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瞳 さんの投稿された作品が68件見つかりました。
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碧 43
和樹…?あたしはあなたが大好きでした。あなたといてこんなに幸せで良いのかっていうくらい幸せでした。ねぇ、知ってる?あなたとの思い出はそこら辺にいっぱい落ちてんだよ。3年間一緒に通った高校や、休みの日に行った遊園地や、水族館や、動物園や、待ち合わせをした駅や、学校の帰りに寄った公園や、テスト勉強した図書館…あたしの部屋にも、和樹の部屋にも…。いっぱい落ちてるでしょ?そこには、和樹が告白してくれた事
瞳 さん作 [276] -
碧 42
「ハアッ…ッ和樹!」やば…結構な距離を全速力で走って、せっかく和樹が呼んでくれたのに息切れなんて話せないじゃん…。「あ、愛美」和樹は振り向くと悲しそうな顔をしていた。「ごめん…ッ…ハアッ」そんなあたしの状態を見て和樹は笑って「どっから走ってきたの?」って言う。久しぶりに和樹が笑った顔を見た――。そのあと、和樹はあたしが落ち着くまで待っていてくれた。「…」沈黙が二人を襲った。少しして和樹が口を開い
瞳 さん作 [248] -
初恋 -ハツコイ- 5
「マコ!帰ろう」あたしは高校生1日目が終わって、マコのいる教室に向かった。「うん、帰ろー!」あたしは初日から友達ができて、好調なスタートだった。同様にマコにも友達がたくさんできていた。「あ、安野さーん!また明日ねー!」…?下駄箱を出たところで、誰かがあたしに向かって手を振っている。「ねぇ、あれ美和に言ってんじゃないの?」マコに言われて気付いた。―藤崎くん?よく見ると、今朝話し掛けてきた藤崎康介だ
瞳 さん作 [313] -
碧 41
「愛美、大丈夫…?」「うん」「あ、最近さぁ!bear時間一緒だよね!」「うん」「…そーいえば、愛美が好きな歌手のCD明日発売じゃん!買ったら貸してね!」「うん」……。ダメだ、こりゃ。完全にいっちゃってる…。♪〜♪〜―ビクッびっくりした…。急に愛美のケータイが鳴りだした。愛美はそのまま、ケータイを開いた。はあ…。どうしたら愛美は元に戻ってくれるんだろう。これはやっぱり2人の問題だから変に首を突っ
瞳 さん作 [236] -
初恋 -ハツコイ- 4
キーンコーンカーンコーン…それぞれに立っていた生徒達が一斉に座りはじめた。―ガタッ「あ、安野さん?」「へ?…そうだけど」いきなり隣に座ってきた男子に話し掛けられた。その男子は「やっぱり!」って言って笑顔だった。「来たときに座席表で隣の席の子の名前見といたの!」全くあたしと同じことをしていた。あたしは「そっか」としか言えなかった。だってさっき女子に囲まれていたあの男だったから。「あ、俺ね藤崎康介
瞳 さん作 [297] -
初恋 -ハツコイ- 3
「美和ー!クラスが違う!!」「嘘ー!マコー!!」今日はあたし達が通うことになる高校の入学式。中学からの親友とクラスが離れて掲示板の前で抱き合ってます…。美和――安野美和-アンノ ミワ-それがあたしの名前。マコ――桜木麻琴-サクラギマコト-それが彼女の名前。「じゃ、お互い頑張ろうね!」「うん!!」そい言ってあたし達はマコのクラスの前で別れた。マコのクラスは1-B。そして、あたしのクラスが1-D。
瞳 さん作 [302] -
初恋 -ハツコイ-
あたしは高校生で初めて人を好きになった。そして、初めて恋の辛さを知った。でも楽しさも知れた。そんなあたしの、――初恋――
瞳 さん作 [325] -
初恋 -ハツコイ-
ねぇ、あたしはあなたがすべてなの。あなたもあたしがすべてでしょ?だからもう悲しまないで。泣いたりしないで。あたしが傍にいるから――。
瞳 さん作 [321] -
碧 40
「お疲れさまでしたー」今日1日、愛美はずっとテンションが低かった。きっと、いや、絶対原因は和樹くん。「何かあったんですか」スタッフルームで帰る支度をしていたら、高峰さんが後ろからボソッと聞いてきた。あたしはどうしようか悩んだけど、とりあえず高峰さんをスタッフルームの外に連れていった。「なんですか」「高峰さんが聞いてきたんじゃないですか」高峰さんは面倒くさそうにしていた。せっかく教えてあげようとし
瞳 さん作 [238] -
碧 39
「は?!それ本当に?」bearを出たあたし達は、更に細い道に入った。そこで事のいきさつを全て話してもらった。「今日はエイプリルフールじゃないよ…」愛美はため息をつきながらそう言った。「そうだよね…」なんと昨日、愛美は彼氏に別れを切り出されたらしい。「でもなんで?愛美、なんかしたの?」「何もしてないよ!…あたし和樹と別れたくない」あたしはかける言葉が見つからなかった。でも本当に驚いた。2人は高校で
瞳 さん作 [210]