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アンヌ さんの投稿された作品が334件見つかりました。

 
  • 幸せの青い鳥

    トンネルの向こう側が見えるかい?怖がらないでホラ、のぞいてごらんよ。見えるだろう?たくさんの木々。枝にとまる色とりどりの小鳥たち。その中の一羽、そう、アレさ。幸せの青い鳥。掴みたいかいその手に?手のひらに乗せてごらんよ。あるいは肩にとまらせてみるとか。澄んだ声で呼ぶんだ。きっと羽を広げて君の元へ飛んでくる。優しい音色でさえずりながら。トンネルの手前までは来てくれるはずだから。後は少し勇気を出して
    アイ さん作 [466]
  • らすと・ふれんど

    あたしがここに立っていられるのは、君があの日、あたしのために泣いてくれたから。卒業式。あたしと離ればなれになるのが嫌で、君は顔をぐしょぐしょにして、震える声であたしの名前を呼んでくれたね。泣かないつもりだったのに、ひどいよ……。君の顔を見たら、涙が溢れ出してきて、止まらなかった。君はいつもあたしに愛を信じさせてくれる。笑わせてくれる。最高の、そして最後の、大切な大切な友達。あれからがらりと環境が
    なぁこ さん作 [500]
  • どうでもいい。

    君はいつも人の言うことに従順で立ち向かわなきゃって私が言ったらどうでもいいんだと頼りなく笑ったなんだかなあ切なくなったのは私の方でだってそうでしょう?君はどうでもいいんだからそれがどんなひどい言葉よりも悲しく感じてやるせなくてねぇ君は楽しい?生きてること知ってる?私は自由がよくて空が好き誰の命令にも従いたくないどうでもいいなんて思えないよ君と僕どうしてこんなに違うの?君はそこからどんな景色が見え
    アイ さん作 [390]
  • 想像の看守 ?―?

    あるのは部屋の真ん中に寄せられた銀色のテーブルが六つと、銀色の椅子が六脚。テーブルはこの<部屋>で勤務している想像の看守それぞれに一つずつ用意されている。他には、壁に設置された大きな本棚が五つ。どれも牢に閉じ込められた想像たちに関する資料で一杯だ。後は、インスタントココアがぎっしり詰まった箱が一つと、その上に載っている、常にお湯の沸いているポットが一つ。以上。「…………」見慣れた。見慣れたはずな
    ユウ さん作 [377]
  • わがまま

    優しい人に会いたくないのは、そういう人ですら闇を持っているから。いっそ最初から悪の方が、仕方ないなって許せたのに……。……どうして?私、信じてたよ?あなた達なら絶対に私を傷つけないって、信じてた。どうしてそういう事言うの?つらいの?悲しいから?他の人には言わないくせに、私が相手となると、みんな決まって意地悪になる。みんなが悪い人じゃないの、知ってるよ?みんなの事、大好きだよ?でもね、時々つらいん
    みぃ さん作 [517]
  • 私の居場所。

    両手に顔を埋めて泣いたあの日。涙は温かく指の間を伝っていった。空はそんな事お構いなしによく晴れてて。鮮明な青は今も胸に焼き付いてる。たくさん傷ついたね。たくさん傷つけてきたね。何を思ってあの時泣いたの?痛かったの、悲しかったの?今でもまだわからない。だって私あの頃のまま。両手に顔を埋めて泣いてる。世界は優しかったでしょ?息を吸えて歌うことができて。これ以上何を望むの?欲張りな私は、私だけの居場所
    アイ さん作 [408]
  • 想像の看守 ?―?

    銀のテーブルの上には、すっかり冷めてしまったココアが一つ。ルリはむっつりと不機嫌な顔でマグカップを取り上げると、ぐいっと残りを飲み干した。乱暴にカップをテーブルに置くと、ごん、と鈍い音が響いた。「ルリ……」ミドリが不安げにこちらを見ているが、ルリは見向きもしなかった。「クロはまだなの?」「まださっき発ったばかりだよ」「…………」ルリは立ち上がる。テーブルに手を置くと、落ち着くためにハァーと大きく
    ユウ さん作 [403]
  • 叫びたい。

    握った拳を開いた時、虚を見るのは嫌だから。見ないフリをして、また拳を握り締めた。何もナイ。ボクは何の為に生まれてきたんだろう……。絶望するくらいなら、夢なんて見るんじゃなかった。裏切られるとわかっていたなら、信じなどしなかったのに。空しさが胸を覆っていく。立ち直れなくする為に。誰かの悪意としか思えない……。そんな風にしか考えられないボクは、きっとバカで。頭の悪いガキなんだろう。だけど、いつだって
    アイ さん作 [508]
  • 想像の看守 ?―?

    つまりダイダイは――『死んだ』、と?裕一はどうすればいいのかわからなかった。喜んでいいのか、悲しんでいいのか。これで裕一がダイダイではないことが明らかになる。しかし――。「……オレは、認めねぇぞ」クロが全身を震わせながら、絞り出すような声で言った。愕然と目を見開いているが、赤みを帯びた顔から、彼の震えるほどの怒りが伝わってくる。クロは上を向くと、美術館中に響き渡る大声で叫んだ。「オレは認めねぇっ
    ユウ さん作 [419]
  • 想像の看守 ?―?

    クロは当然だという顔をする。「そりゃダイダイ、お前が人間になったから、ルリも道連れにされたら困るからに決まってんだろ」「……!」裕一は呆気に取られた。自分の耳を疑う。(ダイダイが、人間になった……?)想像の看守が異質な存在だということはわかっていたが、まさか。こいつらはそもそも、人間ですらないのか?もし万が一俺がダイダイだとしたら、つまり、俺は想像の看守で、想像の看守だった頃の記憶をなくしてて、
    ユウ さん作 [502]
 
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