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メリケン さんの投稿された作品が4件見つかりました。
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契約代交人
人間界はどうもつまらないらしい。だから、行く気が起きない。率直に言うが、俺は悪魔で、魔界から人間どもの欲望かっぱらって、喰う。だが、どうも最近うまく欲が食えなくて、いっそ人間界に行こうかな、と思い始めている。だが、面倒臭い。だが、確実に飢えている。そんな時、仲間が声をかけてきた。「何やってんだよノア!」「別に。あ、そうだ。俺ちょっと人間界行ってくるわ」「はあ?」驚きそのものの視線で仲間たちが見て
メリケン さん作 [577] -
メガ3 歯車(2)
北見は口を開く。「貴方の他に、現場の近くで殺された人がいるんですよ」「!」驚いた。「田島美由という方です。ご存知ありませんかね?」「いえ、解りません」「そうですか」そんな人の名前聞いた事もなかった。それにしても、俺は何故殺されかけたのか、謎だ。田島美由?タジマミユ?少しずつ、だが確実に俺の失われた記憶が蘇る。失われた記憶?俺は何故、記憶が無くなってるんだ?その時にはもう、俺がオタクだという記憶
MAD さん作 [375] -
メガ2 歯車
虚な目で病室から見える風景を見る。どうやら俺は刺されたらしい。腹には包帯がまかれてあった。「どうなってんだ」サイレンの音。簡素な空気の部屋。記憶が途切れてる。よく解らん。俺は恨まれてんのか?自問しても答えは見えない。俺は俗にいう「ひきこもり」だ。だから解らない。アキバで生活して六年。同じオタクによる犯行?考えれば考えるほど馬鹿らしい。すると、医師がやってきた。「意識が戻られましたか」「はい」医師
一と同じく さん作 [363] -
メガ
俺は起きている。簡素な空気の部屋の片隅で。TVに映っているのは、馬鹿馬鹿しい推理ドラマ。な再放送。また繰り返しの毎日が幕を開ける−であろう、と、少なくともこの昼までは思っていた。サイレンの音がしたっけ。よく覚えていないのだが、そんな気がする。そして俺は寝た。二時間後、起きたのだが、妙にすっきりしない。変な臭いがしないでもない。うーん。何だろう?あれ?病室?え?何が何だか解らない。はっきり目を覚ま
MAD さん作 [363]
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