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デニミウン さんの投稿された作品が34件見つかりました。
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恋愛論*あとがき
恋愛論は、私自信が少し前、とても好きだった人をモデルに書かせていただきました。実際の体験が随分と含まれるため、彼女に見られるとマズい部分もあるのですが。(多分見てはいないと思います。)彼女への想いをまとめておきたいと思い立ち、小説を書かせていただきました。彼女とは、最初から最後まで、自分にとって特別だと思える恋愛でした。小説にさせてもらえる環境を与えていただいて、管理人さんに感謝です。お読みいた
デニミウン さん作 [194] -
恋愛論*終
亜紀は少し考えてから…。「そういう考え方。裕樹らしいわね。とても良いと思うわ。私の事も気にしてくれているんだろうけど大丈夫よ。いつも私に対して真剣で、一生懸命で、優しかった裕樹との思い出は、これからも私にとってとても大切なものよ。それぞれの人生に大きな意味のある恋愛、お互いにそう感じる恋愛が出来たってこと。まだ先の長い人生だけど、私は多くを望まないわ。裕樹の幸せをいつまでも願ってる」久し振りに聞
デニミウン さん作 [182] -
恋愛論*30
「今、亜紀は何をしているの?」「介護施設で、住み込みで働いてるのよ。昼も夜もない感じだから、毎日があっという間に過ぎて行く感じ。海を見渡せて、とても素敵なところだから、私にはもったいないくらいの充実した環境なのよ。」「良かったね。亜紀。今まで頑張ってきた分、幸せにならないとね。」「ありがとう」亜紀は、裕樹が以前より大人びているのを感じた。とても嬉しかった。言われた言葉もそうだが、繊細な裕樹をいつ
デニミウン さん作 [122] -
恋愛論*29
二年振りの再会だった。出会ったのと同じ道で。外見がそう変わる年頃でもない。でも、この二年が二人にもたらしたものはとても大きかったため、互いに以前とは違う雰囲気を相手に感じていた。先に口を開いたのは亜紀だった。「久し振り。元気だった?」「うん。なんだか見違えちゃったね。綺麗になった。」「ありがとう。裕樹こそ、たくましくなった感じね。」「そうかな…。亜紀のおかげだよ。この二年、亜紀に教えてもらったい
デニミウン さん作 [139] -
恋愛論*28
亜紀の質問に、老女はゆっくりと語り始めた。「ここの海ではないんだけれど…。夫だった人と、海をよく見に行ってました。たった一年の夫婦生活…。時間は短くてもとても幸せな時間でした。恋愛なんてあまり奨励される時代ではなかったんですけどねえ。とても居心地の良い相手だったんです。あの人は。戦争に行ったきり帰って来れなかったから、それ以来私は一人で生きていくしかありませんでした。でも肝心なのはそれから。一人
デニミウン さん作 [145] -
恋愛論*28
海にたたずむ老婆がいた。海を眺めるその姿はもの悲しい様子にも見え、なんとも言えない力強さを感じる不思議な光景でもあった。一人で立って来た。ずっと耐えてきた。そう物語っているようだった。「ずいぶんこの景色が好きなんですね。さっきからずっと見続けていらっしゃいますけど…」亜紀は話しかけていた。「ああ、そうね。日課みたいなものだから。」とても品の良い女性だ。「近くに住んでいらっしゃるんですか?」「ええ
デニミウン さん作 [277] -
恋愛論*27
西山亜紀は、旅していた。 ゛南゛へ行こう。明るい気持ちになれる場所へ行きたかった。ここ数ヶ月、母をサポートし、祖母の世話をするのは大変だった。仕事も忙しかった。何かを忘れるように夢中で頑張った。祖母が亡くなってしばらく立つと、何かが虚しくなった。自分が頼られているということは幸せなことなのかもしれない。安易だが、゛南゛へ来て良かった。どこまでも透き通る海を眺め、自分をいたわろうと思った。温めて温
デニミウン さん作 [140] -
恋愛論*26
数ヶ月前、僕は何もかも失ったと思った。でも、新たに一歩踏み出す勇気を思わぬ形で与えられた。こんな…こんな僕を頼ってくれる人がいる。僕にも守れる人がいる。亜紀への思いを一生引きずって、傷付いた思いで過ごさなければならないと思ってた。でも、ゆっくりと癒せるのかもしれない。傷付いた者同士、お互いをいたわりながらゆっくりと。二人で前に進んで行けるかもしれない。僕は彼女を、守るんだ!「僕も。瞳の事好きだよ
デニミウン さん作 [165] -
恋愛論*24
亜紀の事は瞳には話さなかった。いや、話せなかった。亜紀以上の存在を僕は期待していなかったから。瞳は、やはりまっすぐで曲がった事が嫌い。不器用な、そして真面目な子だった。いじめの原因はいろいろあるけど、周りに理解出来ないまっすぐな心、これは多くの人間にとって、ねたましいものなのだろう…。僕は真面目な子に弱い…。人気のない信号を二人で待っていた時、思わず瞳を見つめ続けてしまった。「どうしたの?」「え
デニミウソン さん作 [128] -
恋愛論*23
僕はある日、一人の女の子に出会った。そう、その子は女の子、という感じの可愛らしい子だった。といっても20歳は過ぎていたわけだから、可愛い女の子という表現は失礼かもしれない。゛出会い゛というものは不思議なもので、亜紀と出会った時のような印象深いものもあれば、何気なく出会った存在が、自分にとってだんだんと大きくなっていく場合もある。同じ病院に通っていた、瞳という子と僕はよく話すようになった。同じ病院
デニミウン さん作 [149]