トップページ >> こまち さんの一覧
こまち さんの投稿された作品が16件見つかりました。
- 1
- 2
-
もし君が運命の人なら--第16話--
教室で、給食を配っていたときだ。男子「なぁ、深津。幸原って趣味悪いよな」ルイ「…え?」男子「お前のこと同情して近づいて来たんだぜ。あいつ馬鹿だよなぁ」ルイ「はぁ?」男子「俺、幸原みたいな雑魚男にだけはなりたくないね」そう言い放って去ろうとした男子。ルイ「ちょっと待ちなよ」男子「あ?」ルイ「あんた、何様のつもり?」男子「てめぇ、誰に向かって…」ルイ「あんたに向かって言ってんだよ!!」私は怒りのあま
こまち さん作 [163] -
もし君が運命の人なら--第15話--
暁義君は、笑った私をキョトンとした目で見つめた。アキヨシ「そんな面白かったかな?」ルイ「だって、走ってくる姿がうちの犬みたいだったんだもん」アキヨシ「犬!?俺犬っぽいのか?」2人で笑った。アキヨシ「深津。」ルイ「ん?」アキヨシ「笑ったな。」ルイ「……うん///」アキヨシ「楽しい?」ルイ「すごく…///」照れくさくなった。きっとあの時の私の顔は赤かっただろうでも、幸原君の頬も少し赤く染まっていた。
こまち さん作 [119] -
もし君が運命の人なら--第14話--
えぇ…。まさか…。こんな状態で…。私はてっきり2人で帰ると思っていた。しかし、実際は10人程の男子集団と共に帰っていた。ますます怖くなった私は、男子集団から後ずさりをして少し離れながら歩いた。それに気付いた幸原君は、歩幅を私と合わせ始める。アキヨシ「深津はさぁー、小松のことどう思ってるの??」ルイ「…前は友達だったけど、今はもう…。」アキヨシ「そっか…。深津って、何でそんなに笑わないの??」ルイ
こまち さん作 [142] -
もし君が運命の人なら--第13話--
男子「幸原ぁー!お前深津のこと好きなんだろー?」大きな声で、ある男子が幸原君に言った。アキヨシ「え!?」幸原君はこっちを見た。私は、すかさず視線を逸らし、恐怖に怯えた。きっと、彼も最初から私をイジメるつもりで近付いてきたのかもしれない…。私との変な噂が流れて、絶対に嫌に決まってる…。私…また…虐められるんだ…その日の放課後定刻通りに教室を出るいつもより速いペースでタイミングが悪いことに目の前
こまち さん作 [129] -
もし君が運命の人なら--第12話--
翌日、この日は何も無かった。直子が欠席していたからだ。誰かの横を通ると舌打ちされ続けたが、それ以外は何もなく下校した。帰り道、私の前にはガム男とその友達がいた。ガム男は振り返ってガム男「昨日のこと、言ってないよね?」と問いかけた。ルイ「言ってないよ。」ガム男「なら良かった。これからも言わないでね。」ルイ「……うん。」何であの人は、そんなに言われることを気にするんだろう…?ささやかな疑問だ
こまち さん作 [176] -
もし君が運命の人なら--第11話--
季節は過ぎ、もう真冬の1月。いつの間にか本が友達となっていて、私はよく図書館へ行ったり教室で本を読んだりしていた。不思議と本を読んでいると、私という人間が存在しない気持ちになった。ここんとこ続いていた雪。しかし今日は、珍しく晴れた。夕日が雪に反射して、雪がオレンジ色に染まる。私は1人で帰っていると、目の前に何人かの男子がふざけながら帰っていた。友達の暖かさを忘れ切ってしまった私には、彼らは何が楽
こまち さん作 [137] -
もし君が運命の人なら--第10話--
その日の昼休み。私はキーホルダーの首と胴体を糸で縫っていた。教室では、いつも通り男子が遊んでいて、教壇に直子とゆかりがこっちを睨んでいた。突然、私の頭に牛乳瓶の蓋が入った袋が当たった。ルイ「痛っ………」その瞬間男子「ぷっ。キッッモ」ナオコ「クスクス。痛っ………だって」ユカリ「クスクス、分かっちゃうよぉー!!」男子「マジ気持ち悪ー」もう…いいんだ…。私は誰にも心を開かないと決めた。人を信じないと決
こまち さん作 [138] -
もし君が運命の人なら--第9話--
教室は既に明かりがついていた。ドア越しに、話声が聞こえてくる。ユカリ「こうだよ!」ナオコ「あはは!!ユカリ残酷ー!!」ナナエ「あはっ!!あいつ死んじゃうかもよー?」ルイ「奈々絵…?」ドアに手を掛けていた私は、小さく呟く。反対側の扉が少し開いていた。中を覗くと直子、ゆかり、奈々絵の三人がいた。私は何かを考えるまでもなく、ドアを開けてしまった。黒板には『深津死ね!!』『ブリっこは逝ってろ』などの殴り
こまち さん作 [152] -
もし君が運命の人なら--8話--
ナナエ「るぃー!今日はるぃにプレゼントがあるの!」奈々絵は私に可愛くラッピングされた袋を渡してきた。中には可愛らしいウサギのキーホルダーナナエ「私とお揃いだよ!」ルイ「奈々絵…!ありがとう!!」私はそのキーホルダーを見ていると暖かくなった。授業中にもずっとキーホルダーを眺めては暖かい気持ちになっていた。どす黒い雲の下。3人の女子が話合っている。ナオコ「奈々絵、最っっ高!!」ナナエ「まぁね。これく
こまち さん作 [225] -
もし君が運命の人なら--第7話--
ルイ「あ……ありが……と」ナナエ「深津さんだよね?私清沢奈々絵(キヨサワ ナナエ)」ルイ「ナナエちゃん…?」ナナエ「ナナエでいいよ!」ルイ「あっ……。私も…ルイでいいよ!」ナナエ「ねぇ、ルイってさぁ、いじめに遭ってるの?」ルイ「………。」ナナエ「あ!!ごめんね!!!突然こんなこと……」ルイ「遭ってるよ…。でも…もう慣れた。」ナナエ「………私、ルイの支えになってもいいかな…。」ルイ「え?」ナナエ「
こまち さん作 [182]
- 1
- 2