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S・U さんの投稿された作品が187件見つかりました。

 
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「…あの、何事ですか…?」「ち、ちょっと待って…!」考えろ…!考えるんだ…!もし、この状況を怜に見付かったら、まず間違いなく俺は血祭りにあげられる…!それを回避する為に何をすれば良いか…!その方法は一つ。彼女を何処かに隠し俺は知らんふりを決め込むという方法だ…!てかぶっちゃけそれ以外無理!残り時間計算。残り制限時間は三十秒弱…!急げばまだ間に合う!ミッションスタートだ!「おい、え、ああぁ…」「…
    S・U さん作 [300]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    俺は立ち上がりドアノブに手を掛けた。…そういえば米びつに米ってまだ残ってたかな?まあ無けりゃ炊けばいいか。ガチャッ。「ん?」…今なんか同じ音が下から聞こえたような…。「お兄ちゃん、ただいまぁ!」「げっ!」慌ててドアを閉める。「…どうしました?」「しぃっ…!」「…?」「お兄ちゃーん!…あれ、居ないのかな?」「どうせあいつの事だからまた部屋で寝てるんでしょ」「そうだね」「おいおいおいおい!」何で怜ま
    S・U さん作 [289]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「本当ですか…?」「本当です、真実です、嘘偽りございません…!」だからまたナイフを構え直さないで下さい!本気で恐いから!「…分かりました」彼女はナイフの刃の部分を再びしまいポケットに入れた。「半分は信じましょう…」「半分だけかよ!」「全部信じろと…?」「うっ…いや、まあそれでいいです…」「…ふむ、やはり何か失礼なことを考えてたようですね…?」「今の言葉だけで何で分かった!?」「ただの鎌かけです…
    S・U さん作 [337]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    それ以外に理由なんて無い。「目の前で傷付き倒れている人が居た、だから助けた。だから、何も考える必要なんてない。精々、ラッキーだった程度に考えればいいよ」「…」「な?」「…貴方は馬鹿ですね」ゴーン…。馬鹿って言われた…。凄い呆れられた目で馬鹿って言われた…。いや、そりゃ否定は出来ないけどさぁ…。「少しは考えなかったのですか…?」「へ?」カチという軽い音が響いた刹那、気付くと彼女は再び俺の喉元にナイ
    S・U さん作 [262]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「…」こくん。「いや、理由つっても…てかそれより俺と兎の何が同じ…」…待てよ…。襲う…。動けなくなる…。助ける…。ひょっとして…。「その兎って俺か?」「はい」「…」即答かよ。「私は…貴方を殺そうとした…」「え…ああ…」「意識を失わなければ確実に貴方を殺していた…」「…まぁ、だろうな」「なのに貴方は逃げる事も人を呼ぶこともせずに私を助け傷の手当てをし食事も作ってくれた…」「…」食事はボロクソ言われ
    S・U さん作 [279]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「助け…た?何で?」「…」無言…か…。…えーと…今ここで逃げ出せば兎は高い確率で生き残ることが出来て…。…でもその兎は逃げるどころかその狼を助けた…。死ぬかもしれないのに…。…この兎は何を思ったか…?助ける、助けない、救うこと、救わないこと、望むこと、望まないこと、哀れみ、怯え、投影…。追う存在、追われる存在…。「…てことは」つまるところは心の問題って訳で。「…そうか」自分だと嫌だから…。助から
    S・U さん作 [264]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「火葬が良かったですか…?」「そういう問題じゃねぇ!てか何でこの歳で自分の葬式について考えなきゃならねぇんだよ!」「…転ばぬ先の杖」「まだ当分転ぶ気ねぇよ!」「ならば今から…」「ち、ちょっと待て!何改めてナイフ構えてんだよ!」「転ばせようと…」「やめてくれ!」「…断る」「えぇぇぇぇっ!?」断られちゃった!「…………」「……?」…ん?「…どうした、急に黙って」「…分からない」「分からない?…何が?
    S・U さん作 [273]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    とてもじゃないが俺にあんな『こ、これはっ!』みたいな大袈裟なリアクションなんて取れねぇぞ!!「…ご馳走様」「え?」その一言で我に返った俺は彼女が文句を言っていたおにぎりが乗っていた筈の皿を見た。…無い。「…」彼女を見る。「…ずずぅー」お茶を啜っていた。……食ってんじゃん。お茶を飲み終わった後彼女は一言こう言った。「…八点」「はい?」「おにぎりの…点数…」「ああ、そう…」何だよ、案外高得点じゃねぇ
    S・U さん作 [341]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「…」パク…。「…どうだ?」…モグモグ…。…ゴクン…。「…」「…あの…」「…固い…」「固い?」彼女はそう言った後こう続けた。「…おにぎりは…強すぎず…弱すぎずで…握る」「…へ?」「この力で握る事により…口に含んだ瞬間に一粒一粒が口の中でバラバラに広がり…例えるならば、まるでお寿司のシャリの部分を口に含んだかのようなお米本来の甘さが引き出され……」「タンマ」「…?」「何で、おにぎりの感想の話からお
    S・U さん作 [318]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「…はっ…はっ…はっ…」「…えーと、大丈夫か?」顔を覗き込む。「!っ…!」俺の顔を見た瞬間彼女は慌てた様子で俺と距離をとり腰に手を伸ばした。「!!な、無い…!?」「え、あぁ、ナイフなら俺が持ってるよ」俺はポケットから彼女のナイフを取り出して見せた。「…か、返せ…!!」「いいよ」ひょい。俺はナイフを彼女に向けて投げた。「え…?」その行動は彼女にとって予想外だったらしく慌てた様子でそれを受け取った。
    S・U さん作 [296]
 
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