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ふく さんの投稿された作品が433件見つかりました。
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バースデープレゼント
もうすぐ春が来るあなたが生まれた春一ヶ月前あなたへのプレゼントを買いに出掛けたまだ春物の服を着るには肌寒くてでも春をほんの少しだけ感じさせる暖かい陽気あなたの事だけを想いながら必死で選んだ何時間も掛けて何件も店を回って少し汗をかきながら懸命に歩き回ったあなたにピッタリのプレゼントを見付けた時の喜びは大きかった帰りの電車の中で疲れと安心感で眠ってしまった部屋に戻って可愛く包装されたプレゼントを何度
ふく さん作 [303] -
遠くから届いた手紙
私の体の何処にこんなに水分があったのだろう一日に摂る水分よりも遥かに大量の涙が溢れ出すあの人から届いた最初で最後の手紙アドレスはいつしか意味の無いものになっていた繋がらない電話と届かないメール『今カナダにいる。連絡しないでごめん。もう戻らないと思う。また何処かで会おう。』今までの沢山の思い出とさ程遠いあっけい文面悲しい程弱々しい筆圧せめて住所さえ残してくれたら希望は捨てずにいられたのに封筒の裏に
ふく さん作 [164] -
わがままな別れ
考えてもみなかった予想もしなかったこんな悲劇を突然の残酷な告白彼に悪気は無いだって私の気持ちなんて知らないのだから彼とお酒を飲める事が嬉しくて楽しくてはしゃいでそれなのに胸がとてつもなく痛くなった何秒か前までの少し酔った頭が一瞬で正常に戻る『彼女がさ』会話の中に聞こえてきた言葉耳を疑うよりも意味が分からなかった『電話が』と光りもしない鳴りもしない携帯を握り締めてその場から逃げた外の空気が冷たくて
ふく さん作 [320] -
感情と理性
後悔をする前に何故気付く事が出来なかったのだろうあの頃の私はただの子供だったでも簡単に気付く事が出来れば誰も苦労はしない我が儘ばかりだった会えない苦しみから声だけでも聞きたくてあなたの疲れた体や時間なんてお構い無しに電話をかけた必ずあなたは電話越しに声を聞かせてくれたからその優しさに甘えていた本当はきついのに寝ていたかもしれないのに取りたくもなかったかもしれないのにあの時の少し呆れた声や疲れた声
ふく さん作 [156] -
わたしの服
どうして『さよなら』を言うだけでこんなに苦しいのかなどうして好きになるのは簡単だったのに嫌いになることができないのだろう傷を負いすぎて何がどう苦しいのかも分からなくなる暖かい昼下がりに『少し厚着したかな』って上着を脱ぐように傷も簡単に脱ぎ捨ててしまえたらいいのに嫌いだった所を無理に見付けようとする度好きだった所ばかりを思い出してそうやってまた辛さや悲しさを着込んでしまう出来るなら幸せとゆう服だけ
ふく さん作 [165] -
悲しいタイムリミット
彼は来なかった約束をした一ヶ月前ただ会えることが嬉しくて胸が弾んで馬鹿みたいに嫌な仕事も懸命に熟した一週間前待ち切れなくて彼にメールをした何があったかは今でも解らない突然連絡は取れなくなったアドレスも番号も変わっていた遠くにいる彼でも会えるとゆう約束で心は近づいた近づく約束それなのに彼が二人の住む場所より遥かに遠い存在に変わる『待ってるね』その私からの連絡を最後に途切れた関係それでも待った約束を
ふく さん作 [145] -
また会おう
あなたに振られて安心した愛していたけどどうしようもないくらい愛していたけどやっとあなたを想い続ける苦しみから解放されたあなたを忘れられるかあなたを諦めきれるか保証は無いでももう充分想いを受け止めてくれなかった事であなたの事をこんなにも愛していたとゆう想いに今更だけど気付かせてくれたこれ以上状況が悪くなる事はないだからやり遂げたとゆう充実感と安心感で肩にずっしりと乗っていた荷物がすっと私から失くな
ふく さん作 [171] -
0パーセントの恋
あなたにメールを送るのに返事が来なくてそれでも送り続ける送信できていたはずなのに突然のエラーメール現実が飲み込めなくて何度も同じメールを送る同じ回数のエラーメールが私の元へ届く電話をかけても悲しいアナウンスが流れる繋がったはずの電話番号使われていないと言われても私はこの番号しか知らない何故だか分からない何もしていないのに傷付けることも嫌がることもただ会う約束をしていただけなのに友達を装って当たり
ふく さん作 [185] -
冬に想うこと
週末は雪だってニュースで言っていたふと君を思い出す白い雪が大好きですごく寒い日は窓の外を何度も眺めて『雪降らないかな』と呟いて子供のような目をしていた君は今何をしてる一番に降る雪を届けたいのに遠すぎる変わらない記憶の中で君が笑う忘れもしない君との日々を寒い冬の中思い出す元気でいるならそれでいい髪を触る癖は直っただろうかすぐ風邪を引くからちゃんと暖かくして寝ているだろうか久しぶりに君の声が聞きたい
ふく さん作 [169] -
二人でいる孤独感
あなたと二人でいる時何故か満たされない私の気持ちがどんなに満たされていても必ずそこに幸せがあるわけではない不安があるから頑張れるけれど疑い始めればきりがない信じる事の難しさ幸せで満たされる事の難しさ心が一つにならなくて苦しくていつも孤独を感じる言葉では愛を告げられるけど心の中までは覗けない温もりもない今にも崩れそうな薄っぺらい愛しかない一人になればあなたがいない寂しさで満たされるだけどその片隅に
ふく さん作 [138]