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彌喩 さんの投稿された作品が15件見つかりました。

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  • ボクノ‥コウカイ

    僕は自宅へと車をとばしていた。はやる気持ちを押さえ、開けることのない指輪の箱をにぎりしめ‥『ねぇ、今日なんの日か覚えてる?』玄関先まで追いかけてきたさおりに「大丈夫よ!」そうなだめて敦は会社へ向かった。まぁ、女の子には重要なよくある【記念日】と言う日だった。さおりには同棲三年目の記念日のつもりだろーけど、僕には人生一大事イベント、彼女流に言うと【プロポーズ記念日】になるのだ。夕方、元カノ
    彌喩 さん作 [424]
  • ワタシノ‥コウカイ

    自宅へと車で向かう私の視界に突如現れた物体が何なのか知るまでにそう時間はかからなかった。『ねぇ〜今日何の日か覚えてる?』さおりは敦に念を押すように問いかけた。「あぁ!大丈夫!7時までには帰れるよ!」敦はさおりの髪をクシャクシャしながら頭を撫でた。今日は女の子なら誰しもが幸せを全身に溢れ出させる【記念日】である。同棲三年目を迎える【記念日】。さおりには唯一気になる敦の元カノの存在があった。時間構わ
    彌喩 さん作 [349]
  • 月のメロディ

    夜空の高い遠い位置に「それ」は輝いていた。いくつかの星達をしたがえ微かに雲をまとい。正確に言えば「それ」も照らされてるにすぎないが‥月に目がいった瞬間、音楽が聞こえて来た。『なに?どこから?』私はカーステレオのボリュームを下げた。そしてもう一度、月を確認した。オーケストラと言うよりは四重弦楽奏のような、聞いたことのないメロディだった。病院からの電話で祖母の危篤を知らされ、向かう途中だった。『
    彌喩 さん作 [320]
  • 年上の女

    「ナぁオぉ〜!ねぇ起きてよぉ〜」「お買い物行くって言ったじゃんっ!!」モモはベットに横たわるナオに馬乗りになって体を揺さぶり起こすのに必死だったナオはと言うと『う〜ん行く行く‥』と返事はするものの連日の早出や残業の疲れに、もはや太刀打ち出来るはずもなかった。 どのくらい時間がたったのだろう。ふと気付くと部屋はシ〜ンとしていて重みも温もりもすっかり無くなっていた。『やっべえっ!』慌てて一階に行き
    彌喩 さん作 [712]
  • 僕は二度捨てられた

    『急にそんな事言われても…学校の問題もあるでしょ…』『向こうには小学生の連れ子がいるんだ』『あなたがおまえには渡さないって言ったのよ!』『状況が変わったんだ。俺にも未来をくれ!』会話の内容が聞こえて来なければ、一年前のごくありふれた日常の風景だ。だが、今の二人はかつてそう呼んでいたお父さん、お母さんではなく、視線さえ合わそうとしない僕の分裂前の細胞達だ。僕は中学二年で、どんな状況下でも感情を表さ
    彌喩 さん作 [431]
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