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S・U さんの投稿された作品が187件見つかりました。

 
  • エンブレム〜序章〜?―?

    家ガチャという音も立たないほどゆっくりとドアを開け中に入る。どうやらまだ麻衣は帰ってきていないようだ。「よし…!」今のうちだ!俺は玄関に置いてある薬箱を持って階段を上がった。「ふぅ…まぁこんなもんかな」…うーん、我ながら酷い包帯の巻き方だな。まぁ初めて巻いたんだし仕方ないよな。ベッドに寝かせ布団を掛ける。「さてと…」取り敢えず、おにぎりでも作るか。おっと、その前に…。ナイフを持つ。「これは預って
    S・U さん作 [311]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「…」無視か…。うーん、困ったなぁ…。引っ掻くや噛み付くなら一応覚悟してたけど、まさかナイフを突き付けられるなんて予想外だよなぁ。…まぁ、人間の時点で俺の予想は外れてるわけだけど…。さて、どうしましょうか、この状況。取り敢えずもう一度頼んでみる。「あの、すいません…。絶対に何もしませんのでナイフを退けてくれませんか?」「…」彼女は無言でナイフを俺の喉元にさらに押し付けた。薄くそこから血が滲む。う
    S・U さん作 [291]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    草むらに向かって歩き出す。目の主はまだこちらを睨み付けている。…うーん、何かあの眼、猫や犬ってよりも人間に近い眼だよな。てことは猿かな?でもここら辺に猿の集落なんて無いよなぁ。それとも暫く来ない間に住み着いたか?草むらの傍に寄る。目が消えた。ん、逃げちゃったか?…いや、どうやら奥に引っ込んだだけのようだ。威圧感と殺気を感じる。覗いた瞬間殺されるんじゃないかっていう位の…。怖いな…。だがその恐怖心
    S・U さん作 [273]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    何だ?今の音…。耳を澄ます。…あれ気のせいだったか?さらに耳を澄ます。十秒…二十秒…。待てども待てども聞こえないと…。「ふ…」思わず失笑してしまった。何やってんだ俺は…。只の空耳如きに何を期待してるんだ。うーん、やっぱ少し思考が変な感じになってるな。さっさと帰って少し寝るか。俺はそう思い直し、再び家に向って記念すべき第一歩を…。ガサ‥ガサ…。「…うーん」どうやら聞き間違えではなかったようだ。物音
    S・U さん作 [292]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    はあぁぁ…また怒られるのかなー。以前この位の時間に帰ったときは悲惨だったよな…。『ただいまぁ』『…♪』明らかな怒りオーラを纏いながら鼻歌を歌う麻衣。…こ、怖い…。『…た、ただいまぁ』『…あぁぁ…♪お帰りぃぃ…お兄ちゃぁぁん…♪』『あの…』『今日はぁぁ…随分と遅かったねぇぇ…?♪』『えと…ま』『外はぁぁ…そんなに楽しかったのぉぉ…?♪』『ま、麻衣…』『そうだよねぇぇ…どうせお兄ちゃんは私と部屋で遊
    S・U さん作 [282]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    〔世界の定義は自分で決める事だから〕それが、俺の“言葉”に彼女が必ず返す言葉だった。あの頃の俺はその言葉の意味を理解することは出来なかった。今もハッキリとは分かっていない。だけど、たった一つだけ分かっているのは…。この言葉を言う時の彼女の笑い顔は、何時も自嘲的な調子だったということだけだ。「…今日の土産はスッゲーんだぜ。まず中央限定の特製煎茶だろ?それと、お茶請けにお前が大好きだった椿餅。まぁこ
    S・U さん作 [287]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「よし、行くか」そう独りごち俺は荷物をバッグに詰め家を出た。森を歩くこと一時間。目前に小さな洞窟が現れた。「よし、着いた着いた」中に入る。…しまった、灯り持ってくるの忘れた。…まあ、いいか。すぐ出られるしな。歩くこと三十分。洞窟に光が差す。数瞬、闇夜に慣れた目が拒絶反応を示したがすぐ治まった。洞窟を抜けるとそこには小さな村一つなら収まるのではないかというほどの広大な空間が広がっていた。周囲は壁に
    S・U さん作 [289]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    そんな事を考えているうちに家に着いた。ガチャ「ただいまー」……あれ?「ただいまー!」……ん?「麻衣ー?」家にあがる。「麻衣ー」ダイニングの扉を開ける。「ここにも、居ないか――ん?」そこでも麻衣の姿を発見することは出来なかったがその代わりにテーブルの上に手紙が置いてあるのを見つけた。何々…。『お帰り、お兄ちゃん。お出迎え出来なくてごめんね。今日、英里奈ちゃん達と遊ぶ約束したので帰りは少し遅くなるか
    S・U さん作 [340]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    四日後の放課後。学活が終わり殆どの生徒が教室を出ていく。真っ直ぐ家に帰るもの。どっか寄っていこうぜと友達を誘って教室を出ていくもの。帰る理由は人それぞれだ。「…ふぅ」さて、人も疎らになってきた事だし俺も帰るとするかな。ゆっくりと椅子から立ち上がる。因に俺、遼、怜、麻衣の四人は朝は纏まって学校に来ているが大抵帰りは別々だ。理由は何だかんだで皆午後にはそれぞれ予定があるからだ(麻衣の場合は単純に中等
    S・U さん作 [297]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「どっちだろうと理不尽な事に変わりはないじゃないですか!」「何を言う、羞恥心の方ならばちゃんと愛情も籠っているんだぞ?」「え、ホントですか」それなら結構嬉しいぞ。「嘘だ」「なっ!」「憎しみ百%だ」「結局嫌ってるんじゃないですか!」「あーあ、失恋しちゃったねシン」「は?失恋?」――ずっと続くと思ってた――「なっ!――怜、てんめぇー!!」――ずっとこんな風に――「きゃー♪」「待て、逃がすかー!」――
    S・U さん作 [308]
 
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