トップページ >> ふく さんの一覧
ふく さんの投稿された作品が433件見つかりました。
-
本当の彼
『今すぐ会いたい 会いに来て』彼からのメールで家を飛び出した返信を忘れるくらい舞い上がった彼の待つ場所へ必死に駆けて行ったただ無心で走った彼を見付ける事は容易いどんな人混みでもすぐに見付だす自信はあるしゃがみ込んだあなたを見て切なくなる『急にどうしたの』息を切らした声にやっと気付いた驚いた顔で見上げる突然笑い出す『ホントに来たんだ 馬鹿じゃないの』一瞬にして頭が真っ白になる『だって』それ以上の言
ふく さん作 [332] -
条件
関係を続けるには辛すぎる条件あと五ヶ月五ヶ月後にはあなたは遠くへ行ってしまう最低三年は帰って来ないからそう言って夢を語るあなたは輝いて見える三年後帰って来る保証も無ければ希望も無い決心が付いたらおいでよ笑って言うけど上手く笑い返せない必ず行くよそんな軽弾みな返事も出来ない絶対帰って来てよそう言って縋れば重くなるなるべくあなたの荷物にはなりたくはないもし帰って来たら結婚しよう『もし』なんて悲しすぎ
ふく さん作 [546] -
夢を見る
最後のお願い一度で良い一度だけで良いから抱き締めて忘れるからもう迷惑かけないから抱き締めて欲しい私の要望を受け入れてくれた抱き締めてくれたあなたの腕が思っていた以上に細くて少し切なくなった細くて長い腕に包まれながら頼りない背中に手を伸ばした初めて触れる背中あなたの服の匂い胸の温かさに私の想いは爆発寸前になる忘れるからその決意とは裏腹に心臓が凄い音を立てる自分のあまりにも大きな鼓動であなたの心臓の
ふく さん作 [240] -
想い
抑えようとしても会えないときの不安や寂しさ好きの気持ちが加速するごまかしてもごまかしきれない想い友達が続く限りあなたを見守ることしか出来ない悲しさ近くにいるのに手が届かない苦しさあなたの笑顔あなたの疲れた顔あなたの悲しそうな顔触れたくて抱きしめたくてもどかしくてずっと苦しんだ何をしていても気になってあなたのことが心配でどうすることも出来ない自分がちっぽけに思えて毎日溜め息ばかり増えていくあなたか
ふく さん作 [279] -
Beautiful Girl
今のありったけの気持ちを君にぶつけて来た君に『好き』を何度も伝えた何度も何度も伝えたその度に君は『そんなに言われると好きの言葉に有り難みが無くなるよ』と困った顔で笑って見せた違うんだ何百回何千回言っても足りないんだ伝えすぎて伝わらない痛む心は君への『好き』なんだ君は寂しがり屋だけど僕はそれ以上に寂しい君からの『好き』が聞きたい連絡が取れないだけで不安になるしいつでも声が聞きたい何処かでそうやって
ふく さん作 [266] -
偽善
『私、彼が好き』突然の告白大切な友達『そっか』私も彼が好ききっと彼女よりも出会わせたのは私彼と出会ってから日は浅いけど彼の持っているものに惹かれすぐに恋に落ちた会いたくてでも二人で会う勇気もなくて友達を誘って何度か遊んだ私が選んだ彼友達が彼に恋をしても自然な事『告白したんだ』私にはそんな勇気さえなくていつも受け身で自分で情けなくなる私も好きなんだそう言えば友情が崩れる弱い大切にしたい物が一つ壊れ
ふく さん作 [320] -
サヨウナラ
苦しいほど好きだった会いたくて顔が見たくて声が聞きたくて話したくてどうしようもなかった終わりが見えている恋あなたは優しいしいつでも笑ってくれるどこか頼りないけど何処までも着いて行きたいと思う愛して欲しかったけど縛ることの方がもっと辛いごまかし続ければうまく行かなくなる今気持ちを打ち明けてもあなたには繋がらない『こんな私を好きになってくれてありがとう』いつか言ってみたかったこんな私だから好きになっ
ふく さん作 [308] -
行く先
いなくなってもいいいなくてもいいそう簡単に思えたらどんなに楽だろうあなたの手を掴んでいればよかったあの時あなたの言葉にちゃんと耳を傾けていればよかったあなたの愛情に答えてあげていればいくら後悔しても人生に『もしも』なんて存在しない今更あなたへ愛を告げてもあなたはもう違う人の元へ行ってしまう素直になれていたら迷いを捨ててしまえていたら仕方がない気持ちがすれ違っただけだと言い聞かせるしかないそうする
ふく さん作 [243] -
哀しい旋律
僕には出来ない程の一途な恋彼女は一生懸命誰かを愛していた僕は相手の名前も顔も知らないただ彼女の想いは知っていた『彼』彼女はそう呼んでいたしそれ以上僕も聞かない彼の事を話す彼女の顔はとても楽しそうで幸せそうで何よりも綺麗だった恋する女性の顔あまりにも幸せそうに話す君を見て何だか僕も幸せな気持ちになれた彼女には幸せになって欲しいこの恋がどうか実りますように本気でそう思えたんだ弱音を吐かない恋する女性
ふく さん作 [223] -
奴隷
希望は捨てたはずだったもう未練は無い何を言われようと恐怖など無いとそう思っていた会えばまた想いが甦ることも分かっていた現実から逃避していた日々が壊れ期待や希望をちらつかされるただけで消そうとしていた想いが込み上げる舞い上がる想い熱くなる心情けないたった一言でまた愛されたいと思う結ばれたいと思わされる『嘘』微笑を浮かべる顔たった一言で崩れる希望軽率な言葉不快な想い疎ましい揺れ動く心が哀しいあなたを
ふく さん作 [682]