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爽香 さんの投稿された作品が5件見つかりました。

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  • 恋愛臆病者?

    翌日。深月は、奈生(なお)とカフェにいた。深月とは高校時代からの仲で、今はアパレル業界で販売員として働いている。マグカップに注がれたホットカフェラテをマドラーでゆっくり混ぜながら、奈生が言った。「で、翔吾って言ったっけ?その"メル友"だか"寝る友"だかってのは。」奈生がそう言うと、カプチーノを口にしていた深月は、慌てて弁解する。「やめてよ、人聞き悪い。"メル友"でも"寝る友"でもないわよ。」深月
    爽香 さん作 [138]
  • 恋愛臆病者?

    そのウエイターは、どうやら深花の保育園にも勤めているようだった。しかしこんな調子の深月は、さっきの言葉といい、深花の前でのこの変わり様といい、映太に強い不快感を感じていた。その夜。「もぉ、夕飯前にケーキなんか与えないで。深花、夕飯ほとんど食べなかったっていうじゃない。」「すいません…。」深花を寝かせた深雪は、深月の部屋にいた。「おやつは保育園で済ませてるんだから。」そのとき、深月はファミレスでの
    爽香 さん作 [81]
  • 恋愛臆病者?

    ファミリーレストランに入った二人。フリーペーパーのアルバイト求人誌を読む深月の目の前で、深花は嬉しそうにショートケーキを頬張っていた。「時給850円…ちょっと安いな。」一人でぶつぶつ言いながら、次々とページをめくっていく深月。そんな深月を、深花は不思議そうな表情で見つめていた。「月ちゃん。」「ん?」深月は、深花を見た。「オレンジジュース取ってくる。」「一人でできる?」「うん。」そう言うと深花は、
    爽香 さん作 [135]
  • 恋愛臆病者?

    深花の迎えは、いつもなら郁子の役目だった。それがよりによって、こんな日に深月が行くハメになるなんて、とことんツイていない自分に思わず溜息が漏れた。泣きすぎて腫れ上がった瞼、寝不足でできたクマに、荒れた肌…。そんな顔でもメイクでカバーする程の元気もなく、深月は、深花の待つ保育園までの道をとぼとぼと歩いていた。今年、六歳になる深雪の一人娘・深花には父親がいない。大学を卒業して今の会社に入社した深雪は
    爽香 さん作 [107]
  • 恋愛臆病者?

    "もう恋なんてしない。"いや、こんなありきたりな台詞では済まされない程、深月(みづき)は恋愛にうんざりしていた。そう、今の深月に相応しい言葉を、深月は呟いた。「もう男なんて要らない。」----------「お母さん、深月は?」慌ただしく帰宅してリビングに顔を出した深雪は、こたつで雑誌を読む郁子に問いかけた。郁子は、呆れたように溜息を一つつくと、「またいつもの病気よ。」と、煎餅を頬張った。それを聞
    爽香 さん作 [103]
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