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なお さんの投稿された作品が97件見つかりました。
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ジャスミン?
朝起きて目が覚めると…家じゃない…どこ?「頭いた…ってかどこ」とりあえず服はきてる…辺りを見回してるとドアが開いた。「起きた?コーヒーでも飲むか?」男の人がそう声をかけてくれた。誰だっけ…そういって私は昨日の記憶に戻る。昨日は久しぶりにクラブに行って…そこで声かけられて…飲みに行って…カラオケに…あっ!!「カラオケ?でっ!!」思い出した!!カラオケで声かけられたんだ!!「思い出したって感じだな」
直 さん作 [212] -
初恋-水無月-
唇と唇が重なり合う。それはとても甘い。だけど私の初めてのキスは罪悪感でいっぱいだった。「なんでこんなこと…」思い出しては頭が痛くなる。私の初めてのキスは彼じゃなかった。その事実から目を背けることはできない。私の心を表すかのごとく、何日も雨が降り続く。不思議なことに亮太の態度は何も変わらない。いつもみたいに笑っていて、私をからかう。だから私もいつもみたいに笑っていようと思った。ただ胸はいつも痛くて
直 さん作 [160] -
初恋-二度目の春-
季節が巡る。たくさんの想いを巡らせながら。二度目の春。新しい学校にも慣れはじめたのにクラス替え。いつの間にか、人と距離を持ちながら付き合う様になっていた私。自分の全てを話す勇気も受け入れてもらえるかもわからないから…傷つきたくなくて。つかず離れず。ただ傷つかない代わりにわかちあってももらえなくて。なんだか私はどんどん人と付き合うのが苦手になっていってた。でも誰にもそれを悟られたくなくて無理にクラ
直 さん作 [167] -
初恋-冬-
街はクリスマス。イルミネーションがキレイで幸せが色付く灯りの優しさ。あの日は待ちきれず朝から早起きして…うぅん。前の夜から全然寝れなくてきていく服をきたりぬいだり。鏡に向かって笑う練習をして、あと数時間のもどかしさをかみしめてベットに横たわる。朝一、待ちきれず空港へ。出口のゲートからいつもの彼の笑顔。顔が赤面していくのとにやけていくのがわかった。私達は離れていた時間を埋めるように話した。初めて二
直 さん作 [354] -
初恋-秋-
けだるい残暑が続きながら夜風は秋を知らせた。あれから夏の終わりは切ない気分になる。あんなにも簡単に繋いだ手を離した私達は子どもだったね。あれは体育祭の前。妙な噂を私は耳にした。彼が転校するって。私はすぐ彼に確認した。彼は笑って…「バレた?」私はショックで何も言えなかった。いつ?どこに?…しばらく固まる私に彼が話す。「父さんの仕事の都合でアメリカにいく。出発は体育祭が終わったら。」ついに泣いてしま
直 さん作 [172] -
初恋-夏-
夏の海は嫌い。照りつける太陽と開放的な風。今もそこに彼がいて笑っていそうで。打ち寄せる波のひきが埋められない私の心みたい。だけど生まれて初めて…差し出された手をにぎることが苦しくて…恥ずかしくて…嬉しいって知った。部活に夏休みなんてほとんどなくて…約束はなかなか叶わなかった。ただ過ぎる夏にもどかしさを感じ…廊下ですれ違う一瞬がその日1日の幸せだった。でも神様は捨てたもんじゃなくて。「明日ってあい
直 さん作 [190] -
初恋-春-
あれから10年の月日が流れて私は今年で25歳になる。初めて人を好きになった…いや、好きというなんとも言えないキモチに気付いたのは中学一年の春だった。彼は幼なじみで小さい頃から私のナイトだった。幼稚園の頃の写真はほとんど仲良く手をつないでいて。小学生になって周りにひやかされても毎日一緒に遊んでいたっけ。いつの間にか男女別れて遊ぶようになって、それからかな…初めて私と彼は違う生き物なんだと感じ始めた
直 さん作 [202]