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東雲 さんの投稿された作品が104件見つかりました。
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墓標
私の心に墓標が立つ時それは思いが一つ消えた時だ大切にしてた感情が跡形もなく消える一つまた一つ…その度に私は墓標を立たせるのだ私を知る友のためにいつか私の心が墓標で囲まれたら私が私でなくなってしまうでもきっと大丈夫大切な思いは消えないその墓標が証拠墓標をたどればその先に大切な感情は埋まってる墓標が宝の地図なのだ私の心に旗が立つ時それは思いが一つ甦った時だ
東雲 さん作 [300] -
眼前
貴方の眼には何が映っている?輝く美しい未来暗く悲しい過去輝く美しい生暗く悲しい死貴方は私を見ていると言うがたぶん きっと もしかしたら いや実際は貴方は遥か彼方を見ていたそう…貴方の眼の前には人などいないのだ私には見えない貴方には見える貴方の眼には何が映っている?
東雲 さん作 [301] -
稀跡
皆笑おうと人は言うがへらへらしていも意味はない皆笑おうと人は無理をするが悲しいことはそこらじゅうに溢れてる自分がどれほど幸せだと思う?この瞬間どれだけの人が死んでると思う?しかし人はまた人を殺すこの地球の全ての人よ全ての生き物よ全てのものよもうなくさないでほしい結果いつかは消えてしまうが自らの命を絶つようなことはしてくれるな笑いたいだろう泣きたいだろう話したいだろう動きたいだろう生きたいだろうね
東雲 さん作 [320] -
臆病者
お前は臆病者だ面倒なことはすぐやめる人前にはなるべくでない何かを成し遂げられないしかしお前は戦う臆病な自分と戦うその姿は正しいのだ臆病者からの脱出をすれのだお前は臆病者だお前は臆病者だが勇者だお前は臆病な勇者なのだ
東雲 さん作 [317] -
花火
あがる あがる色鮮やかな魂のぼる のぼる嫌いな思い出天に登り、雲を掴みに行くしかし届かない届かないとわかった瞬間大きな音と共に消える無くした思いは全てこのように黒のキャンバスに塗る赤い悲しみ黄色い苦しみ青い思い出緑の涙花火が美しく見えるのはこれらの感情が散るからだ
東雲 さん作 [455] -
嗚咽
ダレにも気づかれないようにダレにも悟られないように君は泣く静かに泣くしかしそんなことに意味はないダレも気づかないしナニも変わらないから当たり前だろ一人で泣くよりも二人で泣く二人で泣くよりも三人で泣くほら少しは悲しみが和らぐだろだから大丈夫 僕がいる涙は堪えなくていいんだよ大きな声で泣いていいんだよさあ…
東雲 さん作 [351] -
鞄
鞄に荷物を詰める大切な物を詰める落とさないように 持ち運べるように鞄の中では荷物たちが暗闇の中で社交ダンス鞄から取り出されるまでの夢の時間おっと主人よ あまり振り回さないでくれダンスが乱れてしまうだろ鞄の中の小さな世界僕も君もその世界にそう…僕たちは荷物と一緒に大切な夢も詰めていた
東雲 さん作 [377] -
人、ごみ
電線が切れて電車が止まった近くの駅で人々が代行バスを待つ最初はいつもの日常が壊れてみんな少しワクワクしてるそのうち時間が経つとだるい とかさむい とか帰りたいっていいだすそれを定期的に繰り返すそして人々は駅に群がりバスを待つキタナイふと客観的にみてそう思うこの人だかりが汚く見えて仕方なかった結局バスが来る前に電線が直り電線が動く電車に乗った人々はぼやくああこれならもう休みでよかったじゃんなら帰れ
東雲 さん作 [272] -
エインヘリャル
我らは戦うことをやめない目の前にいる敵を倒すのだ我らは死をも恐れない巡り 巡りまた此処にくる我らは名誉ある死を望む戦い 戦い 戦い 戦いぬくそれが我らの使命それが我らの誇り今だ今こそ、その剣を持て今こそ、この鎧を着ろ今こそ、あの盾を持て誇りある我らは立ち向かうのだ我らの勇敢なる魂は強い故に此処に誓おう我らは戦うことをやめない
東雲 さん作 [361] -
ユグドラシル
ああ神々しい大樹よたとえ貴方の下で戦争が起きようともたとえ貴方の近くで大災害が起きようとも決して貴方は倒れない人々は貴方の影に町を作りまた貴方の下で命が芽生える何百 何千年の時を貴方は生きてきた大地に力強く根を張り天に向かって手を伸ばすそうして人々を見守ってきただから大丈夫です貴方は一人ではありません貴方の枝には鳥たちが貴方の葉には虫たちが貴方の根元には人たちが貴方は命たちのふるさとなのですどう
東雲 さん作 [416]