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海菜香 さんの投稿された作品が13件見つかりました。
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黒の光?
ホームルームが終わった。彼女を見る。彼女は僕を見る。そこへ、ミヨとタカシとケイトも来る。「お前、ノノカちゃんのこと惚れちゃったのか?」タカシは依然として笑っている。「タカシ君!そんなこと言ってわいけないのですわ!」「俺もそう思う。」ミヨとケイトはタカシを抗議する。「いや、違う。僕、この前、ノノカとあったことあると思うんだ。」「そんなの、この田舎にいる限り、どこかではあってるだろー」「そうじゃない
海菜香 さん作 [227] -
黒の光?
ホームルームが始まった。今日は急遽、転校先が来るらしく隣のタカシは、「かわいい子がいいな。」と言ってきた。ガラガラと扉が開く。ロン毛の子だった。黒板の前に止まり、こちらを見る。「あっ」つい一ヶ月前に一目惚れしたノノカだった。彼女は丁寧に自己紹介をしている。僕のことにはまだ気づいていないようだった。隣のタカシは、かわいいじゃん。と言っている。最後に、「ふつつかな私ですが、仲良くしてください」と言い
海菜香 さん作 [201] -
黒の光?
僕と彼女、ノノカとはそれから一ヶ月、合うことはなかった。僕は何とか立ち直り、近くにあるおばさんの家に住むことになった。おばさんは優しく、たくさん相談ものってくれた。それに、家もすぐ近くだったため、学校ももとと同じ学校だった。久しぶりに学校に行くと友達が話しかけてきた。それから今まで話をしたことのない男や女、皆が皆「残念だったね」「悲しいよね」「大丈夫だった?」などと聞いてくる。そんな奴らに僕はち
海菜香 さん作 [220] -
黒の光 ?
彼女は僕に言った。「あなた、誰?」何秒か、時間差で僕が口を開く。「その墓に入ってる人たちの子供。名前は利輝(トシキ)。」それは二週間ぶりに話した僕の声だった。「そう、あなたがトシキ…。私は、あなたの元嫁の子よ」時間だけが優しく過ぎる。風は彼女の髪毛を激しく揺らす。「父の…」「そう。あの人私を見捨てて出て行ったの。そして、身勝手に死んだ。」彼女の声は少し震えているように感じた。「あの人が出ていった
海菜香 さん作 [229] -
黒の光
何が僕をこんなにも苦しめたんだろう…そんなの分かっている。言われなくても分かっている。ただ考えたくないだけだ。僕の両親が二週間前に亡くなったのだ。ボーと空になってしまった僕の心。何も考えられない。否、何も考えたくない。僕は本能のままに両親の墓に向かって歩いていた。何も考えることもなく、田舎の森林に包まれた細い道を一人ぼっちで歩いていた。何十分か歩いたら墓についた。僕の両親の墓は一番奥にある。音な
海菜香 さん作 [282] -
愛を知りたい君へ END
彼がいなくなってすぐに、私はカミヤ君と付き合った。彼は優しく、私を愛してくれた。しかし、駄目だった。すぐに別れることになってしまった。そして、私もこの世を断った。 END
海菜香 さん作 [247] -
愛を知りたい君へ 5
「ごめん。待たせた?」「ううん。待ってない。」彼が優しく笑ってくれるのが、堪らなく嬉しい。「それじゃ」そう言って彼は教室に入った。私も自分の教室に入り、席に着いた。「サヤカ。」後ろから話かけられ振り向くとカミヤ君が立っていた。「何?」微笑みながら聞くと本を差し出した。「…昨日の本。」「え?もう読んじゃったの?」「あぁ」彼の手から本を取り、ありがとう、と答えた。それだけ聞くとカミヤ君はすぐに自分の
海菜香 さん作 [239] -
愛を知りたい君へ 4
「コウタ!?」私は、目を見開いた。「びっくりしすぎだ。」顔が少しだけ、熱く感じた。彼の顔をまともに見れない。「…ごめん…」いきなり謝られ、顔を上げた。「…その、今日、悪かった…」「……」声を発したいのに何を言っていいかわからない。「あんなことしようと思った訳じゃないんだ。ただ…久しぶりにサヤカと話ができて、嬉しかった。」嬉しかった。それは私も同じだ。心が温まったのがわかった。「…コウタ」コウタと
海菜香 さん作 [254] -
短歌や俳句である
淋しかと胸にひめしその想い実らかろうが我忘れがたし鏡見て我見つめなおす己の名父母への感謝をいたす頬染めて汝と歩こう崖の上
海菜香 さん作 [271] -
愛を知りたい君へ 3
『カミヤ君』それは、同じクラスの男の子。影ではクールだと評判がいい。女子に話しかけるようなタイプではない彼が今、私に話しかけてくれている。「何をそんなに驚いてる?」彼は屋上入口付近に座って本を読んでいた。「だってカミヤ君がいきなり話しかけるから!」本に向けていた顔をサヤカへ向けた。その顔は整っていて、かなりかっこよく思えた。あぁ、きっとカミヤ君みたいな人はコウタみたいなことはしないだろう。そんな
海菜香 さん作 [333]
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