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ふく さんの投稿された作品が433件見つかりました。
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汚染 167
聞いてはいけない事は沢山あるだけど積み重なる苦しみの中崩れそうな想いを守る為に知らなければならない物もある貴方と造る小さな出来事が大きな宝物になる分些細な不安や苦しみで壊れそうになる貴方に聞いて良かった多分私が口にしなければ真実は隠されたまま私は潰されて行く貴方なりの気遣いそれも分かっている貴方が正直に話してくれた事ちゃんと打ち明けてくれたからもう悩まない貴方とのメールはなくなった確かに酷にも思
ふく さん作 [170] -
汚染 166
さよならは言えなかった残された時間は僅かでも貴方が必要としてくれるまで共に歩こうと決めた目が痛い泣き過ぎたからだろう別れ際にキスをした深く繋がったキスその瞬間は永遠ではないけれど確かにそこにある愛を噛み締めたこれから私達にはもっと制限されるものが増えて行くメールは出来なくなった貴方と繋がる一つの術を失うと途端に不安になる私達は進む事はないけれど後退して行くものは溢れ出るそれでも私は逃げたりはしな
ふく さん作 [207] -
汚染 165
貴方の幸せを壊すつもりなんてなかった貴方に出会い貴方を好きになり貴方を幸せにしたいと思ったのに貴方は私の言葉に何度も首を振った流れ落ちる私の涙を両手で拭い貴方は言った『それは違うよ』真剣な目が胸を締め付けた『違わない』きっとそうだから『君が幸せをくれているんだよ』どうして私を突き放してくれないその貴方の狡さを憎いとも思ったでも貴方のその言葉は私の脆い部分をそっと包んでくれた何も言えなくてただ次々
ふく さん作 [135] -
汚染 164
ねぇ貴方が優しくする度に私は弱くなる貴方が私を見つめるから私は嘘を見抜けなくなる『最近、メールの感じが違う。最近、冷たくなった気がする。』確かにそうメールをくれなくなった気持ちが見えなくなった『あのね』溜め息混じりの貴方の声に耳を澄ませた逃げも隠れもしないもうどんな言葉だって受け止める覚悟は出来た『今はメール出来ないんだ』そう言って貴方が私の髪を撫でる良く意味が分からないだから俯いたまま動けなか
ふく さん作 [152] -
汚染 163
自分の声が思った以上に明るくて少しだけ緊張は取れた食事をしながらいつもと変わらない会話ちゃんと笑い合えていたし恐れていた沈黙もない私の不安は口にはしなかった今はそれがいいこの笑顔が消えてしまうからせめて今は楽しい時間であって欲しい脳裏にあるのは苦しみだったけど出かかる言葉は飲み込んだお店を出ると貴方は私の手を握った嬉しかっただけど素直に喜べなかったいつもの公園のベンチに座ったもうどうでもいい考え
ふく さん作 [114] -
汚染 162
このままでは駄目だと思った続けるにしても終わりを迎えるとしても貴方をご飯に誘ったそれだけなのに緊張した前の日の夜は眠れなかった不安と葛藤貴方を目の前にして何を言おうとしているのだろうこれが最後かもしれないという賭け色々な事が頭の中を駆け巡った私が『さよなら』を告げたら貴方は何て言うだろう終わりも受け入れなければならないと思ってもそんな時に思い出されるのは貴方との幸せだった記憶去って行くもの薄れ消
ふく さん作 [103] -
汚染 161
何だか寂しい手紙に込めた想い貴方は喜んでくれたのに近頃貴方はメールをくれない職場では普通に話すのにそれ以上の感情を貴方はなくしてしまった様に思えるそんなつもりはないかもしれないでも最近貴方の『好き』を聞いていないもしかしたら他に誰かいるのだろうか私にもう飽きてしまったのだろうか問い詰められない聞いてはいけない事もあるもしも私のこの予感が当たっていたとしても貴方を咎める事も出来ない私の立場を考える
ふく さん作 [94] -
汚染 160
貴方の誕生日に祝ってあげられないそれが悲しい結局はそんな存在である事を身に染みて感じる貴方に手紙を書いた何年ぶりだろうこうして誰かに手紙を書くのはいざ紙とペンを目の前にすると固まってしまう何を書けばいいのか貴方に伝えたい事は沢山あるのに『誕生日おめでとう』と一言だけ書いて手は止まる何だかまた悲しくて虚しくて自分の存在を嘆く様に泣いた泣きたかった訳ではないただ貴方に伝えたい言葉が多過ぎて泣いた口や
ふく さん作 [142] -
汚染 159
貴方が言った言葉が離れなかった一人になった今気の済むまで妄想したもしも十年前私達が出会っていたらどんな出会い方をしたのだろう私は高校の制服を着て貴方はまだ着慣れないスーツを着ている接点のなさに笑えたまだ社会を知らない私が社会に出た貴方に恋をする遊び足りない私は貴方に何を求めるのだろうその時の二人はどんな恋愛をするのだろう想像も着かなくて不思議な感覚になったもしも貴方とその頃に結ばれて家庭を築いて
ふく さん作 [121] -
汚染 158
『出会えて良かったよ』突然言われた言葉に胸は鼓動を早めたまるでもう終わりの様な台詞そう言った貴方の目が寂しそうに見えた『急にどうしたの』と笑うと『本当にそう思ってるから』と貴方も笑った私もそう思ってる心から『でもさ、本当はもっと早く出会いたかった』その言葉を聞いた途端に苦しくなった私がずっと思い言えなかった言葉貴方が口にするとは思わなかったしきっと二人の間では言っても仕方のない事の様な気がしただ
ふく さん作 [115]