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鯉人 さんの投稿された作品が8件見つかりました。
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ロット橋7
ブレイドは涙がながれこむ口をぽかんとあけておれのほうをみている。「まさか!!大佐、同姓同名の別人ですよ」やたらニヤニヤしてるなコイツ。「……そうかもな……」最初みたときから初めて会ったようなきがしなかったので、なんとなく納得できない気がした。ブレイドが少し落ち着いて言う。「ぼく…いま…した…ヒッく…大佐の隊に…っぐ…大尉として…ッ」「う……うそだろぉ…??おま……お前いくつだ」「28…」カレグは
鯉人 さん作 [321] -
ロット橋6
ブレイドがハの字のまゆ毛で目には涙をうかべている。「…男のくせにすぐ泣くなっていってんでしょ!!」リザはブレイドを睨み付けると痛烈な蹴りを背骨に食らわす。いてー!!「ん゙ぅぅぅぅ!!痛いよ痛いよ死にたくないよ!!」リザは呆れ顔だ「何いってんのこんなので死ぬわけ「ちがう…!!2人についてったら絶対死ぬって…そういういみ…で…」『あれ…?』俺は頭の中をよぎった記憶のせいで眉間にしわをよせた。んん゙ー
鯉人 さん作 [327] -
ロット橋5
俺は感嘆の表情で交互に二人をみた。「政府の援助なしに地下通路作るとはな…すごいな…!!」女は不思議そうな顔をしていう。「変な軍人ね…あたしはリザ・カウントリー。こっちは一昨日からうちで働いてるブレイド・ナウル」ブレイドが頭を下げる。カレグは少しこの二人に気を許したようだ。「名前は男前なんだな…俺はカレグ。中尉だ。こちらはウィル大佐だ。この先どこか行くあてはあるか?」「えぇ…」リザが眉尻をさげてい
鯉人 さん作 [332] -
ロット橋4
カレグが必死に笑いをこらえている。あーあ。かっこいい軍服が台無しだぜ?「ぷっ…」まあ……20代半ばぐらいの妖艶な美女が悪態をつきながら恐ろしいほど不幸顔な男(号泣している)に手をさしのべているのは確かに笑える…けどな。……「あたしたち地下通路ではたらいてたの。だから助かったのよ」カレグが疑わしい目で女を見ている。「むこうの軍は地下通路があることを知らなかったのか?」女は笑って手をひらひらさせる。
鯉人 さん作 [349] -
ロット橋3
「ちッ…あいつらイカレちまったな…40のジジィにどうしろっていうんだよ」「とりあえずセントラルへ向かいましょう。奴等に先をこされます。えー…大佐?」俺は笑ってカレグから銃を受け取った。「俺は一般市民。そうかしこまるなよ…ウィルでいい…ん…?」ゴドッ…『!!??』カレグがベルトから素早く銃を引き抜く。「誰かいるのか!?」ドンッ!!「あぁ…おいおい弾のむだづかいするなよ」「………ぁ…ぁのぅ…」顔色の
鯉人 さん作 [335] -
ロット橋2
「中尉のジョン・カレグであります!!レガート=ガ=ウィルさんですね?」敬礼をしたあと俺にこう聞いた。「ああ…そうだが…?」軍の掟を忠実に守り、俺にむかってうるさいほどさけぶ。「貴方にロット橋を守っていただきたいのです」……………!?「なっ!?ロット橋って…あのロット橋か!?」ロット橋はセントラルとその近郊の間に流れるロゥラ大河をつなぐ唯一の橋だ。ロゥラ河は危険だ。2年前に触れた物をすべてとかすマ
鯉人 さん作 [361] -
ロット橋1
「なぁ…お前…この戦争が…ほんとに終わるとおもってるのか…?」生暖かくて焦げ臭い風が俺の耳をなでながら言う『ほかにどうしろっていうんだ…』この場所で唯一無事な建物、俺命名“薄汚れた教会”の周りでは罪を犯した人間もそうでない人間も同じように地面に倒れて動かない。チッ…ヘタクソめ…内臓なんか(いろいろ)が口からほうり出されてやがる……またこの嫌な場所に来てしまった…10年もたって…。30の頃に大佐を
鯉人 さん作 [354] -
ロット橋
「なぁ…お前…この戦争が…ほんとに終わるとおもってるのか…?」生暖かくて焦げ臭い風が俺の耳をなでながら言う『ほかにどうしろっていうんだ…』ボロボロの教会の周りでは罪を犯した人間もそうでない人間も同じように地面に倒れて動かない。チッ…ヘタクソめ…内臓が口からほうり出されている……またこの嫌な場所に来てしまった…10年もたって…。30の頃に大佐をやめて…もう若くない。至極つまらない仕事だった。銃
鯉人 さん作 [426]
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