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ルナ さんの投稿された作品が8件見つかりました。
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Runa?
家に帰るとルナを待っていたかのように母がいた。部屋は相変わらず散らかっている。母は煙草を吸いながらルナを横目で見るとすぐに目をそらし口を開いた。『あんた高校辞めたんだから今までみたいに面倒見て貰えるとか、そんな甘い考え持ってないだろうね?』母のその言葉に一瞬胸が痛んだ。動揺したルナは煙草に火を着けた。『…別に。ってかさ、あんた私が外で何してるか知ってるって言ったけど、何を知ってるっていうの?』ル
ルナ さん作 [274] -
Runa?
ルナは生理が終わり仕事に復帰した。いつものように水野の車でデリバリーヘルスの事務所に向かうはずだった。今日は事務所には向かわず、水野が車を走らせ着いた先は綺麗な夜景の見える山だった。『綺麗だね〜。』ルナは心からそう言った。同時に翔と一緒に見たかったという気持ちも持っていた。『裏夜景。ナンパしたらまずみんなここに来るだろうね。』水野は得意げに言った。しばらく夜景を眺め、水野から口を開いた。『実はさ
ルナ さん作 [270] -
Runa?
翔と別れ家に帰った。今日は生理休暇で仕事がなかった。もしも売春をしなかったら…。風俗の誘いを断っていたら…。もしかしたら、翔と手を繋いで街を歩いている普通の恋人同士になれたかもしれない。そんなことを1人で考えていた。今日も家には誰もいない。他の家族は置き手紙だけを残して出掛けたのだ。手紙にはこう書かれていた。『ルナへ。ルナが外で何をしているか、噂で知っています。早くこの家から出ていって下さい。迷
ルナ さん作 [337] -
Runa
?風俗で働き始めて2週間が経った。ほとんど学校には行かなかった。携帯電話は水野に買い与えられた物があり、ご飯も雑誌も水野が買ってくれた。何も不自由のない暮らしが続いてた。ルナにとって水野は毎日一緒にいて楽しくて幸せな気分にさせてくれる存在だった。水野のおかげで風俗で稼いだお金も使うことがほとんどなかった。ルナは優しい水野にどんどん惹かれていった。風俗の仕事は辛いけれど、指名を取れば喜んでくれる。
ルナ さん作 [321] -
Runa
?ルナと風俗にスカウトしてきた男は喫茶店に入り、コーヒーを飲んだ。『苦い…』ルナはコーヒーが苦手だったが、大人ぶりたくてコーヒーを頼んだ。ルナは自分からはあまり話を振らない方だが、今日は自分から話し始めた。『水野さんは、何歳なんですか?』『あれ?…あっ名刺あげたんだっけ。一瞬何で名前知ってんだろうって思った。俺は24歳。』『あの…どうして私に声を掛けてきたんですか?』『ん〜…。普通に18歳以上に
ルナ さん作 [308] -
Runa
?最近なかなか売春相手が見つからなかった。買い物ばかりしてお金もなくなっていた。後先考えず携帯電話の料金を残しておくこともなく、どんどんお金を使ったため、ついに携帯電話は止められてしまった。でも街に出ればいくらでも売春相手は見つかる。そう思って今日も夜の街に出かけた。いくらでも売春相手は見つかる…はずだったのに寄ってくる相手はナンパだけ。『ご飯食べに行かない?おごるよ。』ご飯なんかいらないのに。
ルナ さん作 [382] -
Runa
?近所のコンビニで携帯電話の料金を払った。ルナは安心した。『でも、もうしない。だから大丈夫。』休みが明け、ルナは学校へ行った。教室に入ると、片思いをしている相手、翔がいた。ルナは消極的なタイプなために、自分から挨拶をすることが出来なかった。いつも翔の方から声を掛けてくる。『おはよう。』翔のその言葉にルナは軽く会釈をする。クラスメートともあまり馴染めず、翔に会えること意外に学校に来る楽しみはなかっ
ルナ さん作 [255] -
Runa
?売春・風俗・暴力団・薬物・少年院…これまでのルナにとってそれは無縁でしかなかった。興味もなければ手を出す度胸もなかった。そんな自分が格好悪くて大嫌いだった…きっかけは携帯電話の料金が払えなくなったことだった。バイトをクビになり収入が途絶えた。ルナにとって携帯電話は命だった。同じクラスの片思いしている相手とのメールのやり取りはルナの生き甲斐だった。携帯電話が止められてしまうまであと3日…。『16
ルナ さん作 [369]
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