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きよし さんの投稿された作品が7件見つかりました。
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失愛
やめたはずのタバコを吸って、一人たたずむ。煙りが夜空に消えていき、それを目で追うと空に瞬く星が目に映る。自分の気持ちを伝えることもできずに、二度と声の届かない場所へ行ってしまったあなたのことを思い続ける。朝起きると必ず頬が濡れている。僕の目の前にはいつだってあなたの笑顔があった。それを失った今、僕を笑顔にするものは何もない。ただ一言…あなたに伝えることさえできていたら。
きよし さん作 [950] -
星空に咲く
海にやって来た。天気も良く日差しが眩しい。最高の海日和だ。水着姿の女子にくぎづけな男子。もちろん僕もそのなかの一人だ。ひときわ僕の目に輝く姿がある。あの子だ。外見はやんちゃそうで、実際口も少し悪い。授業中はほとんど寝てるし、反抗ばかり。でも何故か僕は彼女の笑顔に吸い込まれて行く。無邪気に海でハシャグ彼女に僕は、友情以外の感情が芽生え始めていた。
きよし さん作 [800] -
花束
今日私は、大切な人と別れを告げた。泣きながら、笑いながら…決して振り返らずに、ただ前を向きながら歩いて。あなたは泣いていましたか?どんな顔して私の背中を見ていましたか?『じゃあまた来週な』もう会えないとわかっていてもあなたの最後の言葉が私にほんの少しの光を与える。『変わらないよ?』あなたにとって重たすぎたのかな?あの日から、私は心の底から笑い純粋な気持ちになれた。
きよし さん作 [657] -
星空に咲く4
春が過ぎ空が暗くなるのが少しずつ遅くなってきた。もう夏の始まりか?僕らの距離も瞬く間に縮まっていった。『夏休みどこ行く?』『海行きたいよね』教室の雰囲気も、夏独特の香と賑やかさになっていた。 僕は花火が好きだ。夜空に舞い、地上の人々を明るく照らす。胸に突き刺さるような激しい音もまた夏を感じさせる。浴衣を着て、内輪を片手に出店に回り、ごく普通に祭を楽しむのが好きな、ごく普通な男だった。今年の夏は新
きよし さん作 [633] -
星空に咲く3
僕はとても人見知りで、知らない人と話すのが苦手な人間だった。だから相手の言葉に対して一言で返すのが精一杯で…はたから見たらつまらない奴だ。そんな僕を変えてくれたのが彼らだった。新しい教室に集まった、見ず知らずの彼らが新しい僕を生み出した。その中に、まるで少女漫画みたいに周りがキラキラ光る笑顔を見せる子がいた。思わず見とれてしまって、『何ぼーっとしてんの?』って友人に言われるまで自分を見失う程だっ
きよし さん作 [637] -
星空に咲く2
高校に入学した僕らは、教室という決められた場所に集まった。「運命」って言葉は嫌いだ、だから僕らの出会いは「偶然」だ。初めて交わした話はたわいもない話。『地元どこなの?』有りがちな始まりだった。お互い遠慮した顔で、少し笑顔を見せながらお互いの事を知ろうと必死だった。桜の花びらが公園の砂場に広がっていて、夜になるとまだ肌寒く、僕らは新しい制服を気恥ずかしそうに着ていた。「偶然」の出会いが「永遠」の始
きよし さん作 [568] -
星空に咲く
今日もまた、同じ空気が流れてる。何年たっても変わらない夜空を僕は同じ時間、同じ場所で見上げてる。『じゃあまた来週な』何気ない言葉。頭から離れない笑顔。そして…最後の後ろ姿……お前はどんな顔してた?僕はどんな顔してた?…変わらないモノがある。春-夏-秋-冬四季は相変わらず止まることなく動きつづける。春は桜が河川をピンク色に染め、夏は夜空に僕らを照らす花火が舞い上がり、秋には紅葉が山を彩り、冬には雪
きよし さん作 [653]
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