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S・U さんの投稿された作品が187件見つかりました。

 
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「…月?」「そ、月。しかも月の形によって咲き方が変わってな。三日月なら七分咲き、半月なら八分咲き、満月なら九分咲きって具合な咲き方をするんだよ」「…満開は?」「ここの部分がよくわかんねぇんだよ、この花。月の光が必要なのは色んな実験で判明してんのに満開だけは新月の日だけなんだよ」「…臍曲がり」「それ言っちゃおしまいなんだが…」まぁ確かに、光、場所、気候、etc、これらの条件が重なってやっと咲くと言
    S・U さん作 [282]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「ふわぁ〜…散歩もそろそろ終わりかぁ」そう呟き軽く伸びをする。やっぱ一人で散歩するより人と一緒の方が時間が経つのって早いな。何でだろ。時間が流れるのはどう動こうと同じだと言うのに。こういうのもやっぱり気の持ちようってことなのかなぁ?「――のしかった」「んー?何か言ったか?」「何でもない…」「?そっか?――あっ」「?どうしました…?」「いや、ちょっと待ってろ」あそこに在るのって、ひょっとして…。そ
    S・U さん作 [273]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    そう声を掛けると音の主はアッサリと草むらから現れた。やはりと言うか何と言うか現れたのは予想通り名無しの彼女であった。こいつ絶対隠密稼業何て出来ねぇだろうなぁ。「何わざわざ後つけてきてんだよ、お前」「…外を見てたら…出ていくのが見えたから」「ん、何だよ眠れなかったかのか?」「…」ふるふる。「?じゃあどうして?」「…星を見ていました」「星を…へぇ良い趣味してるじゃん」「…別に…好きなわけでは」「?」
    S・U さん作 [255]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「…っくし!」…やべっ、風邪引いたかな?うーん、やっぱまだ秋だからって布団一枚でソファーの上で寝るってのは幾分チャレンジャー過ぎたか。「…今…何時だ…」傍の時計を覗く。4時05分うわ…随分と時間経っちまったなぁ。「たく…考え事するとすぐこれだよ…」極端から極端に走りすぎなんだよなぁ、俺。「今から寝ても明日絶対起きれねぇなっと…よっと…」ソファーから起き上がる。「散歩すっか…」そう呟きながら上着を
    S・U さん作 [267]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    カレーを食べ終わり暫し雑談した後、怜は家に帰った。そのあとは、大した事も取り立てて起こらず(また麻衣が着せ替え魔と化したが…)暫く適当に過ごした後彼女の部屋当ての話になった。「私は…床で構いません…」「いや、流石にそういうわけには」「そうだよ。だったら私の部屋で一緒に寝よーよ」「!お…御気持ちは有難いのですが…御断りします…!」慌てた様子で麻衣の申し出を断る。先刻までの着せ替え騒動のせいですっか
    S・U さん作 [264]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「お、出来たか」「うん、バッチシ。さすがは私と麻衣ちゃんの合作ね。素晴らしい出来だわ」腕組みをしてウンウンと頷く怜。「スゲェ絶賛だな」そう言いながら鍋の中を覗くと、成程これは確かに旨そうな出来栄えだな。鍋から立ち込めるカレー独特のスパイシーな香り。やべぇ、この時点で胃が悲鳴をあげやがるぜ…!「ふふ、まあねぇ♪よっと、さ、行きましょう」軽く笑った後、怜はカレー鍋を持ち二人のいる食卓に歩いて行った。
    S・U さん作 [324]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    何でボクは生まれテキちゃったの?何でボクはこの人とでアっちゃッタの?何でボクはこの人と仲良くなっチャったの?何デボクはこんな赤いセカイにミをひたシテいるの?何デ…大好キな人ガコンなニクるシンでルのに何もデキなイの?「だからね――シン?――シン!ちょっと聞いてるの!シン!!」「え、あっはい!」「もう、どうしたのよ急に黙りこくって」「あ…あぁ…」「全く……まぁ、そういうわけだからさ、力になれることが
    S・U さん作 [328]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「明日ぁ?何で?」「明日学校に行って遼や幸さんも交えて決めた方が良いでしょ。人数多い方が案も一杯出るだろうし…」「あぁ…まあそうだな」「ねっ」そう言った後、怜は立ち上がった。「さ、それじゃそろそろご飯にしましょ。麻衣ちゃん彼女を食卓に連れてって」「はーい」「シンちょっとこっち来て」「んー?」怜に連れられるように台所に行く。「何だよ、どうした」「食器とか運ぶの手伝って」「あぁ、やっぱり…」まぁ、だ
    S・U さん作 [243]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「いくらなんでもそのまんま過ぎだろ…」「え、ダメかな。最近読んだ漫画でそういう感じの人が居たから良いかなって思ったんだけど」「あれは男だっただろ。それに、いくら素性不明な所が似てるからってそう安直に決めるもんじゃねぇだろ」「じゃあナナちゃん」「それも安直すぎだろ…」「うーん…じゃあシナちゃん」「…お前はそろそろ名無しというワードから離れろ」「じゃあ、ナシナちゃん」「…怜、何か良い案は浮かばないか
    S・U さん作 [233]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「私も、着せ替えに夢中になってて聞くの忘れてたよ」「何だ、全員が全員忘れてたのかよ」「みたいねぇ」『あはははは!』「…」この村の人達は皆こんな風なんでしょうか…。「と言うわけなんで貴女の名前私達に教えて下さい!」「…」「……ひょっとしてこれも無回答?」怜の問い掛けに彼女は首を降った。そして、果てしなく長く感じられた二分の沈黙のあと彼女はこう続けた。「……私に……私に…名前なんて…在りません…。…
    S・U さん作 [318]
 
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