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ふく さんの投稿された作品が433件見つかりました。
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再生
描く事よりも壊す事の方が簡単でまたそれを再生するのは難しい一度壊れたものは二度と同じ形には戻らないだから迷い苦しむ今の自分がどうであろうとどう変わっていようとあの頃の二人には戻れない届くまでどれだけの時間を費やしただろう繋がるまでどれだけ時間が経っただろうかあんなにももどかしく愛おしく強く繋がっていたのに繋いだ手を離すように意図も簡単に君の心が離れて行こうとははかなく散る愛をまた咲かす事が出来た
ふく さん作 [229] -
未完成の恋
寂しいときに隣にいていつでも満たしてくれた喜びを分け合うことを知った独りでいることの孤独感や嫉妬や独占欲も知った側にいて安心するあなたの前では自然と溜め込んでいたものを吐き出せた私が私らしくいれた肩を並べて歩くのが嬉しかった二人が笑えば世界が輝いて見えたはたから見ても二人は仲良しの恋人だろう喧嘩もしないしいつも必要なときに一緒にいて誰もが羨む恋人そんなふうに映れば幸せだけど本当は違ういろんなもの
ふく さん作 [261] -
獣
月が綺麗な夜薄暗い雲が月を隠し鋭い犬歯を光らせる独りが好きな獣は姿を消しじっと夜を待つ月が真上に上る頃そっと姿を見せ獲物を探す美しいものしか好まない目を光らせ獲物を見つけ爪を尖らせ獲物を喰らう高く吠え満足すれば獲物を捨てまた暗闇に消える知っている寂しい目を孤独な背中を本当は独りが怖い臆病な心を強く見せる姿強く見せる遠吠え誰もがその姿に落ち怪我を負い心に血を流す私しか知らない寂しそうに泣く声遠くを
ふく さん作 [499] -
Deep
未練だらけの毎日涙を流すことにも飽きた過ぎていく季節をただ独りで過ごした全てに無気力になり興味を無くしたあなた以外何もいらない春綺麗に咲き乱れる桜を見てはあなたに見せたいと思う夏照り付ける太陽を感じあなたと行った海へまた行きたいと思う秋舞い落ちる枯れ葉を見ては寂しくなってあなたに会いたくなる冬初雪をあなたと一緒に見たいと願う冷たい手をあなたに握ってほしくて冷たくなった身体を抱きしめてほしくて孤独
ふく さん作 [649] -
魔法
嫌なことがたくさんあって辛くて苦しくてどうしようもなくて泣きたくて思い切り泣きたくて誰かに頼りたくなる大丈夫あなたのその一言は軽くて人の気も知らないでと無神経に思えたりもするだけど何処か優しくて暖かくて自然と元気をもらっているような気がする一緒に悲しむよりも辛気臭い言葉よりもあなたが笑顔で言う大丈夫の方が大好きだ無神経なんじゃなくてあなたは知っている私が元気になれる唯一の術を生きていればもっとも
ふく さん作 [420] -
いつからか
多分恋ではないずっと友達でいたいしずっとこの関係がいい一緒にいて楽しいし笑ったり愚痴を言ったり安心できるでもきっと恋ではない好きなんて特別な感情を持ったこともなければそれは恋愛感情だよなんて周りが言おうといつも否定してきた彼氏彼女なんて呼び合うようになれば今の関係は続かないと信じていたし関係を続ける自信もないただ一緒に笑い合いたい喧嘩なんかしたくないし束縛や嫉妬もしたくない友達そう呼び合う方が二
ふく さん作 [408] -
言葉
君はとても素直で嘘が付けない子だっただけど僕たちの根っこに触れると何故か君の本音が解らなくなる僕が付き合おうと言った時僕のこと好きなのと聞いた時君はただ頷いて目を反らした何処か頼りなくて嘘が付けない目僕を頼っていてくれる悩みを正直に話してくれて楽しい時は思い切り笑って気に食わないことがあると思い切り怒って悲しい時は思い切り涙を流してそんな素直な君だから好きになったわがままで頑固で自分の思い通りに
ふく さん作 [531] -
ラブソング
あなたが好きなもの全部を好きになりたくて好きな食べ物好きなスポーツ好きな洋服好きな季節好きな映画好きな芸能人好きな音楽全部好きになった興味が無かったものを好きになるのがこんなにも簡単に好きになれたのはあなたが大好きだったからただ共通のものが欲しくて共通の話題が欲しくてあなたに共感したくて私が知っているあなたが持つもの全て知りたくてあなたに少しでも近づきたくて必死で頑張ったそんな自分も好きだったあ
ふく さん作 [557] -
錯乱
追い掛けるよりも追われる方が好きで愛する人を愛し続けることから逃げてまだ見ぬ未来よりも目の前の現実に手を延ばす分かっている何が幸せか誰を求めているのか時に自分が解らなくなる追われて愛されて触れられて優しくされて愛の言葉を囁かれて魔法に掛かる心の奥にあるひそかな想いを隠して愛を囁く目を閉じて自分を未知の世界へ引きずり込む愛する心よりも愛される安心を望みいつだってそうして自分を守るいつ解けるか分から
ふく さん作 [515] -
背伸び
あなたに追い付きたくて必死で歩いてあなたが見ている世界が見たくて一生懸命背伸びしてあなたに想われたくていつも笑ってあなたに触れたくてあなたを見ていたくて離れたくなくてただ離れたくなくてあなたに届くようにずっと手を伸ばしていたあなたのためなら死ねるなんて大きなことは言えないけどあなたのためならどんなことでもしてあげたかったあなたが嬉しい時は一緒に笑ってあなたが辛い時は一緒に泣いてあなたが疲れた時は
ふく さん作 [523]