携帯小説!(PC版)

トップページ >> エヌ さんの一覧

エヌ さんの投稿された作品が16件見つかりました。

  • 1
  • 2
 
  • 似たひと

    似たひとを好きになる。誰に似てる?わたし?あの人?あの人は言った「君と俺は似ている」じゃあ、今、わたしに近づいてる彼は?身代わりのように、愛そうと思う。彼を。あの人の身代わりに、彼を。……どうせ、報われない。愛しても愛しても、届かない。行き場が無い……だから、あの人への愛を、彼に、ぶつけようと思う。あの人に、与えられなかった熱を、……報われない。いまさら遅い。……だけど、身代わりが現れた。あの人
    エヌ さん作 [413]
  • としひろ

    未来なんて、欲しくない。永遠なんか、欲しくない。あなたが夢に現れた。今、あなたと会える場所は、夢だけか夢でしか会えない、あなた。目が覚める夢が終るああ、やっと、やっと、会えた、と思ったのに、やっと、やっと、あなたに触れたと、思ったのに、目が覚める永遠なんか欲しくない、その刹那でいい。夢のなかで抱き合うあなたと私。夢のなかでしか、会えないあなた。永遠なんか欲しくない。その、夢の一瞬でいい。ああ、何
    エヌ さん作 [337]
  • ゆめ

    なんで、ゆめに現れた?なぜ、ゆめに現れた?いとおしいひと。あいしているひと。こいしいひと。わたしの半身。わたしの影。わたしの片割れ。どうして、ゆめに出てきた?どうして、わたしのゆめまで来た?おかげで、今日は、心臓をえぐられる一日だった。今日も、明日もあさっても、今日までも、わたしを縛るために現れるの?ゆめに現れなくても、ちゃんとわかっているからね、ちゃんと、わかっているよ。いとおしいひと、あいし
    エヌ さん作 [443]
  • わたし

    わたし。わたしだと思っていた。いつか、あの人が選ぶ女。あの人が、留まる女。あの人が帰る女。帰る場所。もし、それが私だったなら、私は、出来る限りのことを、私が出来る全てを尽くし、あの人の帰る場所をつくる。美味しい物を作って、ゆっくり出来る空間を作って、あの人が愛するように、私の手を「きれいだ」と言ってくれたように、それがつづくように、私の全ての時間をかけて、あの人を待とう。あの人が、帰る場所が、わ
    エヌ さん作 [373]
  • 天上伝歌

    そらのかなたうえ。空の彼方かなた上。空を地上の海のように見渡す世界。そこに、太陽の一族、月の一族、星の一族、雲の一族、海の一族、火の一族、風の一族……………多くの多くの種族、多くの人々がいた。まるで地上の人間たちと同じように、それぞれにそれぞれの族をなし、それぞれに生きていた。絶対的な力を持つは太陽の一族。彼等無しには、何も何一つも、光は無く影も闇もなかった。
    エヌ さん作 [384]
  • 天上伝歌

    「月が、ふたつある。……月は、ふたつもあっては、いけないんだ」そう、誰が言った?地上にふたつ目の月が現れ、しばらく経つと言うのに……。ふたつ目の月が、だんだん大きくなり。多分、だいぶ前から、ふたつ目の月は現れていただろうに、太陽が昇り、沈む間は、現れていた月には気付かないだろう。いつの間にか、ふたつ目の月が現れた事にも。「月がふたつある……」「月は、ふたつもあってはいけないんだ」ああ、誰も気付か
    エヌ さん作 [412]
  • 欲しいモノ

    欲しいモノは、一つだけあった。それ以外のモノは、本当、必要でもないんだ。一つだけあるんだよ。欲しいモノ。それ以外のモノに囲まれて、手に入らない一つを忘れたいのか、ごまかしたいのか。モノが増えれば増える程、自分がくだらない存在に思える。空しく、仕方が無いからアルコールを呑む。呑めば呑む程、実際に下らない人間に墜ちる。堕ちる。落ちる、おちる。自分の下らなさを露呈するだけ、しようか。どうせ、下らない人
    エヌ さん作 [374]
  • 目の前に、ズン……と、大きな古い、朽ち果てるばかりの、表面がただれた、古い、暗い、黒い、幹が、私の前に横たえる。あぁ、私は幸せにはなれないのだ。と、暗い夜に現れた黒い幹に、立ちはだかれ、やっと気付く。あぁ、私は、幸せにはなれない。昼間は良い。朝、目が覚めれば、朝日を感じたくて、カーテンをひらき、窓も雨戸もあけ、冬空でも、朝の明るさを求める。昼間は、仕事や日々の作業に追い立てられ、自分の事を考えな
    さん作 [385]
  • 愛の言葉は、どこに届くのかあなたに届けたけい言葉。届くのか、届かないのか、それは、あの人でなければ、わからない。そんな事、どうでもいいし。届かなくても、吐き続ける。ここで、終えようか?終わるには、ちょうどいい。終わりにしようか?何も、最初からなかった事にしよう。終るよ、終る。さそうならだ。愛の言葉。吐けるだけ吐いて、さようならだ。
    エヌ さん作 [472]
  • 私は、意味の無い言葉を吐き続けた。吐き続けていた。何も意味を成さない言葉。何も、心がこもらない言葉。そう聞こえたでしょう。あの人には。あの時の、あの人には。実際、あの時の私には、何も無かった。意味は無く、心も無かった。空虚。あの時の、私を、取り返したい。取り返し、取り替えて、やり直す。意味のある言葉を吐く。心をこめる。あの人に、届くように。後悔している。全て、後悔している。止まったままの世界で。
    さん作 [653]
  • 1
  • 2
 
サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス