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ふく さんの投稿された作品が433件見つかりました。
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汚染 80
アドレスなんか聞いたらこうなる事も予想していた『おはよう。昨日は無事帰れた?』土曜の朝貴方からメールが届いた返信はしたけどそれで終わった返す程のメールではなかったけどその日一日は携帯ばかり見ていた家庭もあるし私からはこれ以上は何も出来ない貴方がしたくなったらしてくれたらいいそうは思っても欲張りになるこうなると思ったのに貴方は今何をしているのだろう想像だけが膨らんで悲しくなるばかり繋がる物はあるの
ふく さん作 [142] -
汚染 79
貴方の何処までを受け入れる事が出来るのだろう私の限界は何処までなのだろうタクシーの中も改札をくぐるまでも手を繋いでいた離した時の手の寂しさ『またね』と貴方が笑う『また月曜日に』と笑って背を向けた振り返る事は出来ない想いをそこに残してしまうから帰りに貴方からメールが届いた『今日は楽しかったよ、またデートしようね』『遅くまですみません、また行きましょうね』初めてのやり取り離れていても繋がる物を見付け
ふく さん作 [134] -
汚染 78
もっと長く一緒にいたいと思うのは私だけだろうか店を出て手を繋いで近くにある公園に行った密着した足温もりが伝わって来るずっと手を繋いでいられる唯一の時間私の宝物貴方が優しく頭を撫でるから笑った泣かない様に笑った真顔になったらきっと泣く『優しくしないで』と言って笑ったそれでも撫で続けるから『私の頭がそんなに好きなんですか』と冗談を言ってみた『頭が好きなんじゃないよ』その続きはない聞けなかったし貴方も
ふく さん作 [180] -
汚染 77
貴方とのお昼は何を食べようかって考えたけど結局はその日は会議で貴方は12時を回っても戻らなかった『また今度にしましょう』と書き置きをパソコンの間に挟み事務所を出た一人のお昼は慣れていたけど何となく寂しかったでもリスクを考えればそれがいいお昼に二人で出掛けるのは危険過ぎる変な噂が立って貴方に迷惑をかける訳にはいかない少し安心はしたお昼は一人にしよう期待はした戻った時『今日はごめんね、夜にご飯行こう
ふく さん作 [131] -
汚染 76
貴方の隣に座った二人じゃなくてもどうせ私は貴方しか見えない貴方が左側にいて私が貴方の右側にいる離れてからそんなに経っていないのにこの位置が何だか懐かしい『君の隣は居心地が良かった』あの一言を思い出すやっぱり私も貴方の隣がいいこの安心感も居心地の良さもきっとずっと感じるたまにこうして貴方の隣にいれるのならそれが私の幸せ店を出た後はどうにか二人になる様に頑張った少し無理もあったけど何とか作戦は成功し
ふく さん作 [84] -
汚染 75
私の祈りが貴方に届いて貴方がそれをちゃんと叶えてくれる様な気がした週の中日四月から異動をして来た男性の誕生日だから飲みに行こうと言って課長とその人と貴方は五時過ぎに職場を出た残っている他の人達にも『来れたらおいで』とは声をかけていたけど皆行く風でもない貴方がいるなら私も行きたかっただけど結局は残業をしたもしも貴方から電話がかかって来たら行こう携帯をパソコンの横に置いた一つの賭け貴方が私に来て欲し
ふく さん作 [265] -
汚染 74
特別な関係になった今朝の『おはよう』が照れ臭い周りには気付かれない様に平静を装うんだけどやっぱり感情が邪魔をして仕方がないこんな時席が離れて良かったと思う貴方のシャツが昨日とは違っていた多分いつもそうやって着替えを持って来ているそれが虚しいまた貴方の事を一つ知った私だけではないという事関係だけを持ち幸せなんて感じないだったらどうやって過ごして行けばいい何も気にしていない振りをして毎日を乗り切って
ふく さん作 [122] -
汚染 73
始まりと終わりは直線ではない横道に反れながら終わりへと向かうだけ此処で始まってしまったから『部屋に戻って寝ますね』と出て行こうとする私の体を引き寄せた『行かないで』『そばにいて』私がずっと言えなかった言葉を貴方は簡単に口にしてしまえるだから首を振った『いつまでもこうしていたら離れたくなくなりますから』と小さく笑った『だったら離れなければいいじゃない』甘える仕草そうじゃない本当にそう思えたから例え
ふく さん作 [101] -
汚染 72
貴方とベッドに横になり少し話をした別に好きとかそんな言葉はないただ手に触れ貴方を感じた貴方の手が私の髪に触れ頬に触れ心に触れた肩を抱き寄せられ体を密着させるこんなに近くに貴方がいる触れてみたいと思い続けた人目と目が合った瞬間未来を忘れた先の苦しみを忘れた理性は捨てた唇を重ね合わせた時の胸の鼓動想いの大きさ思わず『好き』が出てしまいそうになる唇が貴方の唇で塞がれる良かった想いを告げたら貴方がキスを
ふく さん作 [122] -
汚染 71
ホテルに着いて手を離した寂しかったフロントで『ツインですか』と聞かれた時貴方は黙ったきっと一緒にいたかったのだろう『別々の部屋で』と私が答えた本当は私も一緒にいたいでも貴方は独りではないから仕方のない選択二人で七階まで上がり部屋の前で別れた隣の部屋隣にいると感じながら眠ればきっと寂しくなんかない後ろめたい表情で貴方が部屋のドアを閉めた分かっていた予感はしていた必ず貴方は電話をかけてくるベッドに座
ふく さん作 [141]