携帯小説!(PC版)

トップページ >> よしゆき さんの一覧

よしゆき さんの投稿された作品が140件見つかりました。

 
  • 恋、二度(ふたたび) 100

    「やっぱりこっちの方が楽やわ」 着替えて帰って来たら香緒里はテレビを見ていた。 「ねぇ買い物に付き合ってよ」 「どうして?」 「だって夜、鍋でもしようと思って…」 「そこまでいるつもりないわよ…」 「何で?鍋はたくさんで食べた方が美味しいよ」 「夏希くんと二人きりの方が楽しいでしょう」 「まだ明日とあさってと、二日間も一緒にいられるから大丈夫だよ」 「ほんと…さらっとのろけるねぇ」 「えへ
    よしゆき さん作 [295]
  • 恋、二度(ふたたび) 99

    あっという間に食べ終えた食器を、香緒里と片付けていた。夏希くんと涼平さんは二人で話しながらビールを飲んでいる。 「ごめんね、うちらが来たからあっという間に、お節なくなって…」 「ううん…みんな喜んでくれたから…」 「でも、ほんまは夏希くんのために作ったんやろ」 「そうだけど…そうだ、来年は香緒里も涼平さんに作ってあげなよ」 「そやな…まじめに真愛に料理を習おうかな…私も涼平に喜んで欲しいから…
    よしゆき さん作 [178]
  • 恋、二度(ふたたび) 98

    私がお節料理を持っていくと、夏希くんと涼平さんが目を丸くしていた。 「これ全部、真愛が作ったんか?」 「うん…初めて作ったから、お口にあうかどうか分からないけど…」 「真愛ちゃんって、料理が得意なんや…誰かと大違い…」 「わたしやってだいぶレパートリー増えたでしょ」 「でもここまであらへん…」 「涼平!」 香緒里が手をあげた。 「もう…香緒里食べようよ…」 「涼平も謝って。食べようぜ」 みん
    よしゆき さん作 [233]
  • 恋、二度(ふたたび) 97

    「香緒里さん…ありがとう…」 「何言うてんの…」 「ううん…香緒里ありがとう…涼平さんも…」 「もう二人して…私達仲間でしょ…」 香緒里はそう言うと、涼平さんの胸に頭を乗せて甘え始めた… そこからは一転して家に着くまで、香緒里の愚痴で盛り上がった。涼平さんが一生懸命言い訳と文句に終始しているのがおかしかった。 家に帰ると、私と香緒里は朝食の準備を始めた。もちろん正月なので、お雑煮を作ったの…
    よしゆき さん作 [159]
  • 恋、二度(ふたたび) 96

    「でもな…涼平は真愛に触れたらあかんで」 「なんでや?」 「俺の彼女やからやないか…」 「何言うてんねん、お前は俺の香緒里と、よぉ握手したりしてるやないか」 「冗談や、冗談や…ほんまはな、まだそこまでは直ってないんや…」 夏希くんはやっぱり、私の事をわかってくれてる… 「真愛、やっぱりまだ自信ないの?」 「多分…」 「でも、夏希くんだと何をされても大丈夫なんだよね?」 「うん…夏希くんは私を優
    よしゆき さん作 [149]
  • 恋、二度(ふたたび) 95

    「真愛、寝ててもかまへんで」 帰りの車の中で夏希くんは運転しながら、 私の様子をちらちら見て言った。 「大丈夫よ…それよりちゃんと前を向いて運転してね。事故なんか嫌だよ…」 「分かってるよ。俺の運転を信じなさい」 「うん…」 「なんか信じられないよな…真愛ちゃんがこんなに楽しそうに喋るの…」 「そうかな…美樹と三人だったらいつもこんなんよ、元々は明るい娘なんよ…」 「でもそれは女の子同士の時だ
    よしゆき さん作 [159]
  • 恋、二度(ふたたび) 94

    私が夏希くんに身体を預けようとした時、後部座席から香緒里と涼平さんの笑い声が聞こえた。 「新年早々、ご馳走さま」 「お前らのろけ過ぎやわ」 と言ってしばらく笑っていた。 「お前ら何時から聞いとったんや」 「寝たら殴られる…」 涼平さんが夏希くんの真似をした。 一瞬で夏希くんの顔が赤くなった。 それを見て私も大笑いした。 まだ十五分ぐらいあったが、人が増えてきたので車の外に出た。 「さむ〜い、涼
    よしゆき さん作 [153]
  • 恋、二度(ふたたび) 93

    四時半を過ぎて、香緒里達がやっと起きてきた。夏希くんがコーヒーを温め直して二人に出した。二人はまだ眠たそうだった。 予定通り五時に家を出た。香緒里と涼平さんは仲良く後部座席で寝ていた。その姿を見て私達は密かに笑っていた。 六時前に駐車場に着いたが、その時点でかなりの人がきていた。私達は一度車の外に出てみたけど、寒過ぎてまた車の中に戻って待つ事にした。 「よく寝るねこの二人…」 「ほんま、幸せ
    よしゆき さん作 [152]
  • 恋、二度(ふたたび) 92

    私達は四時に起きた。家を出るのは五時の予定だったからまだ時間があったけど、やっぱり熟睡なんてできなかった… 「夏希くん、コーヒーでも煎れようか?」 「うん、頼むわ」 コーヒーを煎れている間に、私はもう一度振袖を着付た。実は私、五枚持っていたから、昨夜とは違うものを選んだ。昨夜は淡い黄色が基調の振袖を着ていたけど、今日は正月だし、少し大人の女性らしく見せるために、やや濃いめの緑を基調としたものに
    よしゆき さん作 [142]
  • 恋、二度(ふたたび) 91

    家に帰ると、香緒里と涼平さんはもう少し飲みたそうだった。元々私達は、頂上に大きな展望台がある山に、初日の出を見に行くつもりでいたので、夏希くんに事故でも起こされたら嫌なので、私達は寝るつもりでいた。 二人はがっかりしていたけど、一緒に初日の出を見に行くことにしたから、寝ることになった。 布団が三組しかなかった。香緒里は涼平さんと寝るからと言って早々に涼平さんを連れていってしまった。 夏希く
    よしゆき さん作 [146]
 

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス