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フラン子さんの投稿された作品が158件見つかりました。

 
  • 幼なじみ2

    勇とは幼稚園から小学校まで同じで、親同士が仲良しだ。中学は勇が私立に、私が市立に進学したため、家は近所だが、全く顔を合わせなくなっていた。今は二人とも高校2年生だ。勇は中学からエレベーター式の同じ私立の高校らしい。私は公立の高校だ。勇の高校と私の高校は駅を挟んで反対方向になる。いつも同じ駅を使っていたのに、時間帯が違うらしく、遭うこともなかった。「勇、そのデカいスポーツバック何?」「あー。バスケ
    フラン子 さん作 [406]
  • 幼なじみ1

    「痛ッ!!」今日は朝からツイてない。目覚ましが壊れて寝坊してしまい、駅に向かって全速力で走っている私。後ろから追い抜きざまに思い切り大きなスポーツバックをぶつけられた。スポーツバックを持った奴は走るのをやめ、こちらに振り向いた。「すいません。急いでて……、って、あれ?見覚えある顔ですね?」私は痛い腕をさすりながら、スポーツバック野郎の顔を見た。「…あ……勇ちゃん?」私がそう聞くと、「久しぶり。」
    フラン子 さん作 [425]
  • 約束 1

    「じゃ、ジョギングしてくるわ」玄関先でちょうど仕事から帰ってきた親父にそう言うと、俺は走りだした。別に体を鍛えているわけじゃない。5年前からの約束をただひたすらに守っているだけだ。俺に出来ることはこんなことくらいしかなかった。〜5年前(冬)〜「寒ッ!」俺が中学2年のとき、両親が離婚した。母親が仕事人間の親父に嫌気がさしたのか、他に男が出来たのか、俺には何の説明もなく家を出ていった。親父との二人暮
    フラン子 さん作 [471]
  • SLOW LOVE(35)

    「…もう一回」そう言ってユキちゃんの肩に手をおいた。心臓がドキドキしてる。少し冷たい風がベランダに吹いている。「ユ、ユキちゃん。目閉じて。」「あ、そっか…」伏せられた睫毛が長くてドキドキした。ユキちゃんの唇の位置を確かめて俺も目を閉じた。やわらかな感触がした。時間が止まったみたいだ。ゆっくり唇を離すと、ユキちゃんがゆっくり目を開けた。やっと俺たちは気持ちが一つになった。初めての恋は自分のことで頭
    フラン子 さん作 [339]
  • SLOW LOVE(34)

    マサノブ君が私のほっぺたにキスした。それからギュっと抱き締めてくれた。「大好きだよ」と言ってくれた。私の頭は展開の早さに付いていけてない。恥ずかしくてマサノブ君の肩に顔をうずめている。マサノブ君の匂いがする。どちらの心臓かわからないけど、ドキドキ聞こえる。「…あ…俺、今さらだけど…初めてユキちゃん触ったかも。」マサノブ君がそう言いながら腕を解いた。「これで離れてた分は取り戻せたかな。」恥ずかしそ
    フラン子 さん作 [316]
  • SLOW LOVE(33)

    「…俺、誤解してた。ごめん…。避けられてるのは嫌われてるからだと思ってた。ユキちゃんがいつ別れようって言いだすのか怖くて…その不安から逃げたくなった。それで……、うわぁ…俺、最悪だ。自分のことばっかり…。」俺はその場に座り込んだ。ユキちゃんの肩に置いてた手をユキちゃんの手に滑らせた。「…俺…、ずっと…」下を向いてそう言いかけた瞬間、「私ずっとマサノブ君のこと好きだよ。前よりもっともっと好き。ずっ
    フラン子 さん作 [311]
  • SLOW LOVE(32)

    卒業式の前の夜、俺は「明日ユキちゃんに話しかけてみよう。それから写真も一緒に撮ってもらおう。」と決心した。二人の間にかつて付き合っていた期間があった証明にしたかった。それだけなのに、俺は今なんて言った?「ちゃんと俺のこと好きだった?」なんて質問をしてしまった。ユキちゃんは案の定固まっている。困らせてしまった。俺はもう何も考えられなくて、ただ久しぶりに目の前にいるユキちゃんを見た。とても長い時間の
    フラン子 さん作 [317]
  • SLOM LOVE(31)

    「ごめん。別れよう。」7ヵ月前の夏休み、そう言って俺は自分から離れてしまった。ユキちゃんが「イヤだ」と言ってくれないかと少し期待していた。俺は付き合い始めてからユキちゃんの俺に対する気持ちが日に日に冷めていってるような気がして怖かった。なんだか一人で舞い上がって一人で付き合ってるみたいな感じがしていた。要はその不安から逃げたくて別れたようなもんだ。でもユキちゃんに「わかった」と言われたときはすご
    フラン子 さん作 [407]
  • SLOW LOVE(30)

    「俺のこと探してる?」マサノブ君が目の前にいる。私は恥ずかしくて、なんで居るのかわからなくて頭が混乱している。頭の中に心臓があるみたいにドクドク聞こえる。「…タ…タケ君が…」なるべく自然に話そうとするけど、うまく話せない。「タケが探してんの?」顔なんて一瞬しか見れなかった。コクリと頷いた後はベランダの手摺りを握り体育館を見下ろした。「…ふーん。あ、ホントだ。タケのやつキョロキョロしてる。」マサノ
    フラン子 さん作 [323]
  • SLOW LOVE(29)

    〜現在〜「以上で卒業式を閉会します。」卒業式が終わり、みんな体育館の外で写真を撮ったり、泣いたり、笑ったりしている。みんな名残惜しそうだ。「ユキ!写真撮ろう!…あ、タケだ!ちょっとユキ待ってて!」相変わらずエリとタケ君はラブラブカップルだ。私は体育館の壁に一人でもたれて、人だかりを遠めに見ていた。マサノブ君がみんなと写真を撮ったり、話したりしている姿も見える。私は無意識に自分のカメラを構えた。そ
    フラン子 さん作 [381]
 
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