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ルックルーク さんの投稿された作品が20件見つかりました。
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ぼーい&がーる?
最近、私には仲良くなった一人の男子がいる。浦田君…という。……今も友達を作ろうとは思わない。中学の頃の様な思いはしたくない。あんな事になるなら友達なんて要らないと思った。だけど、浦田君と話している時はとても気持ち良かった。彼は私自身の事を見て、私自身と話してくれる。だから私も彼に話しかけるようになっていた。でも……やっぱり状況は変わらない。放課後、図書委員の仕事を終えて帰ろうとした時、靴が片方し
ルート さん作 [326] -
ぼーい&がーる?
「よっしゃぁ!「浦田君。」だってさ!!」俺はガッツポーズをしながら三重に話しかける。「興奮し過ぎだぞ…。オマエ。」的確なツッコミだったが、あえて流して喜びを満喫した。それから一ヶ月が過ぎた。俺は彼女の事を「吉本」と呼ぶようになった。事あるごとに話しかけ、吉本も俺の事を「浦田君」と言ってくれるようになった。―――それから二週間後、吉本は学校に来なくなった。
ルート さん作 [256] -
ぼーい&がーる?
コト…コト…私は今図書室で本の整理をしている。元々本は好きだし、図書室の雰囲気も好きだ。「でも私、委員なんて…。」「大丈夫。やってみようよ。友達もきっと増える。」「――……わかった。やってみるよ。」私に話を持ちかけたのは学級委員の浦田ゆうき君。背は低いけど、元気そうな男の子。友達のいない私への同情…なのかもしれない。「ありがとう。浦田君。」それでも、私自身を見て話してくれたのは嬉しかった。素直に
ルート さん作 [295] -
ぼーい&がーる?
「吉本さん。ちょっといいかな?」「え…あ、はい。」俺は吉本カナに話しかける。「図書委員を探してるんだ。吉本さん、いつも本を読んでるから…。引き受けてくれないかな?」 一瞬ためらったように見えたが直ぐに返事がきた。「でも私、委員なんて…。」俺が彼女にこの話を出したのには理由がある。情報屋、三重からのたれ込みである。“上田リサに注意しろ。”上田リサ……同じ中学出身でいわゆるいじめっ子。茶髪がかったシ
ルート さん作 [301] -
ぼーい&がーる?
俺は今、高校の入学式に出席している。ここは原橋学園という私立学校だ。公立には落ちた…。でも、ま、高校ライフを楽しむつもりだ。〜教室〜「学級委員を決めます。」担任の藤田先生が言った。四十代半ばの男性教師。担当は数学らしい。「はい!」俺はビシッと手を上げた。「えぇっと、君は…。」「出席番号三番、浦田ゆうきです。」 他に手を上げる奴はおらず決定した。〜一週間後〜「浦田!部活どうする?」友達の三重しげる
ルート さん作 [365] -
ぼーい&がーる?
「もうやだよ。」一人の少女がつぶやく。肌寒い冬の朝、一筋の涙が流れた。――消えろ、消えろ、消えろ、消えろ………クラスメートの声が聞こえる。私の名前は吉本カナ。学校に行かなくなって一ヶ月が過ぎた。「そろそろ卒業式か…。」学校の事を考えると頭痛がする。でも、やっとこの日々から抜け出せる。そんなことを思うとホッとしていた。私は高校生として他県に引っ越すことになった。―――おそらくどこに行っても変わらな
ルート さん作 [400] -
Color
Colorの意味は空は青く山は緑で夜空は黒い雲は白く花は黄色で火は赤い世界を白いと言う者は自分の中しか知らない者世界を黒いと言う者は自分の外しか知らない者人を白いと言う者は感情の裏を知らない者人を黒いと言う者は理解の檻から出れない者色に意味を求める俺は自分に色をつけれない俺Colorに色をつけるなら…透明な色色にして色ではないColorの意味はなんだろう
ルート さん作 [263] -
向日葵と太陽?
坂を10分ほど登った。「久しぶり。由紀。」そう言うと俺は花と線香を供えた。――――祭りの後…「楽しかったね。来年もまたこようね!」由紀は無邪気な笑顔で手を振っていた。帰り道の交差点。「ああまた来年も。」俺も笑顔で手を振った。これからずっと一緒にいたい。これからずっとあの笑顔を守りたい。由紀は左、俺は右。「あの事を聞いたのは次の日の朝だったんだ。」信号無視の車にひかれて、由紀が死んだ。「俺が由紀の
ルート さん作 [260] -
向日葵と太陽?
ガタンゴトン…ガタンゴトン…雄太と2人電車の中。俺から雄太に話しかける。「由紀が隣町に移ってからもう1年か…。」こたえる。「そうだな。最初はアイツなしの生活なんて考えられなかったけど…」外を眺めると大きな入道雲が流れている。一言加える。「思ってた以上に変わんなかったな。」2人でクスッと笑う。1年前、高1の夏―――\r「おーい!早く来てよ。」笑顔で由紀が手を振る。「わかった、わかった。」の
ルート さん作 [252] -
向日葵と太陽?
ミーン、ミーン、ミーン……「夏休みも終わりだな。」日に日に小さくなっていく蝉の声を聞きながらふと思った。高2の夏、勉強・部活共に充実していた。RiRiRiRiRi…―――メールか……。“久しぶりに由紀のトコに遊びにいこうぜ!”送り主は雄太。由紀ってのは幼なじみ。昔からの親友三人トリオ。返信“お前宿題は?”着信“勝負は最終日さ。”雄太も相変わらずだな…。“明日の朝6時に駅に集合な。遅れるなよ。”翌
ルート さん作 [271]
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