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難波 五郎 さんの投稿された作品が29件見つかりました。
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英雄育成学園魔法学科武術家志望者奮闘記・十一
[カッカッカッカッ]チョークが白い光りに包まれて宙を舞い黒板に文字を描いている。「はぁい皆席ついてぇ?」皆が席につくと浮いていたチョークが先生(?)の手元に降りてやがて光が消えた。「ワタシの名前はアンジー、アンジー・パプリカ、これから皆に魔法学を教えるよ。よろしくね。」一際キャピキャピした先生に俺を含めクラスの皆もボー然としている。「さぁ、じゃあ自己紹介ターイム…」「先生!お願いがあります」「っ
難波 五郎 さん作 [368] -
英雄育成学園魔法学科武術家志望者奮闘記・十
「ねぇなにしてんのぉ?」小さい女の子は俺とアルフレットの顔を交互に覗き込んでくる。「キミィ、邪魔をしないでくれるかなぁ!」アルフレットが女の子に向かって声をはりあげた。女の子は眼鏡の奥に見える大きな目をパチパチさせてアルフレットを見た。アルフレットは言葉を続ける。「今からこの無礼者に正義の鉄槌を喰らわせるのだから!」アルフレットは息巻いているが、俺は一切関わりたくはない。…無視だな…俺の結論を出
難波 五郎 さん作 [358] -
親父狩り〜東京職業探求結果〜【親父狩り狩り】
「いいから金出せや」親父狩りを生まれて初めて受けている。知らない奴にオッサン呼ばわりされて…他の四人はうすら笑い。「はぎとれよ」「きゃははは」だんだん腹が立って来た。俺にナイフを突き付けていた男が俺の服をまさぐっている。財布を探しているのか…男の注意がそれた。男のナイフを持つ手の親指の下に自分の親指を押し当てもう片方の手で手首を掴み体を捻りながら体重をかけてやる。男の手からナイフが離れた。そのま
難波 五郎 さん作 [468] -
親父狩り〜東京職業探求〜【ネットカフェの陣】
最近仕事を辞めて地元で仕事を探していたが見つからず…「こりゃ他県に行くしかないかな…」悩んだ末、東京で職探し…宿は…まぁ二、三日だからネットカフェでいいかと夜行バスで旅だった。東京について速ネットカフェで陣取り面接へ行く。某部品組み立て工場へ行き面接を受け陣へ帰還。合否を待つ。その日の夜、深夜二時頃無性に腹が減りコンビニまで買い出しに行く。歩いて数分コンビニ着……コンビニの前には数人の人影。まぁ
難波 五郎 さん作 [421] -
英雄育成学園魔法学科武術家志望者奮闘記・九
「き…キミィー!言うに事かいてばっ馬鹿貴族とは何事だー!」顔を真っ赤にして踊りながら叫んでいるアルフレット教室中の視線が俺達に向けられ、ノエルはその状況をケタケタと指を指して笑っている。「…はぁ」付き合いきれん。ため息もかれそうになっているとアルフレットが俺に指を指し叫んだ。「決闘だ!僕の家を侮辱してただではおけない。」「誤解のないように言っておくがお前の家を馬鹿にした訳じゃないぞ。」「なんだっ
難波 五郎 さん作 [341] -
英雄育成学園魔法学科武術家志望者奮闘記・八
「ふ…はは…そんな訳無いよね。この学園で推薦を受けた人間は学園創立以来只一人!」うざい…俺が推薦うける程の奴じゃないって言いたいのであろう…はぁ…そうであったらどんなに良かったか…「まぁ、君がどれほどの者かは知らないが、この僕、アルフレット・ミュゼアルに敵う輩ではないだろうがね」何だろうコイツは、勝手に話しかけてきて勝ち誇ってやがる。しばらくアルフレットの顔を眺めているとノエルが口を開いた。「ミ
難波 五郎 さん作 [453] -
英雄育成学園魔法学科武術家志望者奮闘・七
そう。俺はあんなガーディアンになりたくてキーに武術を習い、自分を高めるためにこの学園に来た。のだが…俺の学園生活は魔法学科から始まる。「憂鬱だ…」入学式が終わり教室に集合し皆が自分勝手な席についている。俺は一番後ろの一番隅に腰を下ろし机に突っ伏している。「リューク。暗いよ君ぃ…どうしたの?」ノエルが隣の席に腰掛け俺の顔を覗き込んでくる。「…さっきも言っただろ…俺は魔法使いにゃなりたくねーんだ」ノ
難波 五郎 さん作 [345] -
英雄育成学園魔法学科武術家志望者奮闘記・六
木材を切り出し住宅建設地へと運ぶ(ほとんどキーが持って行ったんだけど…)夕方には必要な木材の移動は終わった。「みなさんありがとう。今日はこのくらいでまた明日宜しくお願いします」キーは俺達に礼を言ってその日は解散になった。「いやぁキーさんたいしたもんだね」「じゃキーさんまた」キーは大きく手を降って村人達を見送った。その姿を見て、俺はもう村に、人々に馴染んでいるガーディアンに興味をもった。ガーディア
難波 五郎 さん作 [315] -
英雄育成学園魔法学科武術家志望者奮闘記・伍
村に来たガーディアンは、名を【キー・チャイルド】と言った。キーは、村の入口近辺に居住スペースをもらい、家を建て立てる為の木材を村人と共に切り出しに出掛けた。もちろん俺も一緒だ。子供が一緒に行ったって邪魔になるだけと思うかも知れないが、両親が死に一人暮らしをするということは責任ある村人の一人ということ、甘えてはいられない。事村のには率先して行わなければならない。村長が里親になってくれると言ってくれ
難波 五郎 さん作 [370] -
英雄育成学園魔法学科武術家志望者奮闘記
講堂ではおきまりの学園長の長い話が始まった。あくびまじりで視線を横に向けるとノエルが真剣に聞きいている。俺は…正直気分がのらない。「俺も武術学科に入れていればあんな風に…」ぼやきながら武術学科の方に目を向ける。何の為に此処にきたのか。俺は…〜リュークの回想〜俺の故郷は山間の小さな村、ラーメ、五歳の時に目の前で両親を魔物に殺され、一人で暮らしていた。村の者が魔物に襲われたという事で村長が一人の、ガ
難波 五郎 さん作 [383]