に行くことにした。いつもの私だったら、3、4日は休んでいたはず。だけどあのDVDが背中を押してくれて、今日学校に行く勇気が湧いてきたんだ。朝、先生に渡しものがあって職員室へ行った。そしたら先生が「めずらしいね、あなたが一日で復活するなんて」なんて…なんて嫌味っぽい言い方なんだ!?でも……当たってるからしょうがないよ…。この日初めて、自分が今までみんなにどんなふうに思われていたのか
優梨 さん作 [289] -
心〜2〜
いつもいつも、心のどこかにモヤモヤがあって、このままでいてもダメだって思うんだ。だけど、臆病は私はなにもできず、真奈美の子ばん鮫のようにくっついているしかないの。ジリジリジシ〜〜〜〜ジッ…今日も不快な目覚ましの音で起きる。あぁ、また嫌な一日が始まってしまう。今日はやけに気分がのらない…学校休むと次の日が大変なのはわかっていてママに休ませてもらうことにした。ママはこうゆう時ゆうずうがきくからいい
優梨 さん作 [294] -
心〜1〜
「優梨ちゃん、終わるまで待っててよ!帰っちゃ駄目だからね!!」そう言って、私の友達(?)はそそくさと今日までの提出物をやり始めた。友達、真奈美によると、提出物を忘れて残されているらしい。私は早く帰りたいのに、すぐああ言って帰らせてくれないんだよね…。でも…それを言えない自分がすごく嫌だ。本当は、真奈美とは絶交してもいいくらい嫌いなんだ。だけど、真奈美と絶交したら友達いなくなっちゃうから…。私には
優梨 さん作 [345] -
§旅立ちの日に§
あの日以来…私の心に残っているもの。それは、後悔と悲しみの固まりだった。現在、20才になった私。中村三咲は、前に通っていたN小学校の前を通りかかった。もう卒業式の練習が始まっているらしい、いつ聞いても切なくなる‘旅立ちの日に,が流れている。あぁ、このころになるといつもあの日を思い出す。あんなに好きだったのになにもせずに卒業してしまったあの日を。どうしてなにも言わなかったのだろう…?なんで好きだと
優梨 さん作 [345]