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S・U さんの投稿された作品が187件見つかりました。

 
  • エンブレム〜序章〜?―?

    あの三人が出てきたってことは、あの中心でナイフ振り回してる猫連れの子は知り合いって事だな。「じゃあ、あの子か…噂の名無しさんは」…白髪、白肌…か。「呪いでも受けたのか…?」あるいは…また別の…。「いや、考えすぎか…」少し本の読みすぎだな。とにかく、下に降りよう。先生達に目をつけられる前にあの騒ぎを鎮めなきゃな。やれやれ、まためんどくさいことだ。その考えとは裏腹に自然と笑みがこぼれていた。くくく、
    S・U さん作 [231]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    ――遼サイド「疲れたな…」やれやれ、何故委員会というものはあんなにも馬鹿馬鹿しいものなのだろうか。何度も何度も同じ様な事で談義して、その癖一切進展しない。やはり、あれは委員長の無能さに起因しているのだろう。学校というのは年齢が高い方が偉いと勘違いしているのか?組織というのは有能なものが率いてこそ最大限に力を発揮出来るというのにいくら十七歳だからと言ってあんな無能に長を任せていたら委員会自体がいず
    S・U さん作 [230]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「言わないで…。現実に起こっちゃうような気がするから」人差し指で頭を押さえながら怜は言った。「?何だよお二人さん、知ってる人なのか?」怪訝そうな顔をして彼は聞いてきた。「いや、多分知らない人だと…」思う、と言おうとしたとき「居たぞっ」という声と共に急激に外が騒がしくなった。「あ、居たみたいだな」と言って彼は窓際に近寄っていった。「…怜」「あんたが見なさいよ…」「いや、ここはレディファーストで…」
    S・U さん作 [263]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    クラスメイトが声を掛けながら段ボール二つを手に取ってくれた。おお、格段に動きやすくなった。「ねぇ、何でこんなに教室ガラガラになってるの?さっきまでは普通に居たのに」怜が聞いた。「お、ああそれはな」教卓に荷物を置きながら彼は答えた。「何か変な美人がここに来てるらしいんだよ。猫連れの」「美人?」「へぇ〜…」興味ないな。さて、この荷物は何処に置こうか…。「それでこんなに閑散としてるわけ…。野次馬過ぎで
    S・U さん作 [226]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「…あのですね、怜菜さん」「何ですか、慎弥さん」「荷物の重さは確か幼児クラスでしたよね」「ええ、そうですよ。正しくそうだったでしょう?」「ええ、そうですね。確かにそうですよ。これはどう考えても幼児を抱っこしたときの重さに間違いありませんよ。これが幼児クラスでないと言うならば無機物と有機物は同じ素材から出来ていると言うのと同じことですよ。ですがね」そう言って持っている段ボールを顎で指す。「いくら重
    S・U さん作 [235]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    拒否の言葉が入れられないほどはっきりと断られた。…まぁ、いいか。幼児クラスの重さ程度の荷物一つくらいならそれほど苦労しないで持っていけるだろうし。「で、その教材はどこにあるんだ?」いつもの調子で聞いてみた。「…」目を逸らされた。「…何故にそこで目を逸らす」「えーとねぇ……な・い・しょ♪」右頬に人差し指をあてがいそのままエクボ付きの笑顔を浮かべる。「いや、全然可愛くない」ヒュッ!「がふあっ!」怜渾
    S・U さん作 [253]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「どうせ、何か手伝わされんだろ?嫌だよ、絶対御免だね」「大丈夫よ、今回のは簡単な仕事だから」「そう言って以前鳥小屋を修理させたのは何処のどいつだい?」「…私だよ」「はい、そうでしたね」じゃあお休み、と言って俺は再び枝に寝転んだ。「良いじゃない、付き合ってよ。暇なんでしょ?ホントに楽な仕事なんだからさ」食い下がられた。…このまま無視してもいいが、多分休み時間終わるまでこんな事言いまくられるんだろう
    S・U さん作 [268]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    そこまで思った後彼女は何かを振り払うように首を振り台所に向かった。――再び学校「…はぁ」…やっぱ昼休みになったら木の上で昼寝だよなぁ。特にこの枝の軽い凹凸加減が絶妙に体にフィットしてホント良い感じですよ。何てボケた事考えてみたり。……あいつしっかりやってるかなぁ…。「シーンっ!」ボンヤリと葉っぱ越しに空を見上げながらそんな事を考えていると窓向こうから何か呼ぶ声が聞こえてきた。あの声は、怜だな。「
    S・U さん作 [315]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「…」か、可愛い…。少女は少し慌ただしくベランダに近寄り猫を眺めた。白い毛を土台にしてあちこちに黒、茶が混じった毛色をしている。「三毛猫…」確か雌の割合が99%を占めるという変わった種…でしたね。「…ニャー」「!」な、鳴きました…。猫は少し機嫌を悪くしたように少女の手を睨み付けた。その少女の手には猫の尻尾が握られていた。…やはりいきなり尻尾に触るというのは失礼ですよね…。そう思い直して彼女は触っ
    S・U さん作 [225]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    その頃宮野宅では。「…」名も無き少女は居間で寝転がりボンヤリと天井を見上げていた。余程暇な様子で同じ場所でで何度も何度も寝返りを繰り返していた。「…」退屈…。何気なく少女は先程まで食事をしていた場所を見る。そこには空の食器と空の土鍋が置いてあった。どうやら昼食用に作られた料理は既に彼女の胃の中に納められてしまったらしい。ぐぅ〜。――だが、それでも彼女の食欲は満足しなかったようだ。「…お腹、空いた
    S・U さん作 [214]
 
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