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なお さんの投稿された作品が97件見つかりました。
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檸檬哀歌?
あの日、行かなければどうだったんだろう。そんなこときっと…関係ないね。恋はするものでなく落ちるもの。あの日、私はそれを経験したんだ。湖南はサークルでいつも使う店。広いし、安いし、大学に近い。マスターもうちの卒業生らしい。サークルで飲むとみんな限界を知らない。最初は会話が成り立つが途中からはうるさい。でもそれが学生という感じがして嫌いじゃない。声をかけたのは私からだ。「あなた一年?」「はぃ」はにか
なお さん作 [148] -
檸檬哀歌?
大学の横の桜並木はとてもキレイで春になれば新入生を歓迎するかのように満開に咲き誇る。私達が出会ったのも満開の季節だったね。春は新歓シーズン。門ではサークルがビラなどで勧誘している。でも大学3年にもなるとそれは見慣れた光景でドキドキもワクワクもしない。いい意味で慣れてある意味飽きていた。「今年の一年はイケメンぞろいだから必ずくるのよ」「え〜」「バカ騒ぎできるのも後一年なんだから!!七時に湖南だから
なお さん作 [176] -
夢乃Highテンション?
恋はするものでなく落ちるもの。何かの本に書いていた。恋はいつ落ちるか予想がつかない。もちろんいろんな出会いがある。その数だけ可能性がある。だから初めてでも再会でも恋をするとワクワクする。そう…Highテンションに。高校生になった私、北野はるは近所の居酒屋でバイトをしている。居酒屋のマスターがママの幼なじみでぐっちこと西口尚。陽気で面白い人。中学で陸上部だった私は膝を故障して前みたいに全速力で走れ
やっち さん作 [144] -
初恋-夏のかけら-
昔と何一つ変わらない場所。いろんな思い出がある。かくれんぼ、お昼寝、宿題、歌も歌って、泣いて、笑って…私達は境内階段に腰をおろした。彼が急に話しだした「オレらが初めてキスした場所だな」「えっ…あっ雨宿りして」雨宿りしていて止まない雨に私が泣き出して…「小さかったしな、キスとか思わなかったけど…」「けど?」彼がまっすぐ私を見る。「あの頃から、ずっと守っていこうって思ってたよ」まっすぐな言葉に涙が出
直 さん作 [125] -
初恋-夏の夜-
祭りも終盤、人が増えてきた。人混みは苦手だ。「少し歩ける?」彼が何気なく言った。「うん、大丈夫」私は行き先は聞かず彼についていった。祭りからでようと門にさしかかると理沙と亮太に会った。理沙が手を振り「もう帰るの?」と、声をかけてきた。「まぁ…」「そっかぁ〜残念だね。彼氏さん?」私は一瞬彼の方を向いてうなづいた。「邪魔するなよ、理沙」亮太がちょっと不機嫌そうに理沙に言うと理沙は舌を出して「バイバイ
直 さん作 [121] -
ジャスミン??
もし運命なんてことがあるならこんなに複雑にしなくてもいいのに…そう思った待ち合わせ四時より前にもう要くんはきていた。「ごめん、待った?」「いや、さっきだよ」うそ。先に頼んだコーヒーはもう半分ぐらいになっている。「話って何?」いつもと違う要くんに私は大事な話だと思った。「こないだ…遥に会ったって聞いたから」どうして要くんが…「圭吾から聞いたの?」「あぁ…」やっぱり圭吾も遥さんを知っていたんだ。「遥
直 さん作 [136] -
初恋-夏祭り-
彼は帰ってきてる間はなるべく私に会ってくれていた。もちろん親公認。幼なじみだったから普通に受け入れてくれていた。だから部活が終われば急いで帰る私を先輩や友達は織姫から姫なんてあだ名を付けられたりしたっけ。この頃には部活にもなれて聞かれたら先輩や友達には彼の話をしていた。思うに一番人と距離が近かった時期かもしれない。その日も部活後、会っていた。彼から突然…「明日、夏祭り行く?」「あっ明日だっけ?」
直 さん作 [295] -
初恋-夏の始まり-
梅雨があけ、夏が来た。照りつける太陽にも私の心は溶けないでいた。待ちにまっていた彼の帰国の日は明日に迫っていた。学校もあと3日で夏休みに入る。あれ以来、亮太とは何もない。理沙と亮太は学校でも有名な公認カップル。私はどんどん不思議な気持ちでいた。彼を好きな気持ちには変わらない。ただ亮太とのたった一度のキスが私の中で何か説明のつかない気持ちになっている。もちろん、理沙が幸せそうな姿は嬉しい。二人をど
直 さん作 [165] -
ジャスミン??
要くんと会うのは圭吾のお疲れ様会以来だった。「ごめんね、呼び出して」「いぇ」駅前は人混みで賑わっているのにここのカフェは静かだ。要くんと二人とかってあまりないから変な感じ。「圭吾から聞いた?」「何を?」「俺と理沙ちゃん…」何の話かわからなかった。要くんのいいにくそうな感じは余りいい話じゃなさそうだ。「ごめん、聞いてない」「そっかぁ…あのさ、俺…」そして私は二週間前のことを聞いた。理沙も圭吾も何も
直 さん作 [131] -
ジャスミン??
いつぐらい時がたったんだろう。二人で泣いて泣いてまた一歩、二人は歩みよれた気がしていた。「遥を圭吾くんが知ってる?ないでしょう」「でもね、会ってないのに口元のほくろ知ってたり…小さい声だったけど遥って名前言ってたんだよね」「わからない、だって圭吾くんは学年も学校も違うのに?」「わからない。だから聞けなかったんじゃない。」「そっかぁ、ごめんね」理沙にも相談したけど遥さんと圭吾を結び付けるものは何も
直 さん作 [241]