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ふく さんの投稿された作品が433件見つかりました。
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薔薇
煙草を吸う姿大人びた笑いけだるい空気音の無い世界愛してはいけない人愛して止まない想い全てが混ざり合い憎しみに変わる暗闇に見えた快楽の光それなのにまた光を失い絶望の果てに辿り着く汚れて行く想いどうか私を救い出してどうぞ行って下さいそんな風に笑顔で言えたら私は救われる愛に溺れ優しさにごまかされるまるで殺し合いの様に血を流し合う傷付け傷付きそれでもいいと身を委ねるもう沢山と吐き捨てる言葉それとは裏腹に
ふく さん作 [139] -
きらきら
あなたを好きになってから世界が小さく感じるこの世界で愛せるのはたった一人あなただけそんな風に思えてくるあなたを想うと指先まで電気が走る嬉しくて楽しくて会いたくて苦しくて色んな想いが入り交じって心が麻痺するあなたが発する一言一言が宝物になるあなたの笑顔怒った顔寂しそうな顔一つ一つの表情を大切に思う髪をかき上げたり髭を触ったり腕を組んだりあなたのちょっとした仕草を愛おしく思うあなたの世界が色濃く映り
ふく さん作 [164] -
気付いて
同じ歩幅で歩いても一緒に居てもあなたの心が隣に居ないいつも寂しくて下を向いて歩く手を繋いであなたをしっかりと繋ぎ止めていたいけど恐怖が襲い掛かって手を伸ばすことが出来ない孤独で押し潰されそうになる気付かれないようにあなたの話に相槌を打つ懸命に笑うあなたに心から『好き』と言われた事はないいつでも私からだった会いたいと思う時も好きで仕方がない時も言葉にするのはいつも私『恋人』と呼び合えるまでの時間は
ふく さん作 [159] -
描いた夢
あなたと夢を描いた永遠に続くはずの夢をいつか結婚しよう一年は二人で過ごして子供は三人男の子が産まれたら俺は一緒に野球をしたい女の子が産まれたら私は一緒に料理をしたい小学生になったら私はパートをする子供が帰って来る時間には絶対家に居てあげたいご飯を作って待っててあげたい学校であった出来事を聞いてあげたい沢山褒めてあげたいあなたが帰って来るまで起きてる必ず『おかえり』を言うの朝はあなたより先に起きて
ふく さん作 [146] -
あなたの空へ
あなたが私の隣から姿を消して心まで独りになったあなたを何度も責めた私を独り残して何で一人で逝ってしまったの友人が同情して明るく振る舞う異性を紹介してくれたりその思いを無駄にしたくなくて私なりに一生懸命頑張って笑った彼も幸せを願ってるよとかもういいよと言って私の肩を叩くけどやっぱり違う一つでもあなたと同じものを持っていればと必死で探す何でもいいあなたと同じ煙草あなたと同じ香りあなたと同じ癖懸命に探
ふく さん作 [243] -
迎えに行くよ
過去を捨てきれずに過去に負った傷が消えずに過去を引きずる僕を君はいつも見守っていてくれた『大丈夫』だと何度も君が優しく言うその言葉が傷に響いて苛立って何も知らない癖にと冷たく君にあたる事もあったそれでも僕に愛想も尽かさずに笑顔でいてくれたいつしか君の『大丈夫』が僕の心に染みて少しずつだけど傷が癒えて行く気がした時間はかかるからと焦らずに少しずつ負っている物を消して行けばいいと君が手を握って言って
ふく さん作 [173] -
僕らの物語
君を好きになって僕は変わったどうやって気持ちを伝えようか毎日悩んだ最高のシチュエーションで最高の告白をしたかったその為に恥ずかしくなるほどの恋愛の歌を聴いたりした君を想いながら聴くと何故か恥ずかしい思いを通り越して感動して泣いたりもした普段あまり観ない恋愛映画を飽きるほど観たりもした馬鹿馬鹿しいと感じていたはずなのに何故か熱くなってまた泣いてしまう僕なりに勉強をして少しだけ大人になった気になるこ
ふく さん作 [134] -
負けず嫌い
『好きだよ』『ありがとう』あなたは爽やかな笑顔を見せる『YES』とも『NO』とも解らない返事思った通り正直好きではないただ試したかっただけあなたが何て言うかどんな顔をするか予想は見事に的中あなたは誰も愛せない色んな女を持て遊んで楽しんでるだけどうしようもなく寂しがり屋なのかそれとも単に卑劣な男なのか私から言わせれば寂しくてたまらないからいつも誰かと居なければ駄目な人出ない癖に携帯は手放さない一緒
ふく さん作 [135] -
一つの傘〜僕らの奇跡〜
雨が降る傘を持たなかった僕は雨を見ながらただ呆然としていた『入る?』横には小さな女の子同じ高校の隣のクラスの女の子彼女が頬を赤く染めて恥ずかしそうに傘を差し出している『ありがとう』そう言って傘を取った触れた手があまりにも小さくて冷たくて彼女を愛おしく思った本当は知っていた僕は彼女が好きだった前に一度彼女と言葉を交わしたことがある教科書を忘れた僕は隣のクラスの窓際の席の彼女に声をかけた『教科書貸し
ふく さん作 [150] -
一つの傘
あんなに雨の日を愛おしく思ったことはない放課後の下駄箱で彼は雨を眺めながら少し肩を落として立ち尽くしていた足早に彼に近づいて傘を差し出した『入る?』言葉を交わしたこともなかった私を見て驚いた顔をした今まで恋に臆病だった私がずっと憧れていた彼の隣にいて彼に傘を差し出している緊張や恐れなんて考える前に私の足が彼に向かいたがっていた彼の寂しそうな背中が私に勇気を与えてくれた『俺が持つよ』と言って私の手
ふく さん作 [152]