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ふく さんの投稿された作品が433件見つかりました。
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汚染 26
午前八時四十分貴方からのメールがパソコンに届く貴方が席を外した時に開いて見た『ありがとうございます。何か食べたい物ある?今度ご飯に行きましょう。』小さな笑いを漏らしてしまういつもは敬語なんて私には使わないのに貴方の照れと不器用さが伝わる貴方なら適当にやって除けてしまいそうなのに女性の扱いになんて慣れていそうなのに何となくよそよそしい感じが可愛かった『前に話したお店に連れて行って下さい。私はいつで
ふく さん作 [158] -
情熱の花
社会に出て普通の結婚をして平凡な毎日を送る別に楽しい事もないこうやってただつまらない日々を過ごし歳を取って行くのかそんな日常に変化は訪れる君が思い出させてくれる君のたまに見せる少女の様な笑顔で少年に戻る恋愛に年齢なんて関係ない現実と理想の狭間に僕はいる人を愛する事がこんな感覚だと懐かしく沸き上がる青春を思い出す何か出来る訳でもないこの感情を胸に秘めて君を側から見守る事しか出来ない始める事に早いも
ふく さん作 [185] -
汚染 25
貴方ともっと話したい今の現状では満足は出来ない二人だけで話してみたい周りを気にせず色々な話がしたいありふれた会話でもいい貴方と私だけの空間がそこにあれば美味しい物を食べて『美味しいね』って笑顔を交わして貴方と同じ物を感じて同じ事を思って簡単な事の様に思えてそれがどんなに難しい事かお酒なんか飲んで酔ってしまった貴方も見てみたいいつものクールな貴方がどんな風に崩れるのか職場ではあまり話さない貴方の饒
ふく さん作 [153] -
汚染 24
この週末はいつも以上に貴方の事を考えた色んな妄想を膨らませた月曜日の貴方の反応を何も言われない場合私も普通に何もなかった様に過ごそうもしも貴方が何かしらの反応をした場合私も笑顔で返そうただ願った『ありがとう』と貴方が言ってくれる事をそしてそこから二人の間の何かが変わる事を見返りは望まないつもりだったけどやっぱり少しの見返りを欲しがってしまう何でもいい『ありがとう』の一言だけどそれ以上を期待する『
ふく さん作 [179] -
汚染 23
手が震えた決意を固めて送信を押した『終わった』と思った時安堵の息が漏れた妙な達成感何だか疲れ切ってしまった何でもない事なのに私にとっては大仕事だったこれで一歩前進が出来ただろうかもう帰る事にした貴方もどうせいないしこの疲れの中残業する気にはなれなかった帰りの電車の中何故か後悔が襲って来た特別な事をしてしまった様な気がして確かにそれが狙いだったけれどもしも貴方が気付いた時私の気持ちを察してどんな思
ふく さん作 [128] -
汚染 22
貴方にこうして社内メールをするのはこれで二度目クリスマスケーキを貰った時にお礼のメールをして依頼まず一言『机にガム入れてます』敢えてバレンタインだからという言葉は伏せておいたそして『甘い物は食べないでしょうから』と続けたそれは『貴方が嫌いな物を知ってます』という私なりの意志表示だったガムを選んだ事にも意味はある思い付く物がそれだけだったにしても日常の貴方を知っているからこそそれを選んだのだからそ
ふく さん作 [124] -
汚染 21
貴方は甘い物が嫌いそれを知っているいつもガムを噛んでいるそれも決まったガム何かバレンタインらしくはないけどそのガムを二本買った自分でも笑えたこんな物しか思い付かなかった事にだけど貴方が一番貰って困らない物を考えた時私にはこんな物しか思い付かなかった消耗品以外を選んでもきっと困らせるだろうしお返しは期待していない分当たり障りのない一番のプレゼントだと思ったからその日は貴方は出張で帰って来る事はない
ふく さん作 [127] -
汚染?
中学生の頃のバレンタインを思い出した好きな男の子にチョコを買って学校へ行った選ぶだけでも相当悩んだカバンに入れたチョコを何度も見たその日一日緊張しっ放しで落ち着かなかった授業の終わりの鐘が鳴った時は口から心臓が飛び出そうな位だっただけど結局呼び出す事も出来ず渡す事も出来なかった勇気が出なかった家に帰って情けない自分と後悔で泣きながらそのチョコを食べた今となっては懐かしい話バレンタインは好きではな
ふく さん作 [133] -
汚染?
相性占いを良く見る様になったとことん見たそして良い事だけを信じて満足するそんなの自分次第だし貴方次第でもあるけれど頼るものも無い私にはそれだけが唯一の救いだった本当は分かっている大して当たらないもしも相性は抜群だと書いてあったとしてもその時だけの喜びその通りだとすればもうとっくに私達は結ばれている友達でも恋人でもない苦しみから解放される時貴方への想いが恋ではなくなる時そんな日が来るだろうかいっそ
ふく さん作 [130] -
汚染?
貴方の香水の香りを覚えた貴方の煙草の匂いを覚えたいつも隣にいると慣れてしまうけれどふとした時に私に届くその貴方の香り妙な安心感私も最近少し香水を付ける様になった貴方に覚えて欲しくて私の存在を感じて欲しくて髪の色も変えた少し化粧も変えた大人の貴方に近付きたくて私も落ち着いてみようかと思える様になったし少し大人に見える様に背伸びをした近頃は鏡を見る回数が増えた別に自分が好きだからではない自分を変えて
ふく さん作 [190]