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ふく さんの投稿された作品が433件見つかりました。
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半分
何でも分け合えたら良かった幸せも痛みも君が愛してくれる事君が支えてくれている事君が存在している事側にいてくれなくても僕はそれだけで安心する幸せなんてそんなもんだと君も幸せならそれでいいんだと思っていた君も幸せなんだと信じてきた君はいつも笑顔を見せてくれたから明るく振る舞っていたから寂しいなんて言わないからいつでも君は満たされていて二人で幸せを分け合えているとそう信じてきた僕が笑っているとき君は一
ふく さん作 [115] -
友達のままで
私はあなたの中にどう存在しているのだろう回数が減っていくメール鳴らない着信声が聞きたいなら私から電話をすればいいだけど少しずつそんな事も億劫になる出ないかもしれないもう迷惑かもしれないこうやって変な不安や遠慮が増えていく気持ちに余裕がなくなる先が見えなくなるいつかやってくるかもしれない別れの影に怯えながらも辛い時こそ笑えと言い聞かせて笑ってきた自分の努力や我慢や無理に苦しめられるいつかあなたがさ
ふく さん作 [124] -
悪循環な恋
幸せなんてちっぽけでいつやって来たのか気付かなかったりするからそうやって感覚が鈍って私なんか幸せになれないんだと思い込んで落ち込んだりするだからあなたまでを傷つけてしまった気付きたくても気付けない愛情は言葉ではないだけど言葉にしないと伝わらない時だってあるそうやってどこかで思い違いをしたり想いにズレが生じてすれ違う何かを問えば答えが恐いどこまでも臆病な私は一歩を踏み出せなくてあなたの中へ踏み込む
ふく さん作 [150] -
表現の仕方?
『ごめんね』聞き飽きる程君は何度も言う何処までも僕に気を使う君そんなに頑張ったらまたどうにかなってしまう変わらないと僕が変わらないと口数が減る僕に君が必死で言葉をかける何も考えていなかった謝っても謝りきれない簡単に変われるなら苦労はしないだけどもうこれ以上傷付けられない僕と君は表現の仕方が違う君はきっと『好き』とか『会いたい』とか『さみしい』とか素直に言葉に出来るだけど僕は恥ずかしくなったり言わ
ふく さん作 [184] -
表現の仕方?
以前君が言った『あなたは冷たい』とそれに対して背を向けて『いつもこんな付き合いしかしないから』君は俯いて『私は私だよ』と言った不安にさせたのは僕君を追い詰めたのは僕なのに君は最後まで『私が寂しがり屋だから』『私が変わらないと』『心配ばかりかけてごめんね』『もっと強くならないと』と一生懸命に言った僕が励まされているような気持ちになる守るとか支えるとかそんな事が僕には足りない表現をしないと伝わるわけ
ふく さん作 [161] -
表現の仕方?
携帯が鳴るディスプレイに出る君の名前いつものようにまた読んでいた本に視線を戻す携帯を開いたのは一時間後内容は彼女の父からのメール『娘が倒れた』との事急いで電話をする三回目の呼び出し音の後に聞こえてきたのは少し弱った君の声『ごめんね、私に何かあったら知らせてって言ってただけなのにお父さんがあんなメールするから』と情けなく笑う君の優しさ本当は心配かけたくなくて我慢していた『あなたから電話があって私が
ふく さん作 [211] -
幻想
恋をすると全てが変わっていく目に映るもの耳に響くもの肌に感じるもの君が全てを変えた僕の存在さえも生きているという感覚を覚える胸の鼓動も体中に沸き上がる熱も愛おしい君からの些細な言葉その声が僕を夢へと誘う膨らんでいく期待で舞い上がる想い始めから気付けば良かった触れる感触優しい温もり甘い香りそんなふうにして作り上げられた君が誰の為であったのか魅力的な君がどれくらい遠くにいるのか僕への気持ちの小ささを
ふく さん作 [177] -
マハルキタ
『マハルキタ』私が発した意味の解らない言葉にあなたは眉をしかめた『何だよそれ』『フィリピン語で元気でねって意味だよ』『普通に言えよ』そう言ってあなたは笑ったもうこの笑顔を見る事はないあなたは遠くヘ行くやっぱり寂しい努力する事よりも諦める事に慣れた望みの無い恋に溺れたりはしないむしろ自分から想いは告げないそうやって私の恋愛感を固めて来たでもあなたは違った望みの無い恋それでもあなたを好きでいた片思い
ふく さん作 [358] -
記憶
初めて彼の元へ会いに来ただけどこの場所へ来るのは初めてではない半年前憧れていたあの人と歩いた場所ずっと憧れだった住み慣れた街を離れ少し心細くも感じたけどあの人と短い時間を共に出来るならそれだけで幸せだった高嶺の花のようなあの人と並んで歩ける長い間夢見た瞬間嬉しかった胸が張り裂けそうだった忘れかけた憧れが甦る長い片思いがまた溢れ出す今同じ物を見て思い出す隣にいる彼の体を借りてあの人を思い出すあの日
ふく さん作 [302] -
三つの理由
『今度貸してよ』と言った私のお気に入りのCDをあなたの住む場所へ送るのは三つの理由がある一つはその約束を果たせそうにないからもう二度と会える時が来そうにないから悲しいけど何となく私には分かる二つ目は私と同じ物を聴いて感じて欲しいから貸してと言った言葉や気持ちが嘘であったとしても嬉しかったもしもあなたの元へ届いてあなたが聴いてくれて少しでもこの歌を好きになってくれるならそれだけでいい三つ目はあなた
ふく さん作 [193]