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紫陽花 さんの投稿された作品が20件見つかりました。
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ふたりごと?
朝…。トモが来ない…。 連絡しても…しても…。 繋がらない…。 私は不安だった…。もう来ないんじゃないかと会えないんじゃないかと… 会いたい一心で連絡し続けた…。 繋がらない…。何があったの?私にはいつも何でも話してくれていたのに…。 リナのこと?バイトのこと??もう聞くすべもない…。 何も聞くことも話すこともできずに…。 後悔してもしきれない。トモ、ごめんね。私…。私、トモのこと守ってあげら
紫陽花 さん作 [373] -
ふたりごと?
リナがとうとう無断でバイトを休んだ…。 『ねぇトモ。なんでリナは休んだの?連絡ないよ。』 『んー…、いろいろあるんじゃないですか?オレもよく知らないっすよ。』 白々しい言い方だった。何かを隠しているようだった…。 『トモ。2年になれた?』 春が来てトモは大学2年になった。 『ギリギリっすよ。』 仕事は前よりもキツくなっていた…。バイトの人達にもバイト以上の働きが必要になっていった。 トモもそれ
紫陽花 さん作 [302] -
ふたりごと?
嫉妬心から私はリナを無視したりした…。 私…。リナに負けたの…。悲しさと悔しさしかなくなっていた。 リナなんてバイト辞めちゃえばいいのに…。 何度も何度も思った。 リナとトモは仲良さそうに二人で帰ることが多くなっていった…。 いつもなら休憩室でトモと話するのに…。その楽しみさえも奪われた……。 リナとトモがケンカをすると私は仲介してあげた…。 二人の心配をするフリをして何か別れる原因はないか
紫陽花 さん作 [181] -
日記〜6月〜
私の気持ちも分からないまま梅雨の時期に入った…。 あいかわらず彼と仕事をすると気になる…。 少しづつ職場にも慣れてきた…。 でも誰のこともよく知らない…。 あまり人のプライベートを聞きたくない。 以前、不倫騒動に巻き込まれたからである…。なぜか私はその時に中心人物の親友として悪者扱いされた。 でも彼のことは少なからず知りたかった…。 何も知らないまま時は進んでいく…。 話しもできないまま…
紫陽花 さん作 [117] -
ふたりごと?
叶うことのない想い…叶えられない想い… 私には彼氏がいる。彼氏と幸せになる道を選ぼう…。 トモとは何もなかったわけだし…。今までと何も変わらない。 そう決心した矢先だった。 いつも通りトモと話をしていた。 『リナのどこがいい?どこが好き??』 『どこかなぁ?顔は今風でかわいいよね。でもオレのこと好きってバレバレだったしね。オレのタイプは大村さんだよねッ!』 トモの口から思いがけない一言が出た…
紫陽花 さん作 [270] -
ふたりごと?
それからはしばらくトモと私と私の彼氏とリナ。4人で話をよくした。 秋だった…。リナが携帯を握りしめて泣いていた…。 『リナ…。どうしたの?』 つい聞いてしまった…。聞かなければよかった…。 『昨日トモに告ったの。返事がメールで今来て…。付き合うことになったんだ。』 崖から落ちていくような感覚だった…。 『よかったじゃん。これからも頑張ってね。』 この言葉は私の精一杯…。リナの顔がまともに見
紫陽花 さん作 [174] -
ふたりごと?
私とトモは仕事上の良き理解者となっていった…。 仕事が終わった後も休憩室でいつまでも…いつまでも話をした…。 話す内容はくだらない噂話や店長の文句。お互いの恋愛観などさまざまだった…。 トモと話をしていると疲れも吹っ飛んでしまうぐらい元気になれた。 トモの笑顔は太陽みたいで…トモの声は元気になる薬で… いつまでも…いつまでもこんなふうな関係が続けばいいのに……… そんな楽しい日々は長くは続かなか
紫陽花 さん作 [191] -
日記〜5月〜
かつて私は男に何ひとつ不自由したことがなかった勝手に近寄ってくる。自分から歩み寄らなくとも5月1日私は新たな生活と希望を胸に新しく配属先になった店舗に向かった。 一年前彼氏と別れた私は恋をすることを忘れていた もう27歳…。平均年齢22歳の職場には何も求めてなどいない。 ただ私が年下キラーとかつて呼ばれていたが…。 もう相手にされる歳でもないのが事実である。 実際に新しい職場は若い大学生達が
紫陽花 さん作 [162] -
ふたりごと?
『瀬山君。じゃぁ、このユニフォームに着替えてね。』 『はい。瀬山 友喜です。 よろしくお願いします。』 高校生か。 礼儀正しくてかわいい。 『あっ。瀬山君。ここがキッチン。』 私は瀬山 友喜に私の知っている限りの知識と技術を教え込んだ。 彼は私の熱心さにひたすら耳を傾け教え込まれた、知識、技術をみんなに知らせていってくれた。 『大村さんはいつもこんなに大変なこと一人でやってきたんですね。これ
紫陽花 さん作 [233] -
ふたりごと?
消ゴムが欲しい…。 私の心を綺麗に消してくれるヤツ…。 あの時アイツに会わなければ、よかった…。 こんな想い出消えちゃえばいいのに…。 あれは五年前の春だった。 私はファミレスのキッチンで、契約社員をしていた。 『お先に失礼します。』 『あっ!大村。 明日から一人高校生が 来るから頼むな。』 店長に帰りがけに言われた一言が私の運命をひっくり返すこととは、 この時は誰にもわからなかった…。
紫陽花 さん作 [316]
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