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じゅりあ さんの投稿された作品が16件見つかりました。

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  • もう恋はしない?

    「何か用?」額に汗をかきながら問い掛ける。「実は、ヘッドフォンが木の枝に引っ掛かっちゃって…」…おいおい、また木登りかい。「水城ちゃんなら、背高いし、運動してるからとれるんじゃないかな〜って」「男子に頼めば良かったのに…」私は少しうなだれた。それがさぁ〜、と水嶋君が口を尖らせて言う。「皆、めんどくせ〜とか、男なんだから自分でとれ、とか言うんだよね」 …全くだ。水嶋君は確かにちょっと小柄な方。(で
    じゅりあ さん作 [437]
  • もう恋はしない?

    ―女子バスケ部部室前―\r『いつまでも過去にとらわれとって、何かえー事あるんか?』私は阿部やんの言葉を思い出し、立ち尽くしていた。阿部やんの言う事はもっともだと思う。でもなぁ…。はぁ〜っとため息。(伊原、もう来てんのかな…)ドアノブに手をかけた、その時、「水城先輩」背中で伊原の声がした。「おっ、おはよ」何故か慌ててドアノブから手を離した。「おはようございます。入らないんですか?」(…あれ?)案外
    じゅりあ さん作 [506]
  • もう恋はしない?

    「ゴメン…」伊原が大きく首を横に振る。「謝らないで下さい。あ、私こっち方面なんで…失礼しますね!ご一緒出来て嬉しかったです。では、又明日!」早口でそう言って頭を下げると、早々と走り去って行ってしまった。「何も言えなかったし…」小さくなった彼女の後ろ姿を見送って、ポツリと言葉になる。「あのぉ〜」後ろから聞こえた声にビクッとして振り返った。(今の聞かれてたかな…汗)と、決して丸くはない目を丸くしてし
    じゅりあ さん作 [688]
  • もう恋はしない?

    桜が散った跡の残る街路樹を、伊原と肩を並べて歩く。部活の事、進路の事、家庭の事。伊原が話している隣で私が相槌を打つ。しばらく世間話を続けていたが、急に伊原が黙り込んだ。「伊原、どした?」不思議に思って聞いてみた。「水城先輩は…」「ん?」隣にいるのに何だか聞き取りにくい。それくらい小さな声で話始めた。「水城先輩、自分の事はあまり話してくれないんですね…」「え…そうかな?」首の辺りをさすりながら応え
    じゅりあ さん作 [746]
  • もう恋はしない?

    「お疲れ様〜」ここは女子バスケ部の部室。汗だくになった部員たちが、疲れた〜などとぼやきながらゾロゾロと入って来る。「伊原。今日のパス、凄く良かったよ」私、川上 水城(一応ここの部長)はタオルで汗を拭いながら、後輩の伊原 弥生(二年)の肩を軽く叩いた。「水城先輩こそ、今日も素晴らしかったです。その…カッコ良かったです」ちょっと頬を赤らめて伊原がはにかんだ。伊原ちゃんてば可愛い〜。身長なんか私と10
    じゅりあ さん作 [736]
  • もう恋はしない?

    『ずっと好きでした!』スラッとした長身に甘いマスク。ずっと憧れて止まなかった先輩にやっとの思いで伝えることができた。高鳴る鼓動。秋の夕暮れに染まった綺麗な顔を、まともに見る事が出来なくて…俯いたまま彼の返事を待っていた。フッ…。?笑っている?私が顔はそのままで目だけをその声に向けると、視界に入って来たのは苦笑いを浮かべた先輩だった…。『冗談だろ?そんな男みたいな顔して、まじシャレになんないんだけ
    じゅりあ さん作 [1,015]
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