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S・U さんの投稿された作品が187件見つかりました。

 
  • エンブレム〜序章〜?―?

    何だよ…これ…。何が…どうなってんだよ…。「待って、下さい…何、言ってんですか…」「結婚したらやはり一つ屋根の下で暮らすことになるんだよな。おお、それは凄い恥ずかしい事だな。まあ、そのような気分もまた新婚らしさを表しているようで良いと思うがな」そう言って先生はベッドから降りた。ガタンと俺は扉にぶつかった。「なあ、宮野いつまでそんな仏頂面ぶら下げてる気だ?もっと笑ってくれてもいいんじゃないか?」笑
    S・U さん作 [244]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「それに…話さないといけないこともあるしな」そう言って先生は若干顔を赤くした。「…?」先生…?「…言うって…、お別れを…ですか?」「?何を言ってるんだ宮野、そんなの決まってるじゃないか」素晴らしく晴れやかな笑顔を浮かべながら先生は答えた。「結婚式の日程だよ」「――」頭を殴られたかのような衝撃が脳内で反響した。「――先せ…」「やはり、式場ではウエディングドレスとやらを着なければならんのかな?私にあ
    S・U さん作 [235]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    もう一度声を掛けると先生は暗い笑顔を浮かべ俺の方を見てくれた。「わざわざ、面会に来てくれたのか?ふふ、気遣い痛み入るよ。だが、すまないな…まだあまり体調が良くないんだ…」「…」「ふふ、情けないよな…。私ともあろうものがあれしきの事で…こうまで疾患になるとはな…」そう言って自嘲気味に先生は笑った。「…先生」「ん…?」「…」――言わなきゃ…謝らなきゃ…。そんなことで許されることじゃないけど…。俺が勝
    S・U さん作 [233]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    ――お兄ちゃん…人って脆いんだね…。窓の外を眺めながら麻衣は独り言のように呟いていた。その視線の先には中央から来た軍人さん方が無数の死体を処理する光景が広がっていた。「…」暫く歩くと道が二つに別れていた。俺はそこを左に曲がった。そこには一つの病室があった。「…っ」扉の前に立った瞬間、手が汗ばみ緊張で体が震えた。その緊張をほぐすべく俺はゆっくりと深呼吸をするが何度やってもそれは治まる気配を見せなか
    S・U さん作 [240]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    わざわざ、こんな辺境の地まで調査に来て頂き真に恐縮であります。前置きはいい、被害状況を簡潔に述べろ。はっ…、被害総数は一般、軍部合わせ400人。ここの人工の約9割が殺害された事になります。家屋の被害は…ご覧の通り全てが全壊です。…生存者の安否は?現在21名の生存者は全て、我等第十七支部が保護しております。そうか……ところで、ここの責任者は君だったか?私の記憶違いでなければ確かここの責任者は…。…
    S・U さん作 [236]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    誠さんの姿は空が白み始めた頃、九つ目の人形の山の場所で見つける事が出来た。――だが、それを誠さんとは思いたくはなかった。「…ねぇ」それは、とても元は人間だと思える形状ではなかった。髪の毛はむしられたかの様に縮れ、眼球が収まるべき場所にはナイフが六本ずつ突き入れられていた。右腕は輪切りされ皮一枚で連なるようにぶら下がり、左腕は肘から先がなく肩には刃物が三本刺さっていた。そして、残り全ての箇所には無
    S・U さん作 [260]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「くそっ!くそっ!」俺は何度も膜に蹴りを加えるが膜はフヨフヨ揺れるだけで壊れることはなかった。「くそ…っ!このっ!」動くようになった右腕でも膜を叩くがそれでも膜は破れなかった。ただひたすら時間だけが過ぎていった。「畜生、この中じゃ武具も出せねぇのかっ」何度も自分の右腕に念じを掛けるが紋章は全く光ろうとしなかった。そうして、殴る蹴るという行動を十分ほど繰り返した時だった。「くおのっ!――うわっ」膜
    S・U さん作 [252]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「――何だ?それ」「簡単に言えば防御膜…かな。壊そうとしても無駄だぜ。水は全てを和らげるからな」そう言って誠は膜の前に立った。…これなら慎弥君が狙われることも足手まといになることもない。それに、あの膜の中にいれば回復力も促進される。例え僕に何があっても…逃げられる。「へぇ〜、便利な能力持ってんな。羨ましいよ、色々と…」何を言ってるんだ、と誠は男を見たがその眼は本当にその事を羨ましがっている眼だっ
    S・U さん作 [239]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    「だってさ、死に逝く人が事情を全く知らないってのも可哀想だろ?」「…」――つまりは生きて帰す気がないと言うわけか…。誠は冷静に今の状況を分析した。状況は最悪。此方は手負い連れ。相手は無尽蔵の兵器。片腕を失ってなお余裕を浮かべている処を察するにまだ何か力を持っているのか、それともハッタリか。どちらにしても一番の選択肢は…やはり。「…っ……」…やれやれ。「そんな声出すなよ慎弥君、大丈夫」ニコリと誠は
    S・U さん作 [252]
  • エンブレム〜序章〜?―?

    この声の主を慎弥は一人だけ知っていた。「ま…こ…と…さん…」……柊誠だ。「アチチ、はあ…ビックリした。――チッ、また新しいの作らなきゃな」パキッと炭と化した腕を男は折り取り呟いた。「――短い言霊で随分と威力の高い技だな…。色遣いの異名は伊達では無い…かな、少佐さん?」「それほど有名になった憶えないんですけどね…見知らぬ破壊者さん?」穏やかな口調でお互い会話していたが、そこには確実な敵意が存在して
    S・U さん作 [239]
 
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