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ナツミ さんの投稿された作品が16件見つかりました。

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  • 厚着をする女、薄着でいい男

    ここに引っ越してきてからすぐのことだった。春先、荒れ狂う風の中にこの身を投じてしまったことをくやんでやまない。そう、女は外は春、内は冬のフロンティアに来たのだ。この強烈に暑く寒い風に対抗するべく、女は日に日に厚着になっていく。外は気まぐれで、嵐はたびたびやんだりもした。しかし、これは嵐の前の静けさであるだけなのだと次の瞬間知るのである。嵐はある男を境にして弱くも強くもなることに女は気づいた。当の
    ナツミ さん作 [586]
  • 泣けるもんかっ!

    このままじゃ悔しいからあの人に私のすごさを知らしめなければならないそう、まるで恋は邪魔者という映画のように沢山いるなかの一人なんていや私があなたのいるところまで上り詰めたとき私を切り捨てたことを後悔させてあげるわそしていつかまた会いましょう私の好きなまさおくんへ
    あかね さん作 [584]
  • 割引券の黒い部分

    最近、義務が多くなった友達との約束とて、楽しみがなくなってしまったここに行こうという声さえも五月蝿のようだこの前、前々からの約束であった温泉に行ったこれで義務を果たしたぞと思ったしかし、気をよくした私がアンケートに手を伸ばすと友もアンケートに手を付けた帰りにアンケートに答えた人に粗品がプレゼントが配られる 石けんと次回来たときの割引券が渡されたその時はどうも〜という軽い感じで受け取り友と車に乗り
    あかね さん作 [416]
  • 彼女の時間の使い方

    彼女とは母のことである『私は、子供との時間、彼氏、働いている自分全てが欲しいの…』という母は、時間の使い方がうまいしかし、それゆえこの前、気付かなくていい事実に気付いてしまったある日も、12時過ぎに彼氏から電話があり会いに行くことがあったその日は、夜勤であったが一睡もせずに仕事場に出かけているその数週間後、私とランチを食べに行く計画があったが30分遅れるかもというと、『じゃあ、帰ってくるのが2時
    ナツミ さん作 [482]
  • エンプティーヘッド

    夢の館空も海もセピア色の世の中でひときわ恐ろしくたたずんでいる毎日、朝がきて会社に行き、帰る頃には夜の一歩手前こんな生活のなかで、すっかり私の目は色彩を感知できなくなってしまった増え続ける重荷に、処理速度の低下私にフカを与える要因が後者ではないと言い切れなくなっていた夢の館は、会社と家を結んだ道の左側にある深くどんよりした館には誰も近づこうとはしない、しかし今の私はそんな館にさえ足を踏み入れよう
    ナツミ さん作 [423]
  • お笑い屋のブログ

    私は最近、あるお笑いの人のブログにはまってしまった彼はすごい経歴の持ち主だが、内面にはかなりの屈折した部分が見え隠れしているいや、きっと隠してはいないのだろう考えていることをその時の気持ちに添えて書くことにより"時"を保存しているのだちょっとくどらしいところを除けば、私には魅力的な人に思える私には変な癖がある見られるわけでもないのに、好きな俳優がこんな娘が好きだと聞けばそうなってやろうと思ってし
    ナツミ さん作 [468]
  • ある大学の話

    私は今、大学院修士2年化学科所属だこの大学に入った頃、カリキュラムが私の代から変わった先生の出す問題や傾向は変わらないが、ジャビーの審査を受け、パスするために色々な科目をとった第二外国語を取らなくていいぶん、いくらかましであったが、4年間で見事に更けてしまったあとで間に合わせのカリキュラムであることが分かった、一時期審査を無事パスできないかもしれないという噂が流れたとき教授等はひどくあせっていた
    ナツミ さん作 [504]
  • 自分に言いたいこと

    あ〜ぁこの落胆の声は一発で人の心に届きその人を傷つけるでしょうあなたがすることじゃないのよこの言葉は、言った人の態度がどうであれ、言われた人の心のなかに我が身の必要性の有無を植え付けるかもしれませんまだありますわたしにどうしろというのだわかってほしいだけです、他にはなにも望みませんあなたに期待してないから…そういっている人は、かつてそう言われた人が多いのです、許して差し上げなさい、彼らの心は貧し
    ナツミ さん作 [638]
  • 東京の人

    私はおそらく馬鹿なことをしているだろう返事が返ってこないことなど前からわかっていたはずなのに…それでもアドレスはそのままで、しなくていい期待をしてしまう彼に嫌われないように、ひと月に1回のペースでメールを送る返事は半年間ない彼は、初めての男であったその初めて会った男とその日に初めてキスを交わし、初めての夜を過ごした運命という言葉を彼は連呼していたが、今思えば女を酔わすための薬だと思って言った言葉
    ナツミ さん作 [391]
  • 25億円の行方〜最終話〜

    たわいもない話をしたあと彼からもらったエネルギーを糧に研究に没頭したその頃、会社にあるユニークな決まりが設けられた『利益をあげたものは、その利益の半分を所有する、またグループでの利益の場合は残り半分をリーダーが50%、残り50%はその人数で分ける』というものだった願ってもないチャンスだ、38億の利益をだせば命が助かる3年目、彼の命まで12ヶ月、向こうの医者の承諾が得られるまであと9ヶ月それまで行
    ナツミ さん作 [404]
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