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高柳美帆 さんの投稿された作品が35件見つかりました。
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触れること?
あの時、零は木佐に道を教えていた。教えて終わりの筈だったが…木佐が、何やら話まくってきたらしい。俺のぶぁかあああああ!!!何、俺嫉妬してたんだろ…ありえねぇ…何?この恥ずかしさ!ハンパないんだけど!!零はニコッと微笑み、「それに、私が二週間姿をみせなかったのは、これ!!」と言って、一つの綺麗な包みを渡した。青のチェックに、黄色いリボン。そこにある、一つのメッセージ。Merry X'mas「…こ
高柳美帆 さん作 [282] -
ストーリィ・イン?
そこには、一つの水晶が置かれていた。本当に透き通り…向こうがハッキリ見えるほどに…。「…これは…賢者にしか使いこなせない、[賢者の瞳]と異名を持つ水晶だ。あんたがこれを使うと、相手の心情が見えるんだと…。」賢者じゃない…というのにも…いい加減面倒くさくなり、私はだまった。カイナが水晶をとり、私に突き出してビシッと言う。「…こいつで…あいつ…フレアの心を読んで欲しい。」「は?…フレアって…フレア・
高柳美帆 さん作 [189] -
ストーリィ・イン?
カイナに連れて行かれて着いた所は…とある洞窟。カイナは、先頭に立って洞窟の先をドンドン行く。「…速いか?」「え?」突然の気遣いに私は、キョトンとした。こんな感情…カイナにはない設定だった筈…なのに…。「…なぁ…大丈夫か?あんた本当に…。」「ぅえっ!?あ…大丈夫!!多分ついていけるから!」「…多分て…まぁ…大丈夫ならいいんだけど…。」なんだか…違う小説みたいだ…設定してないことがおこると…。「…こ
高柳美帆 さん作 [277] -
触れること?
「…おら…どうした?この程度でくたばんなよ?」木佐は、大音量の音楽が流れてくるヘッドフォンを、俺の耳につけて 容赦なく流す。はずしたくても、両方の手首が包帯でベッドのサクと、繋がれているから離れない。クソッ!!鼓膜が破れるだろうが!!…気が遠くなりそうななか…突然、病室のドアが開かれた。そいつには、俺も木佐もびっくりだった…。そして、そこに立っていたのは…俺が、願っても現れないだろうと思っていた
高柳美帆 さん作 [418] -
触れること?
…俺が入院してから、二週間後…零は、ちっとも見舞いに来ない…。それもそのはず…。なぜなら…二週間前…俺は…。−−二週間前−−零は、俺にさしいれを持って来た時、「この後、木佐先生と今後について話すんだ。リハビリとか、必要でしょ?」リハビリから、すでに俺の耳は他の言葉をうけつかなくなっていた。零が、何を話していたのか…忘れた…つか、聞いてなかったから…わかんね…。俺の中の、何かが発動し零の腕を引っ張
高柳美帆 さん作 [298] -
触れること?
ガラッと扉が開いたおとと共に木佐はパッと手を放した。零だ…。零は俺を見るなり 慌てて近寄る。「凪!どうしたの!?」「…いやぁ、少し暴れてたら落ちてしまって…すみません…不注意で。」…よくもまあ、思ってもないことを、いけしゃあしゃあと…。零は、俺に近づいて 「凪…いくら入院が嫌だからって、おとなげないよ!」……。なんで怒られなきゃならんのだ…俺は…。「それじゃ、また、後で様子見ますね。」言い残し、
高柳美帆 さん作 [272] -
触れること?
−−−…ぎ………………な………ぎ………−−−声がする…。その声を頼りに、俺の意識はそれに沿っていく。「凪!大丈夫!?」零だ。零は、俺の手を華奢な手でギュウッとではなく、キュッという感じで握った。真冬のせいか、零の手は氷のように冷たい。「…凪、覚えてる?車にはねられて…!」「ああ…。てか、覚えたくねぇがな…。」ポロリとこぼすように言った。零は、目で見てもわかるように胸を撫で下ろした。「…でも、よか
高柳美帆 さん作 [264] -
ストーリィ・イン?
−−カイナにさらわれ…私はカイナのアジトの、倉庫に閉じ込められている。その時、ドアが開いた。「あんたは姫じゃないみたいだから、釈放にしてやるよ。」カイナだ。カイナは私の手首き巻かれているロープを、所持している短剣でスパッと切った。「…賢者か…?」ペンダントを見たカイナは、たずねた。聖なる十字架[セイントクロス]を。てゆーか賢者じゃないってば!「…頼みを聞いてくれるかい?」カイナが静かに聞いた。賢
高柳美帆 さん作 [206] -
ストーリィ・イン?
この人…彼女は、カイナ。彼女だけファミリーネームがない。そして、彼女は何より…「私は、カイナ。そこの女を殺す為にきた、殺し屋だ。」という、設定。カーフェイは、キッと睨みつけて答えた。「んな事させねぇぞ!こいつは今、動けないんだから!」「言ってどーすんの!?バカ!!」鋭くツッコム。女って多分私の事だよね!?そんで殺されるかも…というか確定だけど、なのに動けない事いうな!!カーフェイは、ニッと笑い答
高柳美帆 さん作 [202] -
触れること?
−それは、ちょっとした出来事から始まった。俺が、原付きで走らせてる途中…零が……俺が通ってた大学の同僚と、仲良さげに話してた…。その同僚は、決して仲が良い訳ではない。互い仲が悪くて(仲良くする気もない。)互いにシカトしまくる。まあ…他の奴……も…あまり許せんけど、特にアイツは許せん。俺は零にアイツの事を聞こうかと考えたが、聞かなかった…。多分、コエーんだと思う。聞いたら…俺は怒りの余り……悔しさ
高柳美帆 さん作 [312]