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ふく さんの投稿された作品が433件見つかりました。
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汚染 58
良い事と悪い事はいつでも背中合わせ全てはタイミングが左右していると思う忘れていたバレンタインに貴方にあげた事日頃のお礼としてあげただけだったのに昼休みが終わり席に戻ると椅子の上に袋に入ったチョコレートが置いてあるその時に思い出した貴方はいつもの様に隣で顔を伏せて寝ているパソコンを開くと一通の未開封メール貴方からだった何かをくれる時もあげる時も口でではなくメールだった目を疑った胸が痛んだ泣きそうに
ふく さん作 [140] -
汚染 58
想いを断ち切るにしても貫くにしても誰かの助言がたまらなく欲しくなる貴方の事を話し『それはただの照れ隠しだよ』とか『相談をしたのは試してるからだよ』とか今までの傷を和らげてくれる様な一言が欲しいそんなはずはないよと言うしかないのだろうけど慰めがないよりはマシ頼れる者もなくどうしたらいいのか分からず自分では答えも出せず占いに行ったただの気休めでも出された答えは残酷な物だった『そうだろう』としか言い様
ふく さん作 [125] -
汚染 57
『一人じゃ寂しいだろうから』貴方の言葉そんな風に言ってくれるならどうしてあの日別れ際に私が言った『寂しい』に答えてくれなかったのだろう考えても仕方がない此処は職場ただ一人は危ないと感じたからかもしれないどうせ想われてはいない余計な感情を振り切る様に『ありがとうございました』と頭を下げたエレベーターの前で別れた貴方は『いいよ』とだけ残して下りて行った上へ向かうエレベーターの扉が開く足早に更衣室へ向
ふく さん作 [98] -
汚染 56
神様は私の味方なのだろうかそれともこんな私に悪戯をしているのだろうか今日は残業だった周りはどんどん帰って行ってしまう結局私と貴方だけになった偶然にしても複雑だった二人の空間はどうしても息が詰まる静かな空気が嫌で懸命に話を見付ける会話が弾むというよりも無理をしている好きな映画や好きな音楽何でもない話を延々としたそのうち貴方も仕事を終わらせて帰るだろうそれまでの辛抱はっきり言って感情が邪魔をして仕事
ふく さん作 [97] -
汚染 55
久々の外出少しの間解放される時どうしても貴方の隣は息が詰まる確かに少し前までは大好きな空間だったでも今はやっぱり辛い『貴方の事はもう何でもない』と心から言える日が来るまでは出て行く準備をして『行ってきます』と言ったいつもとは逆貴方が出て行く時の台詞を今度は私が言う何となく変な感じがした貴方は私の顔を見てただ頷いただけまた動揺させられるその時に少し寂しそうな表情をしたから『いい加減にして』と言いた
ふく さん作 [206] -
汚染 54
貴方の今までの私にしてきた言動を思い返すただの『貴方のお気に入り』それだけでもいいいいのかもしれない嫌だけど物足りないけどそれさえも選ばれないよりはよっぽどマシでも本当に貴方は狡い私の心に触れ私の気持ちを奪いそれなのに簡単に崩してしまう疑いの中でもいつしか結ばれる想いと信じたのにそれさえも裏切る手が届きそうな距離にいたのに知らぬ顔で離れて行く思わせ振りな態度が逆に悲しい今もこうして何も知らずに隣
ふく さん作 [143] -
汚染 53
私の存在価値なんてあるのだろうか段々と疑問に思えてくるこの悲観的な感情は増す一方で苦しい毎日顔を合わせるから忘れられない諦めようとも諦め切れない貴方が隣にいる限りは思い出と呼べそうにない無邪気に憧れだったなんて言えない生きていれば今日よりも辛い事が待っている辛ければ辛い程今日の事なんてきっとどうでも良くなるだったら早くそんな日が来て貴方を想った日を忘れたい溜め息はもう辞めて聞こえて来ると私は辛い
ふく さん作 [146] -
汚染 52
眠たいのに眠れない疲れが凄いストレスが貯まる少し前はどきどきで眠れなかった今は辛くて眠れないたった一日でこんなにも事態が変わるなんて貴方と過ごせた日を後悔はしない打ち明けられた事を怨んだりはしない何があっても人それぞれに何かを抱えているのだからそれは仕方のない事ただもう少し襲い掛かる物が小さければその位貴方を好きになっていた相手が一人ならいい私の目の前に置かれた障害が増える奥さんがいる事実が10
ふく さん作 [143] -
汚染 51
じっと堪えた涙は流さない様に帰りは辛い色んな事を嫌でも考えてしまうから未来は閉ざされた現実を目の当たりにした貴方は私と別れてからもその人の事を考えているのだろうか同じ様に胸を痛めながら幸せになって欲しい貴方が愛する人に愛されて欲しい貴方から苦しみが消えるなら溜め息が消えるなら本当にそうだろうかそんな寛大な心が私にあるのならこんなに傷付かない『得意な料理何?』と聞かれたから答えた『なら作って来てよ
ふく さん作 [158] -
汚染 50
『何処か連れて行ってあげるよ』とか『次はあの店に行こう』とかもう思っていない事は言わないでどうせ守れない約束ならいらない沢山嬉しい事はあったのに結局は勘違い想わせといて本当に狡いなら始めからそんな態度は取らないで『好きな様にやったらいいですよ』と持ち掛けられた相談に答えたけど本当は嫌軽く言ったつもりが私には懸命に未練を残さない様に発した一言だった帰りは手も繋げなかった当たり前だろうあんな事を言わ
ふく さん作 [128]