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理 さんの投稿された作品が94件見つかりました。
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散りゆく
深く考えずに書いたことを深く反省していますまだあなたは私を許してくださらないのか酒で胃を痛め酒で女を泣かしそれを見て涙をながし昼は路上で目を覚ます繰り返す酒と女を同時になんて贅沢なのだろうかまだ私は私を許せない酒と男は毎夜繰り返し散ってゆく
理 さん作 [307] -
影
もうこれ以上の「さよなら」はいらない短針が長針に重なる程の俺とお前の影を見てまた影を創るただずっと好きだったよ今も好きだよ初めてお前を見た時からずっとずっと好きだったよ影が重なり突然「俺にも何かできるんじゃないか」と思えたから歯ぎしりしながらずっとずっと前だけを見ていたんだ
理 さん作 [295] -
階段
俺の元に持ってきたお前のその両足が疲れきっているお前のその胃もスリ切れているそれでもお前が来ると言うから俺は8時間も前に起きて足の疲れをやわらげ胃を満たしお前を迎える階段を飛び降りろ日曜日の朝を久しぶりに見たなと乾杯したな今度また会う時は階段を一歩ずつ降りるんだよ
理 さん作 [377] -
家畜が見る川
卑屈に顔を歪めてもう終わったかなと油断した時を狙ったかのようにふりかかる不安ここでなければどこだっていいし暑くなければなんだってかまわないし付き合い酒なんて相手を馬鹿にしてるし何より金の無駄だここに来るまで一体どんだけかかったんだ地元の川を見ながら俺は泣いたうちで飼っている家畜を少しの間みていてくれないだろうか誰も読んでないし誰にも呼ばれない俺という存在を認められず誰かに期待しているようならまだ
理 さん作 [313] -
台所
この雨音がなければもう狂っていたかな押しやられ無意識にやってきたここに気付いたら立っていたどうしようもない変わりようもないことに固執するのは何か理由があるのだろうか時間を気にして金に振り回されて何が何がアウトローだ自分が吐いたツバとしょんべんの中で寝たこともないのに「俺も底辺の人間だ」とかおっしゃるそれに今日は好きでもない抱いたこともない女が台所で笑っているよあなた昨日泣いていたよねあなたのこれ
理 さん作 [354] -
一夜
散策は決して外だけにあるものでなく人と人の間にあるらしいその女が言うにはだ俺が何だって?俺が何者か何の仕事をしているかだって?ただ一つの酒の席でお互いが生きてきた今日までと生きるであろう明日の話の一つが俺が何者かという社会的肩書きで人を知ろうとする俺は人の職業を少しも知りたくないんだが・・・ただの会話のきっかけ埋め合わせか?よし!俺はな、底辺の人間だ!飾り立てて出向いて来た一夜の一つの話にすぎな
理 さん作 [567] -
笑えるかもな
独り生まれた事を呪い生きている事に喜びをみつけられず自意識や自己嫌悪や自己否定に押しつぶされて小さく小さくしめつけられる様に苦しむ悪意のない純粋な闘う心優しき男達よ片想いや失恋や横取り計画に犯される闘う心優しき男達よ入る事より出る事の方が難しい類いのこの現状で何とか上手く立ち回ろうとするからどんどん深みにはまってゆくが逃げ道がたったの一つも見つからないなら人はどうするか?全ては経験だと気休めがそ
理 さん作 [317] -
許せない自分を
なりたいものになれないことはいくらでもあるだろうなりたくないものになってしまっていることもやっぱりあるだろう自分でしかありえない自分にただ泣くこともあるだろう理想誤解現実許せない自分を許せないそんな自分を今日笑え
理 さん作 [281] -
自意識2
こんな夜は嫌いだという彼に彼女は戸惑うお前ってけっこうウソつくんだなすぐ脱ぐ彼女に彼は戸惑う「私ハタチになりました。アクタガワ獲って、くわえタバコで今日もインタビュー。ちょっと頭のおかしい女に思われたいのよ」机の上の何が表現?足の裏まで見えてるぜ
理 さん作 [356] -
ふたりで
考えるには最も有効なスイッチの入れ方として酒とタバコと音楽とペンと紙「明日の痛みをやわらげるために、今日をおとなしく過ごす様な夜を、あなたはちゃんと否定している?」この際だからハッキリと言っといてやるけどな、俺はな、底辺の人間だ低俗だ「誰かと比べて、どこが勝っているとか、どこが劣っているとか、いい加減やめたら?」経験や体験や感情や人の手が全く役にたたない時はいくらでもあるんだよ「自分だけがつらい
理 さん作 [375]