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ふく さんの投稿された作品が433件見つかりました。
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見送る背中
追い掛けても届かない物を欲しがってしまうのは頑張る自分が好きだからではない無い物ねだりをしてしまうのは手に入れようと背伸びをする自分が好きだからではない何度も泣いたのはあなたを困らせたかった訳ではない無意識に流れる涙を留める事が出来なかった困惑した表情は嫌いあなたの笑顔が好きだけどちぐはぐになる感情が留まらない抱きしめられて胸が苦しいのは嬉しいからじゃないそこに愛がないから悲しいだけ帰って行く背
ふく さん作 [126] -
最後のやさしさ
君が思い描いた未来を叶える事が出来なかった捜し求めた夢が解らずただ自分だけを信じて矛盾だらけの言動と曖昧な態度で君を傷付けて来た形の無い愛情で何度も君を泣かせた完成する事の無い関係に何度も君を苦しめた涙を拭ってあげる事も出来ずに締め付ける想いを楽にしてあげる事も出来ずに君の明日を奪った痛い程の愛情に逃げるように去って行く僕を咎める事は無かった『俺は駄目だな』と言い訳をする僕に『そんな事ないよ』と
ふく さん作 [151] -
汚染 ?
貴方が行きたいと言っていたから今年最後の職場の飲み会はそこにしたしばらく会えないからすごく楽しみにしていたなのに貴方が突然来られなくなって絶望したお酒をいくら飲んでも誰と何を話しても楽しさが増さない帰りの電車で貴方の噂を聞いた私の知らない誰かとの噂\r耳を疑った少しの期待が音を立てて崩れ落ちた貴方は魅力的だし素敵な人だから当たり前かと開き直ろうとしたけれど無理があったやっぱり思い描いたら駄目だ貴
ふく さん作 [195] -
汚染 ?
クリスマスケーキを貰った会社の付き合いで買ったケーキ一ヶ月前カタログを見せて『どれ食べたい?』と私に聞いてきた何だか心が弾んだ子供の様な笑顔になる届いたのは私が指を指したクリスマスケーキ帰り際パソコンにメールが届く『俺のケーキあげる』その一言で胸が熱くなる隣にいるのにこんなに近くにいるのにメールでそんな事を言われたらまた気持ちが燃え上がる二人だけの秘密の様な気がして赤面する貴方に気付かれない様に
ふく さん作 [260] -
汚染 ?
貴方が同僚と話す家庭の話聞こえない振りをしてただパソコンを見つめた聞きたくないなのに耳がそれを受け入れる貴方がふとした時に私に漏らした言葉が離れない『家を出たいな』溜め息混じりに吐いた言葉『突然どうしたんですか』と少し笑いながら答えた『色々あるんだよ』と貴方も笑う何処となく寂しそうで何処となく頼りない表情\r『何処か遠い処へ行ってしまいたいな』また一つ溜め息をついてパソコンに目を戻したそんな貴方
ふく さん作 [198] -
汚染 ?
雨の中傘もささずに会社を出て行く貴方を見付けた急いで貴方の元へ駆け付たけれど貴方は私の存在に気付かずに走って行った貴方の背中が消えて行く名前を呼ぼうと息を吸って名前を呼べずに息を飲み込んだ傘を差し延べてあげたかったのに私一人の為に傘を開いた改めて貴方との距離を感じて寂しかった意識し始めたのはいつからだろう当たり前の様に私の左隣の席に有る存在たまにする世間話笑い合ったり冗談を言ったり貴方と話せる事
ふく さん作 [234] -
想い
私の想いを踏みにじる『もう帰るの?』そんな愚問はやめて欲しかったあなたの顔を見れば帰りたくなくなるだからただ前だけを見て頷いたあなたが以前『お前とは付き合うよりも友達でいたい』と言っただから私もそれに従ったその言葉にどんなに傷付いたかどんなに大きな決意が要ったか私からの連絡は辞めた意味が無いような気がしたから怖かったから前からの約束だったから会ったもう次の約束は無い私からは何も言えない会いたくて
ふく さん作 [147] -
思い違い
何にも分かっていないのね俺の事なんか忘れろよってあなただから忘れられないのにお前なら大丈夫ってあなたがいないと駄目なのに何でも勝手に決めないでよ私の気持ちを分かったように言わないでよ何だか悔しくて虚しくて沢山泣いた泣いても何も変わらないのにいくら涙を流してもただ体内の水分が減っていくだけなのにこうやって私が孤独に押し潰されながら泣いている間もきっとあなたは何処かで笑っているそんな風に思えばまた悲
ふく さん作 [106] -
Rainy
容赦無く降り続ける雨に髪を濡らし肩を濡らし二人歩いたぎこちなく空いた僕らの距離君の頬に流れる雫が雨なのか涙なのか分からない『じゃあまたね』と言った最後の挨拶それから会う事もなく月日は流れた君は今どうしているだろうか君の笑顔も声も忘れて行く恋人にもなれず友達にもなれず離れて行く存在を今更愛おしく思う決断を下したのは僕なのに大切な物を失ったようで心に大きな穴が開く君は文句の一つも泣き言も言わず僕から
ふく さん作 [105] -
君の魅力
不思議な魅力を持つ君の話し方君の大きな笑い声君の言う冗談君のたまに見せる寂しそうな表情\r誰もが君に惹かれて行くのだろう男心を上手くくすぐる紛れも無く僕もその一人だろうただ君は優し過ぎるいつも笑っていてくれた無神経とは違うむしろ気を遣い過ぎる所がある自分の本音を押し殺して相手を傷付けないように君は笑っているそんな君の優しさに甘え僕は何度もきつく当たった沢山傷付けるような言葉を言った一瞬落ち込んだ
ふく さん作 [177]