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1003 さんの投稿された作品が81件見つかりました。

 
  • モテたい願望 カルテ5

    突然思いがけず扉が開いたので、前につんのめりながら中をよく確認もせずに私は挨拶をした。「あの…。広告を見たんですけど…。」と、姿勢を起こす。が、誰も見当たらない。「こんな古臭いドアノブがついた扉が自動ドアなの?」眉をひそめながら文句を口走り、扉の方へ振り返る。その瞬間だった。「古臭くて悪かったわね。」私はその声に驚いて、声のした方に目線を向けたがやはり誰もいない。「下よ、下っ!」と、しびれを切ら
    1003 さん作 [239]
  • モテたい願望 カルテ4

    入り口を開けると、まだ昼間だというのに薄暗く、唯一の灯りであった古臭い蛍光灯のジジジという音がやたら大きく聞こえた。窓すらない。ロビーと呼ぶには余りにも狭すぎる、例えるならただの箱の中にいるようだった。すぐ目の前には、上へ続く階段と下へ続く階段が人生の選択を迫っているかのように小気味悪く私を呼んでいるように感じた。その光景に圧倒され少したじろいだが、意を決して下へ続く階段に一歩足を踏みこめてみる
    1003 さん作 [255]
  • その理由

    そのままでいい。無理なんてしないでよ。かっこつけなくてもいい。あなたが私を好きなところが、私があなたの好きなところ。
    1003 さん作 [225]
  • コウイウ人ニ、ワタシハナリタイ

    強くなんてならなくていい。私しか幸せになれないのなら。あなたしか幸せになれないのなら。誰かが泣いてしまうのなら。誰かが傷ついてしまうのなら。悲しみが1つ増えてしまうのなら。喜びが1つ減ってしまうのなら。この言葉が、この想いが、届かないのなら。弱くて、馬鹿にされても、惨めで、涙流しても、強くなんてならなくていい。
    1003 さん作 [234]
  • モテたい願望 カルテ3

    そのクラス会のあった翌日から、キレイになる為に、美しくなる為に色んな事を試した。ダイエットをする為に、食事をぬいたり、何が混入されているかよくわからないサプリメントを飲んだり、毎朝ジョギングをしたり、水泳やヨガにも手を出した。エステにも通った。意外そうにしている周囲の目も我慢しながら。化粧にも興味を持った。慣れない手付きで何度も何度も練習した。ファッションも機能性よりも見た目を前提に考えた。結果
    1003 さん作 [268]
  • モテたい願望 カルテ2

    誰かを好きになった事も経験の無かった私は、どうしたらいいのかすらわからなかった。気が付けば、周りの女の子に山口直哉の事を聞いてまわっていた。どんな人なの?ただ彼を知りたかった。話した事すら無かったから、知りたかった。すると、一人の友達がやめときなよ、と鼻で笑うように私に言った。どうして、と私は言った。そりゃあ私は可愛くなんてないけどさ、とも私は言った。「違う、違う。エリカに問題があるんじゃなくて
    1003 さん作 [224]
  • モテたい願望 カルテ1

    『あなたの願望、叶えます。』A4用紙に大きな赤い色の文字でそんな言葉が並ぶ。用紙の隅には小さく『亜久里事務所』と書かれていた。その下には住所らしき物も見受けられた。そんな怪しげな広告の存在を思い出し、古雑誌の間から引っ張り出して、今まさにマジマジと見つめているのには理由があった。私は、貝沼エリカ。つい先日20歳になったばかりだ。残念な事に、見た目もスタイルもパッとしない。お陰で性格までも外見にピ
    1003 さん作 [259]
  • aki-あとがき-

    『aki』完結しました。最後まで読んでくれた方、またはそうでない方でも少しでも目を通してくれた皆様、どうもありがとうございます。機会があれば、是非また次の作品にも目を通していただければ何よりです。この作品はフィクションです。1003
    1003 さん作 [331]
  • aki-最終章-?

    真弓の言葉は、私の心を納得させるのに時間はかからなかった。「わかる気がする。」私と真弓はお互いを見た。「恋には別れがやってくる。」真弓が言った。「愛は永遠に続いてく。」私が言った。「ママー!」桃が私に駆け寄ってくる。私は桃を抱き締める。きっと後悔をしない人なんて、いない。大事な事を見失う時もある。大丈夫、と強がって逃げたりもする。時には、幸せに満たされたりもする。運命と感じるくらいの出来事もある
    1003 さん作 [271]
  • aki-最終章-?

    「やっほー!お邪魔します。」久しぶりに遊びにきた真弓を玄関まで桃と出迎える。「まゆちゃ、いらったい。」桃は片言の言葉で出迎える事が出来て得意気な顔をしている。「桃ちゃん、おっきくなったね。」靴を脱ぎながらそう言ってから、真弓は桃の頭を撫でる。それから「久しぶりね。」と私に言った。仕事を辞めてからも、私は亮ちゃんと過ごした家から引っ越す事がなかったからか、真弓はたまこうして私の様子を覗きに来ていた
    1003 さん作 [215]
 
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