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デニミウン さんの投稿された作品が34件見つかりました。
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恋愛論?
亜紀は大人だったから、子供みたいな僕に教えてくれた。 愛情は、相手の気持ちを考えてこそ、だってこと。最初、僕はプレゼントをちょくちょく買っては亜紀にあげた。 部屋をシンプルにまとめ、綺麗好きな亜紀は、物が増えるのが嫌だってことをはっきりと教えてくれた。そのかわり、一緒に見てた雑誌で何気なく可愛いって言ってた時計を、プレゼントした時の喜び様は忘れない。小さな事だけど、僕は一つ大人になった。 亜紀
デニミウン さん作 [204] -
恋愛論?
゛月下美人゛この花を知っているだろうか?(いや、僕が知らな過ぎただけかもしれない…。)年に一度白い大きな花を咲かせる。はかない感じのする花だ。 僕は亜紀に教えてもらった。近くの家に咲いているから見に行こうと誘われたのだ。花を見れたのはラッキーなのだそうだ。 あれから一度も見れてはいないけど。゛月下美人゛ 一年間だった僕らの関係を象徴していたように思えた。儚い関係だったという意味だけではない。
デニミウン さん作 [156] -
恋愛論?
でも、その時の僕はあまり分かっていなかった。「じゃあ僕は亜紀さんのこと見捨てられないから、そばに居てあげる。家がそばだから当然なんだけど。」 「えっ?」「それとも、他にもそばにに居てくれる人がいる?」 「ううん、裕樹くんだけだよ。そんなことを言ってくれるのは」 「じゃあ決まりだね?僕たち付き合うことにしよう」 彼女は、少し考え込んでいた。「…前付き合っていた人と別れたのは、やっぱり家の事があった
デニミウン さん作 [155] -
恋愛論?
別れ際に彼女は言った。「わざわざ遠回りをして送ってくれてありがとう」 「えっ?」 「だって、この間あそこの家に入って行くのが見えたから」 …二回目に会ったときだ。覚えててくれたんだな。 「ぶっそうな世の中だから…」適当なことを言ってごまかす。「そうね。本当にありがとう」手を振って彼女は家の中に入る。 なんだか余韻に浸りながら、ボーっと家に帰ったのを覚えている。 また、会いたい。彼女に会えるなら、
デニミウン さん作 [145] -
恋愛論
別れ際に彼女は言った。「わざわざ遠回りをして送ってくれてありがとう」 「えっ?」 「だって、この間あそこの家に入って行くのが見えたから」 …二回目に会ったときだ。覚えててくれたんだな。 「ぶっそうな世の中だから…」適当なことを言ってごまかす。「そうね。本当にありがとう」手を振って彼女は家の中に入る。 なんだか余韻に浸りながら、ボーっと家に帰ったのを覚えている。 また、会いたい。彼女に会えるなら、
デニミウン さん作 [274] -
恋愛論
歩行者信号のところに来た。 やっぱり彼女は立ち止まった。姿勢良く、堂々と。 僕も並んで立ち止まる。普段、そんなことしないくせに…。ちらっと彼女を見る。彼女もちらっとこちらを見る。 軽く会釈してくれた。僕も頭を下げる。 なのに、この時は話す間もなく青信号…。背の高い彼女はすたすたと行ってしまう。長い髪を揺らしながら。 実際、彼女とまともに話せたのはそれからさらに数ヶ月後。何度か見掛けたけど、信号待
デニミウン さん作 [197] -
恋愛論
こんにちは―\r少し裏返っているような、でも慎ましい女性らしさが表れている大人の声。今は懐かしい、誰よりも近い距離で聞いていた優しい声。 残念ながらこの時は僕に向けられて発してはいなかったのだけれど。 二回目に彼女に会った時だ。近くのスーパーで彼女を見かけた。近所の人とあいさつをしていたのだろう。 初めて彼女の声を聞いた。初めて彼女の顔を見た。 客観的に見て、彼女は普通の子だった。僕が恋に落ち
デニミウン さん作 [180] -
恋愛論
僕、坂本裕樹(さかもと ゆうき)は東京に来て一年。西山亜紀(にしやま あき)の事を、忘れられないでいた。 人との関わりを極力避けたいと思い、人目を避けて生きてきた僕にとって、東京は厳しい場所だった。 上司はやはり厳しい人だったし、覚えることが多く戸惑うことばかりであっという間に過ぎた一年。 職場には優しい女性もいて、時々声をかけて慰めてくれたりもした。亜紀より綺麗な子はたくさん
デニミウン さん作 [215] -
恋愛論
でも、現実にその人に次に会うのは難しいだろうな。そんな人もいるんだな。 教訓として、それを頭に入れておこう。そんな風に考えてその時は終わり、数ヶ月が過ぎた。偶然の出会いがなければそのまま終わり。 その程度だった。本当にそれ以上踏み込む勇気なんて持ち合わせていなかったし、僕と彼女がどうにかなるなんて思ってはいなかった。 …ときおり妄想はしたけれど。
デニミウン さん作 [171] -
恋愛論
恋愛論を語れるほど、僕は恋愛向きな奴ではない。自分から告白なんて、自信の無い僕には無理な話しで、こんな僕を好きになってくれた人はいるけど、その人と付き合う気になれなかったので、丁重にお断りした。 つまり、恋愛にズレのある人生だった。 そんな僕の中にストーカーまがいの大胆な性格があり、その時の見知らぬ女性をしばらく追っかけたのだ。 良かった…。その人はすぐ近所に住んでいた。何度か目にしたことのある
デニミウン さん作 [156]